#contents *2020-03-28 Miles Davis - Birth Of The Cool @ Netflix [#e8655bcf] &youtube(34r017yYNa0); -これは傑作 -Miles Davis の人生と当時のアメリカの状況を、インタビューとその時代の特徴的な演奏でたどる *2020-03-28 Altered Carbon: Resleeved @ Netflix [#zdbfb44b] &youtube(HmDxxoFslzs); -日本の Production I.G. による Altered Carbon の外伝アニメ -楽しく見れたけど、なんというか "古い" んだよね。 -1995年の攻殻機動隊は、世界的に見て頭抜けた斬新な映像表現で、芸術だった。 -でも、それを 2020 年にやられても、もはや「普通」の量産アニメの一つになっちゃう。 -なにか新しいものを見せてくれるという期待感がある分、90年代の映像表現の正常進化版には、幾分がっかり感がある。 *2020-03-28 Startrek Picard @ Amazon Prime [#f42781fd] &jpg(evil ai humanoid); -明るい終わり方。善哉 -前半は連邦の暗部 --これまでの star trek シリーズは、ピカピカの未来が描かれていた --惑星連邦にも問題があるが、本質的に連邦の理念は安泰で、誤りがあれば正される --Picard では、ピカピカの「艦隊」を支える官僚機構や民間経済は息も絶え絶え、腐敗や無責任、貧困や治安の悪化が広がっている -後半はこれまでどおりの「水戸黄門」 --結局は長年のファンが見たいものを見せてくれたことになるんだけど、大団円とはいかない --問題は何一つ解決されていない --これも star trek が放送当時のアメリカの状況の裏表になっているようで良し |TOS|Star Trek: The Original Series|1966-1969|高潔な艦隊。クリンゴンとの冷戦| |TNG|Star Trek: The Next Generation|1987-1994|高潔な艦隊。惑星連邦の一人勝ち| |DS9|Star Trek: Deep Space Nine |1993-1999|複雑な外交関係。連邦は既知宇宙域の最大勢力だが、理念の違う勢力との協調が必要| |VOY|Star Trek: Voyager |1995-2001|漂流譚| |ENT|Star Trek: Enterprise |2001-2005|連邦草創期の冒険譚| |DSC|Star Trek: Discovery |2017 |一見平穏だったTOS時代の危機をはらんだ裏面史。AIへの恐れ| |PIC|Star Trek: Picard |2020 |制度疲労を起こしている連邦と、新しい希望の目。AIへの恐れ| 作中での時間の流れは #graphviz{{{ digraph god { node [fontsize="10px", fontname="IPAGothic"] subgraph cluster_0 { label="クリンゴンと冷戦\n連邦黄金期" TOS,DSC } subgraph cluster_1 { label="連邦一人勝ち" TNG } subgraph cluster_2 { label="銀河大戦" DS9,VOY } subgraph cluster_3 { label="ディストピア" PIC } ENT -> 連邦結成 連邦結成 -> TOS 連邦結成 -> DSC TOS -> "クリンゴン\nと和平" DSC -> "クリンゴン\nと和平" "クリンゴン\nと和平" -> TNG TNG -> DS9 TNG -> VOY DS9 -> "ロミュラン\nと和平" VOY -> "ロミュラン\nと和平" "ロミュラン\nと和平" -> PIC } }}} (クリンゴン=ロシア、ロミュラン=中国) *2020-03-27 東京都からの外出自粛要請、会社休業 [#mcbb916f] &jpg(無人); -[東京都] 週末向け新型コロナウイルス感染症に関するメッセージ(3月27日) 東京都知事の小池百合子です。 新型コロナウイルス感染症は、今が、爆発的増加になるかどうかの重大な局面です。 みなさん、週末は外出を避け、家で過ごしましょう。 また、食料品の供給などは滞りなく行われています。必要以上の買い物は控えましょう。 繰り返しお願いします、みなさん、週末は外出を避け、家で過ごしましょう。 ひとりひとりの行動がみんなの命を救います。 難局を一緒に乗り越えていきましょう。 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/governor/governor/katsudo/2020/03/27_00.html -それを受けて会社のビルも閉鎖 --3/28(土) --3/29(日) --3/30(月) --3/31(火) -月・火は、テレワーク。しゃらくさいので休みにした --多分 VPN がまともにつながらないんじゃないか・・・ --溜まっている todo もたくさんあるし -わざわざ土日も閉鎖を宣言するって、みんなどんだけ仕事好きなんだ・・・ --溜まっている 有給 もたくさんあるし -わざわざ土日も閉鎖を宣言するって、みんなどんだけ仕事好きなんだ・・・お前もなー( ´∀`) *2020-03-24 投資心理の循環 [#v1fc1779] |1|Optimism |楽観| |2|Excitement|陶酔| |3|Thrill |興奮| |4|Euphoria |幸福| |5|Anxiety |心配| |6|Denial |否定| |7|Fear |恐怖| |8|Desperation|自暴自棄| |9|Panic |混乱| |10|Capitulation|降伏| |11|Despondency |落胆| |12|Depression |憂鬱| |13|Hope |希望| |14|Relif |安心| |1|OPtimisum |楽観| #jpg(投資家の心理) *2020-03-22 デパートのエスカレータ半分止まってた [#nee58828] #ref(Evernote Snapshot 20200322 145709.jpg) *2020-03-22 徹底解説Visual Studio Code, 本間咲来, C&R 研究所, 2019 [#c7650e19] &amazon(4863542887,image); *2020-03-16 Altered Carbon:Seasion 2, Netflix, 2020 [#red161bf] &jpg(Altered Carbon Stack); -原作は Richard Morgan の Takeshi Kovacs 3部作の 3作目 -世界観 --人間は、心をデジタル化する方法をついに発見していて、(金さえあれば)永遠に生きることができるようになっている --身体感覚も現代と変わっていて、人間の本体は頚椎に挟み込まれている小さな "Stack"。脳を含む体は、乗り換え可能な "Sleeve"。 --光速を超えることはできないが、有り余る寿命を使って、亜光速の殖民船で他の恒星系に旅して植民地を作っている。ただし、超光速通信は実現されているので、恒星系をまたいで心だけ移動することはできる。(移動先の星で、心が入る Stack と Sleeve が必要なので、移動先はある程度の産業基盤がある Settled-world になっている必要がある) --植民地は The UN 配下の Protecture (保護国) と、地元政府によって支配されている。 -Takeshi Kovacs --日本の "Keiretsu-Kigyou" が出資して、東欧系の人間が移民した Harlan's World の生まれ --孤児 であったが Protecture (保護国) に少年兵として拾われて、最強の兵士となる --永遠の命に反対する Quellcrist Falconer 率いる反乱軍の鎮圧に加わるが、その考えに賛同して反乱に加わる --しかし、衆寡敵せず、Quellist 運動は保護国により鎮圧され、Takeshi Kovacs の Stack は無為に保管されることとなる -300年後 --地球のロサンゼルスで、大富豪により、軍用 Sleeve に入れられて復活する(Season 1) --大富豪の依頼を果たして、恩赦と莫大な報酬を受け取った Kovacs は、Quellcrist Falconer が生きていることを信じて、人類世界を渡り歩き、最後に生まれ故郷 Harlan's world に行き着く... (Season 2) -まぁ面白かった。カンフーアクションは退屈だけど、300年前の Quellist 運動の因縁、さらにそれに先立つ数百年前の Harlan's world 殖民当時の因縁が絡まって、今の危機に行き着く。それが最後にスッキリ解決というプロットは、後味良し -世界観の背景にあるディストピア感もまぁマイルドで、そんなに胃もたれをせず見られた。 *2020-03-11 星系出雲の兵站-遠征-3、ハヤカワ文庫JA、林譲二、2020 [#k25c8fd4] &amazon(4150314179,image); -出雲星系に植民して数千年たった人類の子孫の物語 -地球からの恒星間移民船で植民したことは伝わっているが、移民当時の状況や、地球がどうなったかは忘れ去られてしまった -そんな中で、人類世界のなかで第二の人口を誇る壱岐星系に敵対的な異星人 ガイナス が侵攻してきた -人類世界は、単に戦闘で勝つだけではなく、国家財政や民間経済が破綻しない範囲で軍需を賄わなければならない ---- -という、戦闘の裏側の兵站や経済の話が主だったはずだけど... -いつしか、ガイナス種族が誕生したであろう星系の探検や、数千年前に人類の植民船がいったんはその星系への植民を決めたが、取りやめになったことがあきらかになり、その謎解きが主題になっている -まぁ面白いからいいんだけどね、次どうなるんだろうと、無心で楽しめる *2020-03-01 Startrek Picard @ Amazon Prime [#l716f397] &jpg(Jean-Luc Picard); -配信されている第六話まで見る。正直見るのが辛い --時代は、連邦の宿敵ロミュラスの母星が超新星爆発で消滅してから数十年後。その救出作戦に失敗したピカードは、先祖代々のフランスのシャトーに引きこもってワインを作っている。 ---救出作戦に失敗したのは、ロミュラス救出作戦が実行される直前に、データをもとに作られた人工生命体の労働者が反乱を起こしたから。 ---そのせいで物語開始時点では、人工生命体はすべて破棄されて、研究も停止されている。 --そんなピカードのもとに、人間の女の子そっくりの人工生命体が助けを求めに来たが、ロミュラスの秘密警察に殺されてしまう。 --その女の子が、自分を救うために死んだデータの「娘」だと直感したピカードは、死んだ女の子にもう一人の双子 (同型機) がいることを知り、彼女を助けるために再び宇宙に飛び立つ -水戸黄門 (安心して見られる偉大なるマンネリ) を期待してみていたら、どぎついクライムサスペンスを見せられたような感じ -それはそれでいいんだけど、かつての声望を失い、なんなら厄介者のピカード元"元帥"を慕って集まったわずかな仲間が、毎回犠牲になるってどういうストーリ構成なんだよ *2020-03-01 Jack Ryan @ Amazon Prime [#n6e7c818] &jpg(Jack Ryan); -つまらないので途中で見るのをやめた -CIAとテロ組織の丁々発止の頭脳戦がレベル低すぎ -それはそれでリアルなのかもしれないけど *2020-03-01 虫籠のカガステル @ Netflix [#mc4984c9] &jpg(虫籠のカガステル); -これは、まぁ見られた -ゾンビ映画の虫版 -舞台設定にもうひとヒネリないと怖さが足りない *2020-02-29/03-01 疲れたので寝込む [#yb570909] *2020-02-22/02-25 疲れたので寝込む [#vf9a75c3] *2020-02-07 日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」, 東京国立博物館 [#o65b16b4] #ref(./izumo_yamato.jpg,20%) -https://izumo-yamato2020.jp/ -紀元前後の出雲・大和の遺物からそれぞれの文化を比較対象する。銅鐸・銅剣・銅矛の大量展示。当時の人間にとって”量産品”がいかに憧れの対象であったかを再体験できるような展示内容 -復元された銅鐸(撮影OK) #ref(coppeerbell.jpg) -おまけで、大和のブースでは、その後の飛鳥時代のオリエンタルの雰囲気が濃い仏像 -出雲のブースでは鎌倉時代・室町時代に奉納された鎧や刀剣 *2020-01-26 物語のプロットとしては悪くない [#z59a6350] #graphviz{{{ digraph G { graph[ rankdir = LR, ]; edge [fontsize="10px", fontname="IPAGothic"] node [shape=box, fontsize="14px", fontname="IPAGothic"]; ken [label="大物役者"] ann [label="大女優"] higa [label="中堅俳優"] ann -> higa [label="夫婦", dir=both] edge[constraint=false, style=solid]; kara [label="若手女優"] ken -> ann [label="娘・確執", dir=both] higa -> kara [label="愛人"] kara -> ann [label="憧れ", style=dashed] higa -> ken [label="憧れ", style=dashed] } }}} -美男美女のおしどり夫婦として知られていた某中堅俳優が、妻である大女優の妊娠中に若手女優と不倫していたことが発覚 -自分としては(自分には関係ないことなので)直接的に起きたことに特に興味はない。 -しかし、世の女性諸氏の琴線 (逆鱗 ⌣ ) に触れたらしく大変な報道合戦になっている。そいういう周りの騒ぎの様の方にはいささか興味がある --妊娠中に夫が他の女性のところに行ってしまい、そして戻ってこないという話の筋書きに対して、文化的以前に動物としての本能的な怖れがあるんだろう。 --近代文学にも江戸文学にも、平安・鎌倉の文学にもそういうプロットでいくつもの物語が書かれている。きっと、石器時代の洞窟でも語られていただろう -図に書いて、ちょっと想像で補助線を足してみると・・・確かにアガサ・クリスティーが大好物そうな舞台設定ですな。ネタに詰まったときの切り札プロットなのかもしれないけど *2020-01-24 武汉市封鎖 [#x087ba1b] &jpg(武汉医院); -東京新聞, 新型肺炎 1000万都市隔離 中国断行 武漢脱出、買いだめ…混乱も, https://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2020012402000148.html --「中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を封じ込めるため、中国政府は人口千百万人の大都市、武漢の事実上の封鎖、隔離という非常手段に踏み切った。個人の移動の自由より、全体の利益を優先する社会主義国家ならではの大胆な決断だが、一部の市民が封鎖前に脱出を図ったり、食料品の買いだめに走ったりするなど混乱もみられた。現地の日系企業や邦人への影響も大きい。」 -不幸中の幸いだが、2015年に武漢市に中国初のBSL4 (Bio safety level 4) 実験室が作られており、ウイルス自体の研究や治療法の解明に役立つだろう (棒読み) --中国大使館, 中国初のBSL4実験室完成, 2015/02/05, http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zgyw/t1234549.htm #ref(lab.png) --中国の BSL4 施設は、哈爾浜の獣医研究所と武漢の病毒研究所の2つ --そんなに都合よく潜伏期間が長い(= 感染が広まりやすい )病原体がぽっと出てくるもんなのかね・・・おや誰か来たようだ -BSL4 実験室自体は必要。エボラウイルス・マールブルグウイルス・天然痘ウイルスなどの治療法がない病気を疑われている患者が発見された場合、ウイルスの同定と患者の隔離をするために BSL4 実験室が必要。もし国内に一つもBLS4実験室がないと、持っている国に依頼する必要がある。 *2020-01-18 Expanse Season 4, Amazon, 2019 [#yc584a4c] &jpg(Ilus IV); -Season 5 の鬱展開の前の小休止 -作品世界の舞台 --近未来。核融合ロケット (Epstein Drive) が実用化されていて、太陽系内の移動は今日の地球上の船舶の移動と同じくらい簡単。でもワープ技術はなく星系をまたいでの移動はできない --月・地球:太陽系の最大勢力だが、人口過多で経済が停滞している --火星:最近地球から独立。軍事技術では地球より優位だが、数的には劣位 --小惑星ベルト:地球・火星の資源供給地だが、経済的に搾取されている --外惑星:木星・土星の衛星。宇宙で活動する人類に水と食料を供給している、やはり地球・火星に経済的に搾取されている --リング:海王星近傍に存在するワームホールゲート。数千の移住可能な恒星系とつながっている。数十億年前に太陽系に送り込まれて、Season 1 の直前まで機能を停止していた Proto-moleculer によって Season 3 で作られた。Proto-moleculer を送り込んだ古代種族( Builder )は何らかの理由で滅亡している -Season 4 --地球、火星、小惑星ベルト、外惑星、どの住民もリングゲートの先に移民したがっているが、上層部は Builder が滅亡した理由が謎なことから無秩序な移民を抑えようとしている --Season 4 の舞台は、小惑星ベルトとガニメデの難民が勝手にコロニーを築いた Ilus 星系 --豊富なリチウムを含む鉱床が発見されたことから、地球が治安部隊(民間軍事会社)と科学者のチームを派遣したが、派遣チームに移民によるテロで死傷者がでたために、我らが Rocinante 号が調停に派遣されるところからは話が始まる --Ilus 危機は大円団で終了。悪者は裁判にかけられ、移民は街を再建してそのままリチウムの採鉱が続けられることになる --その裏では、地球との和平に傾く火星政府から袂を分かった火星軍過激派が暗躍する。また、彼らを後ろ盾とする小惑星ベルトの過激派が、地球への大規模テロを計画し、その準備が着々と進む *2020-01-01 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続, 宮部みゆき, 毎日新聞出版, 2019 [#i4b181d8] &amazon(4620108456,image); -これは面白い。一級のエンターテインメント -江戸の大店「三島屋」では、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」の百物語をやっている -語り手は、理屈では割り切れない不思議な体験を語って肩の荷を下ろす。聞き手の若旦那「富次郎」にとっては社会勉強であり人生修行 -「泣きぼくろ」 富次郎が小さい頃、三島屋の近くにあった豆腐屋がいつの間にか廃業していた理由とは? -「姑の墓」 秩父のある豪農のしきたり : 村総出の花見に女は参加してはいけない。その理由とは? -「同行二人」 のっぺらぼうに付いてこられる事になった飛脚の話 -「黒武御神火御殿」 江戸版 "そして誰もいなくなった" ---- [[Random]]