マタイの福音書(The Gospel According to MATTHEW) †
第1章
- キリストの血筋について
- ユダヤ人の祖アブラハム → ユダヤ黄金時代を築いたダビデ王 → 大工のヨセフ
- キリストは、ヨセフの妻マリヤの子
- ヨセフとマリヤは許婚だったが、やることをやらないうちにマリヤが妊娠
- ヨセフは黙って別れようとしたけど、夢に主の御使いが現れ、マリヤが身ごもっているのは救世主であると告げられる
- そこでヨセフはマリヤと結婚し、生まれた子供をイエスと名づけた
- イエスが生まれるまで、ヨセフはマリヤとやることをやらなかった
第2章
- ちょうどベツレヘムでイエスが生まれたころ、星の運行から救世主の誕生を察知した東方三博士がイスラエルに到着
- 彼らは、イスラエルに救世主が誕生したことを共に祝おうとヘロデ大王の元へ赴く
- しかし、ヘロデ大王は救世主を自分の権力を脅かすものと考え殺そうと思った。そして、将来救世主となる幼子を特定するために、「わかったら知らせてもらいたい、私も行って拝むから」と言って三博士をベツレヘムへ送り出した。
- ヘロデ大王の魂胆を見抜いていた三博士は、ヘロデ大王にだまされたふりをしてベツレヘムへ赴き、ヨセフとマリヤに持ってきた財宝を与えてエジプトへ亡命させ、そのまま帰国した
- しばらくして、東方三博士にだまされたことに気づいたヘロデ大王は、救世主を確実に亡き者にするためにベツレヘムに住んでいる2歳以下の男の子を皆殺しにした
- ヘロデ大王が死ぬと、ヨセフとマリアとイエスはイスラエルに帰国し、ガリラヤ地方のナザレという町に住んだ
第3章
- その頃、ヨルダン川の河畔で、ヨハネが救世主の出現が近いことを訴えていた
- ヨハネは、人々に救世主が現れる前に罪を告白して洗礼(バブテスト)を受けることを勧めた
- イエスは、はるばるガリラヤからヨルダンへ旅をし、ヨハネから洗礼を受けた
第4章
- 洗礼を受けたイエスは、荒野で 40 日間断食をして瞑想にふけった
- そうこうするうち、ヨハネが捕らえられたことを知ったイエスは、ガリラヤへ帰って布教活動を開始した
- このころ、ペテロ*1・アンデレ*2・ヤコブ・ヨハネが教団に加わった
- 布教は順調に進み、多くの人がイエスに従うようになった
第5,6,7章 †
- イエスの隣人愛を説く演説
- 「心の貧しい者は幸いです、天の御国はその人のものだからです。」
- 「祭壇の上に供え物を捧げようとしているとき、もし兄弟に恨まれていることを思い出したなら、供え物はそのままにして、まず兄弟と仲直りをしなさい。それから、その供え物を捧げなさい」
- 「あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい」
- 「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」
- 「もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます」
- 「自分の宝は、天に蓄えなさい」
- 「栄華を窮めたソロモンでさえ、野のゆり1つほどにも着飾ってはいませんでした。きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか」
- 「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に十分にあります」
- 「あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたも量られるからです」
- 「求めなさい。そうすれば与えられます」
- 「捜しなさい。そうすれば見つかります」
- 「たたきなさい。そうすれば開かれます( Knock, and it will be opened to you. )」
- 「だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます」
- 「自分の子がパンを下さいと言うときに、だれが石を与えるでしょう」
- 「また、子が魚を下さいと言うのに、だれが蛇を与えるでしょう」
- 「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です」
- 「狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいっていく者が多いのです」
- 「いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです」
第8章
- この演説の後、イエスは病人を癒し、死者をよみがえらせる奇蹟を行った
- 悪霊に憑かれた人々を救ったとき、人間の体から追い出された悪霊は、近くの農園の豚に逃げ込んだ。豚は一斉に走り出し、次々と崖から湖へ飛び込んだ
- この様子を見た町の人々は、恐れおののいて、イエス一行に町から退去するよう懇願した
- イエス一行は、イエスの故郷へ帰った
第9章
- イエスは、故郷で賤民視されている人々とも分け隔てなくつきあった
- 「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です」
- 「わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない」
- 「わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです」
第10章 †
- イエスは、12使徒に奇蹟の起こし方を教え、布教の方針を示した
- そして、使徒を各地に遣わした
第11章
- このとき、ヘロデ大王の息子ヘロデ・アンティパス*3に捕られたヨハネは、未だに獄につながれたままであった。
- イエスは、人づてに、布教がうまく行っていることをヨハネに知らせた
- そして、ヨハネを褒め称え、ヨハネを受容しなかったユダヤ社会を非難する演説を行った
第12章
- 安息日に関する問答。安息日は「何もしてはならない」と律法に定められた日だが、安息日に良いことをするのは悪いことなのか?
- 「(財産の)羊が安息日に穴に落ちたら、それを引き上げてやらないでしょうか。人間は羊より、はるかに値打ちのあるものでしょう。それなら、安息日に良いことをするのは正しいのです」
- イエスが群衆に話しているとき、イエスの母と兄弟たちが、イエスに何か話そうとして外に立っていた。
- ある信者がイエスにそれを知らせると、
- 「わたしの母とはだれですか。また、私の兄弟たちとはだれですか。」
- 「天に折られるわたしの父のみこころを行う者はだれでも、私の兄弟、姉妹、また母なのです」といって無視
キリスト教が世界宗教となったことを象徴するエピソード
ユダヤ教 | 民族宗教 | 具体的な民族の伝統や慣習が基盤 | 参加者は氏族社会 |
キリスト教 | 世界宗教 | 抽象的なイデオロギーが基盤 | 参加者はイデオロギーを受け入れた人全員 |
第13章
- イエスがたとえ話でわかりやすく民衆に話しかけているのは、まずは自分の主張に興味を持ってもらうため。
- 無関心な人 → 「かれらは見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、また、悟ることもしないからです」
- 一度イエスの主張に興味を持ってもらえれば、もっと抽象的で難しい話を聞いてもらえる →「持っている者はさらに与えられて豊かになり、持たない者は持っているものまで取り上げられてしまうからです」
- 故郷での布教はうまくいかなかった
- 「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、家族の間だけです」
- 「イエスは、かれらの不信仰のゆえに、そこでは多くの奇蹟をなさらなかった」
第14章
- ヘロデ・アンティパスは、獄中のヨハネを処刑しようと考えていたが、民衆の反発を恐れて手を下せないでいた
- ヘロデの誕生日を祝う式典で、娘のサロメが皆の前で舞を披露してヘロデを喜ばせた
- ヘロデは、サロメに望むものは何でもやろうと約束した
- サロメがヨハネの首を望んだので、ヨハネは首をはねられた。そして、その首は盆に載せられてサロメのもとへ運ばれた
- それを聞いたイエスは郊外で集会を開き、病人を癒す奇蹟を行った
- 夕方になり、町からも遠いので、そろそろ解散しようと弟子がイエスに言うと
- イエス:「あなたがたで、あの人たちに何か食べるものを上げなさい」
- 弟子:「ここには、パンが5つと魚が2匹よりほかありません」
- ・・・(何かが起きて)・・・
- 人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの残りを取り集めると、12のかごにいっぱいにあった。食べたものは、女と子供を除いて、男5千人ほどであった
- 集会が解散した後、イエスは弟子たちと別れて、教団のキャンプとは湖を隔てて反対側にある山で祈ることにした。夜中の3時ごろ、イエスは湖の上を歩いてキャンプに帰り、弟子たちを驚かせた
- (ペテロもちょっとくらいなら水の上を歩けるらしい)
第15章 †
- イエス、またファリサイ派*4にけんか売る。
- ファリサイ派が、イエスの弟子の一人が手を洗わずにパンを食べたことを重大な律法違反だととがめたことに対して、ぐうの音も出ない反論をした
- 貧困層の間で支持を拡大していたイエスは、ふたたび7つのパンと小魚で、4千人(女子供を除く人数)を満腹にする奇蹟を行った。
第16章
- イエス、自分の死を予言して、ペテロに後事を託す。(ペテロの本名はバヨルナのシモン。このとき以降ペテロとよばれるようになった。ローマ教皇はペテロの後継者)
- 「あなたはペテロです。私はこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。」
- 「わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。なんでもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています」
第17章
- イエスは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて高い山へ行き、自身の本当の姿を見せた
- 「御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなった」
- 弟子たちは、イエスが旧約聖書の預言者モーセ・エリヤと話しているのを見た
- 下山するとき、弟子がイエスに、エリヤが復活してユダヤ人を救済するという伝説はどうなったのかと聞いた
- イエスは、エリヤはすでにヨハネとして復活したが、ユダヤ人がそれを拒み、あまつさえ迫害したと答えた
- そして、自分も同じ扱いを受けることになると語った
- このころ、イエスは最後の大事に向かって、無用な軋轢を避けるようになる。カペナウムの神殿に入るときの入場料を大人しく払った。(以前ならば、神の持ち物である神殿に入るのに、人間に入場料を払う必要はないとか言ってひと悶着)
- 「湖*5に行って釣りをして、最初に釣れた魚を取りなさい。その口をあけるとスタテル1枚*6が見つかるから、それを取って、わたしとあなたとの分として納めなさい」
第18章
- イエスは、キリスト教団に受難と迫害が迫っていることを予言し、それでも弟子たちに協力して信仰を守ることを諭した
- 「つまずきを与えるこの世は忌まわしいものです。つまずきが起こることは避けられないが、つまずきをもたらす者は忌まわしい者です。」
第19章
- 「創造者は、初めから人を男と女に造って、『それゆえ、人はその父と母を離れて、その妻と結ばれ、ふたりの者が一心同体となるのだ。』と言われたのです。それをあなた方は読んだことがないのですか。それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は神が結びつけたものを引き離してはいけません」
- 「母の胎内から、そのように生まれついた独身者がいます。また、人から独身者にさせられた者もいます。また、天の御国のために、自分から独身者になった者もいるからです。それができる者はそれを受け入れなさい」
- 「金持ちが神の国へはいるよりは、らくだが針の穴を通る方がもっとやさしい」(神の国へはいるには、何もかも捨てて、自身を神にゆだねなければいけない。金持ちの方が貧乏人に比べて捨てるものが多いだけ神の国へはいりにくい)
第20章 †
- イエスは、近いうちにエルサレムで十字架に架けられて死ぬことと、3日後の復活を予言
- 救済は「先の者があとになり、あとの者が先になる」ことを覚悟せよ
- いつから信仰し始めたかによらずに、キリスト教の信者は等しく救済される
- 人情として、古参の信者がおもしろくないのはわかるが、神から見れば古参の信者もにわか信者も等しく愛すべき対象である
- 「あなた方の間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい」
- 「あなた方の間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい」
- 「人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためためであり、また、多くの人のための、贖いの対価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じです」
第21章
- イエスはエルサレムに入る
- 迫害を挑発するような言動
- エルサレムに入るときに信者ににこう叫ばせた「ダビデの子ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に」
- 「イエスは、宮にはいって、宮の中で売り買いするものたちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛を倒された」
- イエスが遠出をして腹が減ったときに、たまたま近くにあったイチヂクの木から実を取ろうとしたところ、実がひとつもなかった。イエスは怒って木を枯らした
- ラビ(司祭)やファリサイ派の人々との議論の中で、ヨハネを拒んだユダヤから神の恩寵が離れたことを明言
「神の国はあなた方から取り去られ、神の国の実を結ぶ国民に与えられます」
第22章
- 神の恩寵の対象がユダヤ人から全人類に広げられたとはいえ、「招待される者は多いが、選ばれる者は少ないのです。」
- ファリサイ派の人々は、ローマにイエスを処罰させるための言質を取ろうと、ローマに貢納していることをどう思うか聞いた。イエスは、貢納が皇帝(カイザル)の肖像が刻印されたローマ金貨でなされていることから「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして、神のものは神に返しなさい」と答えて難を逃れた
第23章
- 「律法学者、ファリサイ人たちは、モーセの座を占めています。」(=言っていることは正しい)
- 「ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行い、守りなさい。」
- 「けれども、彼らの行いをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。また、彼らは重い荷をくくって、人の肩に載せ、自分はそれに指一本さわろうとはしません」
- 「また、宴会の上座や会堂の上席が大好きで、広場であいさつされたり、人から先生と呼ばれたりすることが好きです」
- 「あなた方のうち1番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。」
第24章
- イエスは、弟子たちに終末の日の予言をした
- この世の終わりの直前には、戦争や自然災害により人類は困難な時代を送ることになる
- この時代には、多くの偽予言者が現れるので、だまされないように気をつけろ
- 天地が崩壊する寸前にキリストが復活して御使(angels)を使わし、「選びの民(His elect)」を集めて救済する
第25章 †
- イエスは、弟子たちに最後の審判について語った
- 最後の審判の日がいつかは神のみが知っている。ずっと信仰を保ってきて、たまたま最後の審判の日に不道徳な行いをしたのだとしても、神の国へは入れない。→ 常日頃から油断なく正しい行いをしなさい
- 自分ひとりが信仰心を持っているだけではだめで、信者を増やすことこそ信者の務め
◎ | 主人から5タラント預かり、それを元手に10タラントにした使用人 | =大規模な布教に成功 |
○ | 主人から2タラント預かり、それを元手に4タラントにした使用人 | =地道に信者を増やした |
× | 主人から1タラント預かり、それを埋めておいた使用人 | =自分では正邪の区別がつき、それなりの見識もあるが世間と没交渉の隠者 |
△ | 自分には才覚がないとおもうなら、銀行に預ければ利息がついたのに | =一般信徒は伝道者を援助しろ |
- 「こうして、この人たちは永遠の刑罰にはいり、正しい人たちは永遠の命にはいるのです。」
第26章
- 第一幕(エルサレム近郊、ベタニア村の陋屋にて)
- イエスは、これらのこと(23〜25章)を話し終えると、2日後の過ぎ越しの祭りで捕らえられ殺されることを予言する
- イエスは、ある女から高価な香油を注がれる。弟子たちは、香油を買う金で貧しい人々に施しができたと非難するが、イエスは「なぜこの女を困らせるのです。わたしに対して立派なことをしてくれたのです。・・・この女が、この香油をわたしのからだに注いだのは、わたしの埋葬の用意をしてくれたのです。」と喜ぶ
- 第二幕(エルサレムの神殿にて)
- そのとき、12弟子のひとりで、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行って、こう言った。「彼をあなたがたに売るとしたら、いったいいくらくれますか。」すると、彼らは銀貨30枚を彼に支払った
- 第三幕(最後の晩餐。エルサレムの商家にて)
- イエス「あなたがたのうちひとりが、わたしを裏切ります」
- 弟子たちは非常に悲しんで、かわるがわるイエスにたずねた「主よ、まさか私のことではないでしょう」(Load, is it I?)
- ユダ「先生、まさか私のことではないでしょう」(Rabbi, is it I?)
- イエス「いやそうだ」(You have said it.)
- ユダ退場
- イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取って食べなさい、これはわたしの体です。」
- また杯を取り、感謝をささげて後、こういって彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために、多くの人のために流されるものです。」(後の聖餐式(聖体拝領)、聖杯伝説)
- 第四幕(オリーブ山の麓、ゲツセマネの園)
- 上手より、食事を終えたイエス一行が連れ立ってゲツセマネの園の舞台に登場する
- イエスは歩きながらペテロに「今夜、鶏が鳴く前に、あなたは3度、わたしを知らないと言います」と言いい、ペテロは「たとい、ごいっしょに死ななければならないとしても、私は、あなたを知らないなどとは決して申しません」と否定する
- イエスが祈りをささげるために下手から舞台を去ると、弟子たちはここ数日の緊張の糸が切れたのか眠りについてしまう。
- しばらくして、下手より戻ってきたイエスが弟子たちを起こして叱る
- ふたたび、イエスが舞台を去ると、弟子たちはうつらうつらし始め、2度目に戻ってきたイエスに叱られる
- もういちど、イエスが舞台を去ると、やはり弟子たちはうつらうつらし始める
- 3度目に戻ってきたイエスは、弟子たちを起こすと、もはや叱らずに「立ちなさい、さあ行くのです。見なさい。わたしを裏切るものが近づきました。」と逃亡を促した
- その言葉が終わらないうちに、ユダを先頭に大勢の暴徒が舞台上手より乱入
- ユダは、かねて申し合わせてあったとおり、イエスに口づけをして、暴徒に誰がイエスであるかを示した
- 暴徒はイエスに手をかけて捕らえた
- 残っていた信徒が剣をふるってイエスを救い出そうとするが、イエスは「剣をもとに納めなさい。剣を取るものはみな剣で滅びます」といってそれを制した
- 第五幕(大祭司カヤパの役宅の中庭)
- 中庭には、即席の裁判所がしつらえられている。
- 中央にはイエスが座らされ、大祭司カヤパをはじめとする神官たちと暴徒がそれを取り囲んでいる。
- 暴徒の中には、事の成り行きを見定めようとペテロが紛れ込んでる。
- 大祭司「私は、生ける神によって、あなたに命じます。あなたは神の子キリストなのかどうか。その答えを言いなさい。」
- イエス「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座につき、天の雲に乗ってくるのを、あなたがたは見ることになります。」
- 大祭司「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神をけがす言葉を聴いたのです。(みなさん)どう考えますか?」
- 暴徒「彼は死刑に当たる!」
- 暴徒は、イエスをリンチにかけはじめる
- それを見ていたペテロに、誰かが声をかける「あなたも、ガリラヤ人イエスといっしょにいましたね」。ペテロは「何を言っているのか、わたしには分からない」とごまかしその場を離れる
- カヤパの役宅の入り口まで逃れてきたペテロを見た女中が人々に叫んだ「この人はナザレ人イエスといっしょでした」。ペテロは「そんなひとは知らない」と打ち消してその場から逃げようとする
- しかし、さらに別の人が「確かに、あなたもあの仲間だ。言葉のなまりではっきりわかる」と言うと、ペテロは「そんなひとは知らない」と打ち消し、さらにイエスを呪う言葉を吐いてイエスとの関係を否定した
- ちょうどそのとき鶏が鳴き、ペテロは昨晩「鶏が鳴く前に3度、あなたは、わたしを知らないといいます」とイエスから言われたことを思い出した。
- ペテロは、安全なところまで逃れると激しく泣いた
27章
- 翌朝、イエスは縛られてローマ総督府に連行される
- それを見ていたユダは、「私は罪を犯した、罪のない人の血を売ったりして」と後悔した。そして、ユダは報酬の銀貨を神殿に投げ込んでエルサレム市内を去り、首をつって死んだ
- ローマ総督であるピラトは、イエスの罪状認否を行うが、イエスは「あなたは、ユダヤ人の王ですか?」との問いに「そのとおりです」と答えた他は、大祭司カヤパから提出された嫌疑にたいして黙秘した
- そのため、ピラトは、イエスに死刑判決を下さざるをえなかった。
- ピラトは、過ぎ越しの祭りの慣例で行われる恩赦の候補者としてイエスとバラバをあげて、ユダヤ人にどちらを助けるか選ばせた。(バラバは、ローマからのユダヤ独立を訴える熱心党の幹部。政治犯)
- ユダヤ人が、バラバの恩赦を選んだため、イエスが死刑に処されることが確定した。
- イエスは、総督府の中庭でリンチされ、いばらの冠をかぶせられた。
- そして、自身が磔(はりつけ)にされる十字架を背負わさて、刑場があるゴルゴタの丘まで市内を歩かされた
- イエスは途中で力尽きて十字架を背負っては一歩も動けなくなり、ちょうどその場に居合わせたシモンというクレネ*7人が代わりに十字架を背負ってゴルゴタの丘まで行った。
- ゴルゴタの丘まで行き着くと、イエスは手足に釘を打ち込まれて十字架に固定され、磔にされた
- 午後3時頃、イエスは「エリ、エリ、レマ、サバクダニ(わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか)」と叫んで息絶えた
- すると、地震が起き、郊外の墓地で死者が蘇ってエルサレム市内にやってきた
- 周囲を警戒していたローマ軍の百人隊長 (ロンギヌス) は非常に驚き、「この方は、まことに神の子であった」と言った
- イエスの遺体は、ローマ総督ピラトからキリスト教徒の豪商ヨセフに下げ渡された。
- ヨセフは、自分用に造ってあった立派な墓にイエスを埋葬した
- 埋葬にはマグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母、ペテロ・アンデレの母らが立ち会った
- (主要な弟子は身を隠している)
「エリ、エリ、レマ、サバクダニ」について
- 神を呪った言葉ではなく、神を賛美する言葉
- 「エリ、エリ、レマ、サバクダニ」は、Books 旧約聖書抄#Psalms の冒頭。
- 「エリ、エリ、レマ、サバクダニ」、神は祈りを聞いていないように見えるし、ときには理不尽なことも身に降りかかる
- しかし「主は貧しい人の苦しみを決して侮らず、さげすまれません。御顔を隠すことなく助けを求める叫びを聞いてくださいます」
- 詩編22を朗読しようとしたところ、冒頭で息絶えたと言う演出
28章
- 3日後、マグダラのマリアとヤコブとヨセフの母が、キリストの墓を見に行った
- すると、天の御使いが現れて、弟子たちにイエスが復活したことを知らせるよう命じた
- 御使いはイエスが復活した証を見せるために、墓を封印していた大きな石を脇へ転がし、すでにイエスの遺体が墓に無いことを示した
- 彼女たちは、急いで弟子たちのところへ向かった。すると、その途中で復活したイエスに会い、弟子たちにガリラヤへ集合するように伝えるよう頼まれる
- 11人の弟子が、ガリラヤ地方の指定された山へ集合すると、復活したイエスが現れた
- イエスは、これより世の終わりまで、キリストとして人類を祝福し続けることを弟子たちに伝えた
- そして、そのことを全世界に伝道するように命じた。
マルコの福音書 (The Gospel According to MARK) †
- イエスが、洗礼者ヨハネに出会ってから、処刑され、復活するまで話
- MARK 3:21 イエスの身内の者たちが聞いて、イエスを連れ戻しに出て来た。「気が狂ったのだ」と言う人たちがいたからである。
ルカの福音書 (The Gospel According to LUKE) †
- 洗礼者ヨハネの出自に関する記載。イエスが、洗礼者ヨハネに出会ってから、処刑され、復活するまで話
- 子供のいない老司祭夫婦が、神から授かった子がヨハネ
- LUKE 2 イエスが馬厩で生まれる話はルカの福音書のみ
- 「そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た」
- 「これは、クレニオがシリアの総督であったときの最初の住民登録であった」
- 大工のヨセフは、身重の妻マリヤとともに、現住所のナザレから本籍地のベツレヘムへ赴いて住民登録する必要があった
- 「マリヤは、月が満ちて、男子の初子を生んだ。それで、布にくるんで、飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」
- マタイの福音書と矛盾
- マタイの福音書では、イエスの生まれたのはヘロデ大王(BC73-BC4)の治世。救世主を抹殺するため2歳以下の子供をみな殺しにしたとすると、イエスの誕生は BC.6 〜 BC.4 。(ただし嬰児虐殺は史実ではない)
- ルカの福音書では、イエスの生まれたのは「クレニオがシリアの総督であったとき」(総督就任 AD.6。住民登録は AD.6 〜 AD.7)
- BC. Before Christ (英語で、キリストの前)
- AD. Anno Domini (ラテン語で、主の後)
- LUKE 10:25-37 善きサマリア人のたとえ(Parable of the Good Samaritan)
- 「ある人が、エルサレムからエリコへ下る道で、強盗に襲われた。強盗どもは、その人の着物をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにして逃げて行った。
- たまたま、祭司がひとり、その道を下って来たが、彼を見ると、反対側を通り過ぎて行った。
- 同じようにレビ人(祭司階級の氏族)も、その場所に来て彼を見ると、反対側を通り過ぎていった。
- ところが、あるサマリヤ人(賤民)が、旅の途中、そこに来合わせ、彼を見てかわいそうに重い、近づいて傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで、ほうたいをし、自分の家畜にのせて宿屋に連れて行き、介抱してやった。
- 次の日、彼はデナリ2つを取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『介抱してあげてください。もっと費用がかかったら、私が帰りに払います。』
- この3人の中でだれが、強盗に襲われた者の隣人になったと思いますか。」
- Wikipedia 善きサマリア人の法 : 緊急医療における医師の免責を定めた法律
ヨハネの福音書 (The Gospel According to JOHN) †
- 著者は、ゼベタイのヨハネといわれる。ガリラヤ湖の網元の子
- ペテロとともに初期キリスト教会の指導者
- 他に「ヨハネの手紙」「ヨハネの黙示録」を残す
- JOHN 1
- キリスト教団(ゼベタイのヨハネ派)の位置づけについて
- ユダヤ教との連続性を主張 (旧約聖書の創世記を改変している)
- 「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」
- 「この方は、はじめに神とともにおられた。」
- 「すべてのものは、この方によって作られた。」
- 「このかたに命があった。このいのちは人の光であった。」
- 「光は闇の中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。(The light shines in the darkness, and the darkness did not comprehend it.)」
- バプテスマのヨハネ教団との連続性を主張
- 預言者バプテスマのヨハネがイエスを救世主として認定
- バプテスマのヨハネは、バプテスマのヨハネ教団の信者であるアンデレをイエスに引き合わせた
- 救世主に会ったことに感動したアンデレが、後に一番弟子となる兄のペテロをイエスに引き合わせた
- (ペテロ:カトリックのローマ教皇はペテロの後継者。アンデレ:東方正教会のコンスタンディヌーポリ総主教はアンデレの後継者)
- イエスが親類の婚礼に呼ばれて水をぶどう酒に変える話
- JOHN 2:18-22
- (イエスは、カペナウムの神殿で、神殿内で商売をしている商人をたたきだした)
- (たたき出された商人たちが答えて言った)「『あなたがこのようにするからには、どんなしるし (sign) を私たちに見せてくれるのですか。』」
- 「イエスは彼らに答えて言われた。『この神殿をこわしてみなさい。私は3日でそれを建てよう』
- 「そこで、ユダヤ人たちは言った。『この神殿を建てるのに46年かかりました。あなたはそれを 3 日で建てるのですか?』
- 「しかし、イエスはご自分のからだの神殿のことを言われたのである。」
- 「それで、イエスが死人の中からよみがえられたとき、弟子たちは、イエスがこのように言われたことを思い起こして、聖書とイエスが言われた言葉を信じた」
- JOHN 5:17
- (イエスが安息日に病人を治したことを非難したユダヤ人に対して)
- イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。ですからわたしも働いているのです。」
- JOHN 6:43
- イエスは彼らに答えて言われた。「互いにつぶやくのはやめなさい (Don't murmur among yourselves.)」
- JOHN 8:7
- (ユダヤ教との連続性と刷新を主張するイエスに反論するために、律法学者とパリサイ人たちが、イエスの前に姦淫の罪で捕らえられた女を引き出してきて石打ちにしようとしている。ユダヤ教の律法によれば姦淫は重罪で石打にすべき、しかしイエス教団の説く博愛にもとづけば石打ち刑はすべきでない)
- イエスは身を起こして言われた。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
- (誰も石を投げられず、しばらくすると女一人が残された。イエスは彼女を諭して解放した(go and sin no more))
- JOHN 9:1-3
- またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた
- 弟子たちは、彼についてイエスに質問していった。「先生、彼が盲目に生まれついたのは、誰が罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」
- イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのではなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現れるためです。」
- JOHN 9:41
- 「もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなた方は今、『私たちは目が見える。』と言っています。あなたがたの罪は残るのです。」
- JOHN 11 ラザロを生き返らせる話
- JOHN 11:9
- イエスは答えられた。「昼間は12時間あるでしょう。誰でも昼間歩けば、つまずくことはありません。この世の光を見ているからです。しかし、夜歩けばつまずきます。光がその人のうちにないからです。」
- JOHN 11:39
- イエスは言われた。「その石*8を取りのけなさい。」死んだ人の姉妹マルタは言った。「主よ。もう臭くなっておりましょう。4日になりますから。」
- JOHN 11:50
- ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びない方が、あなた方にとって得策だと言うことも考えにいれていない (大司祭カヤパの発言。イエス教団の勢力拡大を放っておくと、ローマ帝国は自分たちユダヤ支配層を通じた間接支配を見限って、直接パレスチナの支配に望むのではないかとの懸念から)
- JOHN 13:34-35
- あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなた方は互いに愛し合いなさい。私があなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい
- もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたが私の弟子であることを、すべての人が認めるのです。
- JOHN 17:21
- 女が子を産むときには、その時が来たので苦しみます。しかし、子を産んでしまうと、ひとりの人が世に生まれた喜びのために、もやはその激しい苦痛を忘れてしまいます。
- JOHN 20:1-3
- さて、週の初めの日に、マグダラのマリヤは、朝早くまだ暗いうちに墓に来た。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。
- それで、走って、シモン・ペテロと、イエスが愛された、もうひとりの弟子のところへ来て、言った。「だれかが墓から主を取っていきました。主をどこに置いたのか、私たちには分かりません。」
- そこでペテロともうひとりの弟子は外に出てきて、墓のほうへ行った。
- 他の福音書と違う
- 最初にイエスが復活したのに気がついたのがマグダラのマリヤ
- 他の福音書では、主な弟子はエルサレムを離れて逃亡中。ヨハネの福音書では、ペテロとヨハネがエルサレムにいて、何が起きたか確認に走った
- ヨハネが「イエスが愛された弟子」と呼ばれている
- JOHN 21:18
- まことに、まことに、あなたに告げます。あなたは若かった時には、自分で帯を締めて、自分の歩きたいところを歩きました。しかし年を取ると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたの行きたくない所に連れて行きます(復活したイエスがペテロの運命を示唆)
- JOHN 21:22-23
- (ペテロが、復活したイエスにヨハネの運命について聞いたところ)「私の来るまで彼が生きながらえるのを私が望むとしても、それがあなたに何の関わりがありますか。あなたは、私に従いなさい。」
- そこで、その弟子は死なないという話が兄弟たちの間に行き渡った。
使徒の働き (The Acts of the Apostles) †
キリスト教団の立ち上げ †
- ACTS 1:3
- イエスは苦しみを受けた後、40日の間、彼らに現れて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠を持って、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。
- ACT 2:26
- (ユダが裏切って死んだので、候補者ふたりからひとりを選んで 12 使徒に加えることになった)
- そしてふたりのためにくじを引くと、くじはマッテヤに当たったので、彼は11人の使徒たちに加えられた。
- ACT 2:40 - 41
- ペテロは、このほかにも多くの言葉をもって、あかしをし、「この曲がった時代から救われなさい。」と言って彼らに勧めた。
- そこで、彼の言葉を受け入れた者は、バプテスマを受けた。その日、3千人ほどが弟子に加えられた。
- ACT 2:44 - 45
- 信者となった者たちは皆いっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。
- そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、みなに分配していた。
- ACT 5:1 - 5
- ところが、アナニヤという人は、妻のサッピラとともにその持ち物を売り、
- 妻も承知のうえで、その代金の一部を残しておき、ある部分を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。
- そこで、ペテロがこう言った。「アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、精霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。
- それはもともとあなたのものであり、売ってからもあなたの自由になったのではないか。なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」
- アナニヤはこの言葉を聞くと、倒れて息が絶えた。そして、これを聞いたすべての人に、非常な恐れが生じた。
- 青年たちは立って、彼を包み、運び出して葬った。
- ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
宗論を統一しキリスト教を世界宗教に †
- ACT 15:1
- さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなた方は救われない。」と教えていた
- ACT 15:7 - 12
- 激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めのころ、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人がわたしの口から福音の言葉を聞いて信じるようにされたのです。
- そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたの同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、
- 私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。
- それなのに、なぜ、今あなたがたは、私たちの先祖も私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首にかけて、神を試みようとするのです。
- 私たちが主イエスの恵みによって救われたことを私たちは信じますが、あの人たちもそうなのです。」
- すると、全会衆は沈黙してしまった
- ACT 15:19 - 20
- そこで、わたしの判断では、神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけません。
- ただ、偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血を避けるように書き送るべきだと思います
パウロの改心 †
- ACT 8:1 - 3
- サウロは、(キリスト教団幹部の) ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外の者はみな、ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた。
- 敬虔な人たちはステパノを葬り、彼のために非常に悲しんだ。
- サウロは教会を荒らし、家々に入って、男も女も引きずり出し、次々に牢に入れた。
- ACT 9:1 - 6
- さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、
- ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるように頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いてくるためであった。
- ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。
- 彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」という声を聞いた。
- 彼が、「主よ。あなたはどなたですか。」と言うと、お答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
- 立ち上がって、町にはいりなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです。」
- ACT 13:9
パウロによる布教 †
- シリア、ギリシャで非ユダヤ人に対する布教に成功
- ローマ市民権を持っているので、ローマの属国や出先機関では手を出せない
ローマへ †
- パウロは、エルサレムでユダヤ教徒に告訴される。他の使徒ならば形ばかりの裁判で処刑されてしまうところだが、ローマ市民権保有者なので、パレスチナにおけるローマ帝国の拠点カエサリアに護送されて、ローマの手による裁判が行われる
- 裁判自体は、ユダヤ教側がパウロに対して起こした告訴が却下される形で終結。(パウロは反ローマ運動を行っているわけではないので無罪。ユダヤ教の解釈の問題にはローマ帝国は介入しない。そっちで好きにやってくれ)
- パウロが控訴して、皇帝の親裁を求めたために、パウロはローマに護送されることになった。
- ローマにたどり着いたパウロは、ローマ郊外に被告として軟禁された。
- しかし、パウロの話を聞こうと連日大勢の人が押しかけて、ローマ人の間にも徐々に信者が増えていった。
ローマ人への手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to the ROMANS) †
- パウロからローマ在住の信者への教書。
- 基本的には隣人愛の大切さを説いている。
- 同性愛に対する解釈や、分派活動への警戒など、教団の内部秩序を維持することに腐心している様子が見て取れる
- あと、割礼問題に多くを割いている。(律法は大事で、割礼は律法で指示されていることだから、割礼をするのは立派なこと。でも、律法の本質は愛。本質さえ外さなければ、割礼なんて枝葉末節にすぎない)
- 早くもギリシャ哲学との融合が始まってますな
- エロース (ερω�[) :性愛
- フィリア (φιλια) : 隣人愛
- アガペー (αγαπη : 無償の愛
- ストルゲー (στοργ�) : 家族愛
- ROMANS 1:26-27 (同性愛は神から与えられた罰)
- こういうわけで、神は彼ら (「不義をもって真理を阻んでいる人々(ROMANS1:18)」) を恥ずべき情欲に引き渡されました。すなわち、女は自然の用を不自然な物に代え、
- 同じように、男も、女の自然な用を捨てて男どうしで情欲に燃え、男が男と恥ずべきことを行うようになり、こうしてその誤りに対する当然の報いを自分の身に受けているのです。
- ROMANS 12:9-21
- 愛には偽りがあってはなりません。悪を憎み、善に親しみなさい。
- 兄弟愛を持って心から互いに愛し合い、尊敬を持って互いに人を自分より勝っていると思いなさい。
- 勤勉で怠らず、霊に燃え(fervent in sprit)、主に仕えなさい。
- 望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。
- 聖徒の入用に協力し、旅人をもてなしなさい。
- あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。
- 喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。
- 互いに一つの心になり、高ぶった思いを持たず(don't set your mind on high things)、かえって身分の低い者に順応しなさい(associate with the humble)。自分こそ知者だなどとは思ってはいけません。
- だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人がよいと思うことをはかりなさい。
- あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。
- 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」
- もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。
- 悪に負けてはいけません。かえって、善を持って悪に打ち勝ちなさい。
- ROMANS 13:1-2 (王権神授説)
- 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によってたてられたものです。
- 従って、権威に逆らっている人は、神の定めにそむいているのです。背いた人は自分の身にさばきを受けます
- ROMANS 13:9-10
- 「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな。」という戒め、またほかにどんな戒めがあっても、それらは、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という言葉の中に要約されているからです。
- 愛は隣人に対して害を与えません。それゆえ、愛は律法を全うします。
- ROMANS 14:1-3
- あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。
- 何でも食べてよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜よりほかには食べません。
- 食べる人は食べない人を侮ってはいけないし、食べない人も食べる人をさばいてはいけません。神がその人を受け入れてくださったからです。
- ROMANS 14:7
- 私たちの中でだれひとりとして、自分のために生きている者はなく、また自分のために死ぬ者もありません。
- ROMANS 14:15
- キリストが代わりに死んでくださったほどの人を、あなたの食べ物のことで、滅ぼさないでください。(Do not destroy with your food the one for whom Christ died.)
- ROMANS 15:1
- 私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。
- ROMANS 16:17
- 兄弟たち。私はあなた方に願います。あなた方の学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。
コリント人への手紙 1 (The First Epistle of Paul the Apostle of the CORINTHIANS) †
- パウロからコリント地方(ギリシャ南部)の教会への手紙
- お前ら、性懲りもなくセクトに分かれて争っているそうだけど、いい加減にしろよ、と言う内容。
- 結婚すべきだとか、結婚すべきではないとか、割礼すべきだとか、しなくてもいいとか、神の愛への信仰に比べたらどうでも良い話なわけ。おのおの好きにすればいい。そんなことでセクト作って争ってるなんて、お前らどういうつもりなんだよ。
- これから、ギリシャ地方を回るから、そんときじっくり話そうや
- それからテモテが先に行くからよろしく
- あと、教会への献金は、オレが行く直前に集めるんぢゃなくて、日ごろから集めておくように
- CORINTHIANS1 1:10
- さて、兄弟たち。私は、私たちの主イエス・キリストの御名によって、あなた方にお願いします。どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください
- CORINTHIANS1 1:22
- ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシャ人は知恵を要求します
- CORINTHIANS1 5:9-10
- 私は前にあなたがたに送った手紙で、不品行なものたちと交際しないようにと書きました。
- それは、世の中の(=非キリスト教信者の)不品行なもの、貪欲なもの、略奪する者、偶像を礼拝するものとぜんぜん交際しないようにと言う意味ではありません。もしそうだとしたら、この世界から出て行かなければならないでしょう。(=教団内の非主流派を排除せよ!)
- CORINTHIANS1 9:24-26
- 競技場で走る人たちは、みな走っても、賞を受けるのはただひとりだ、ということを知っているでしょう。ですから、あなたがたも、賞を受けられるように走りなさい。
- また闘技をする者は、あらゆることについて自制します。彼らは朽ちる冠を受けるためにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。
- ですから、私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空を打つような拳闘はしてはいません。(Therefore I run thus: not with uncertainty. Thus I fight: not as one who beats the air.)
- CORINTHIANS1 13:4-7
- 愛は寛容であり、愛は親切です。また、人をねたみません。愛は自慢せず、傲慢になりません。
- 礼儀に反することせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
- 不正を喜ばずに、真理を喜びます。
- すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
- CORINTHIANS1 13:11
- 童の時は、語ることも童のごとく、思うことも童のごとく、論ずることも童のごとく也しが、人となりては、童のことを捨てたり。今我ら鏡もて、見る如く見るところ朧なり。されど、かのときには顔を対せて相見えん
コリント人への手紙 2 (The Second Epistle of Paul the Apostle of the CORINTHIANS) †
- パウロからコリント地方(ギリシャ南部)の教会への手紙
- ウチらの教団が大きくなってきたんで、地元の住人から嫌がらせを受けることが多くなってきた。気を確かに持ってがんばって信仰に励んでください。
- あと、セクトを作るの絶対だめだから
- CORINTHIANS2 4:8-9
- 私たちは、四方八方から苦しめられますが、窮することはありません。途方にくれていますが、行きづまることはありません。(We are hard pressed on every side, yet not crushed; we are perplexed, but not in despair; )
- 迫害されていますが、見捨てられることはありません。倒されますが、滅びません。(Persecuted, but not forsaken; struck down, but not destroyed)
- CORINTHIANS2 12:10
- ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、わたしは強いからです。
ガラテヤ人への手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to the GALATIANS) †
- パウロからガラテヤ地方(トルコ)の教会への手紙
- ユダヤ教の律法との連続性について
- 人類が幼稚であったとき、人類には神への信仰ということが理解できなかった。そこで、神は、御使いと仲介者に律法を作らせた。そして、ユダヤ人に律法を形式的に守らせることによって、結果的にユダヤ人が神への信仰から外れないように導いた。
- このたびキリストが十字架にかけられて、人類は、神への信仰という新たなステージに進歩した
- 新約(キリスト教) によって、旧約(ユダヤ教)の教えが無効化されるわけではない。しかし、もはや律法を一言一句遵守する必要はない
- 律法との連続性をめぐってセクトに分裂しているガラテヤ地方(トルコ)の教会への手紙。う〜ん、信仰を持たない者にとっては、この手紙で、すんなり各セクトが納得するとは思えない。ガラテア地方の人たちが悪いと言うよりも、そもそもキリスト教が抱える矛盾が原因だろう
エペソ人への手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to the EPHESIANS) †
- パウロからエフェソ地方(ギリシャ)の教会への手紙
- 今回の手紙は、セクト(分派)活動への警告ではなく、エフェソ地方の信者を祝福するもの。ふぅ
- 悪人正機?
- EPHESIANS 4:25-32
- ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。
- 怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。
- 悪魔に機会を与えないようにしなさい。
- 盗みをしているものは、もう盗んではいけません。かえって、困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい。
- 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。
- 神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。
- 無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい。
- お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを許してくださったように、互いに赦し合いなさい。
ピリピ人への手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to the PHILIPPIANS) †
コロサイ人への手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to the COLOSSIANS) †
- COLOSSIANS 3:8-9
- 互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは、古い人 (自分) をその行いといっしょに脱ぎ捨てて、
- 新しい人 (自分) を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです
- ギリシャ人キリスト教徒へ : 哲学とか偶像崇拝とかは捨てて、キリスト教徒として生きようね
- ユダヤ人キリスト教徒へ : 安息日とか割礼とかは捨てて、キリスト教徒として生きようね
テサロニケ人への手紙第1 (The First Epistle of Paul the Apostle to the THESSALONIANS) †
- おまえらは教えを良く守っている良い信徒だ。審判の日までこのまま頑張るように
- THESSALONIANS1 2:15
- ユダヤ人は、主であられるイエスをも、予言者たちをも殺し、また私たちを追い出し、神に喜ばれず、全ての人の敵となっています。
- THESSALONIANS 3:12
- また、私たちがあなたがたを愛しているように、あなた方の間の愛を増させ、満ちあふれさせてくださいに。
- THESSALONIANS1 4:16-17
- 主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下ってこられます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
- 次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
- THESSALONIANS1 5:3
- 人々が「平和だ。安全だ。」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。
- THESSALONIANS1 5:13-18
- その務めゆえに、愛をもって深い尊敬を払いなさい。お互いの間に平和を保ちなさい。
- 兄弟たち。あなた方に勧告します。気ままな者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、全ての人に対して寛容でありなさい
- だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、また全ての人に対して、いつも善を行うように務めなさい。
- いつも喜んでいなさい。
- 絶えず祈りなさい。
- 全てのことについて感謝しなさい
- THESSALONIANS1 5:21-22
- 全てのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。
- 悪はどんな悪でも避けなさい。
テサロニケ人への手紙第2 (The Second Epistle of Paul the Apostle to the THESSALONIANS) †
- THESSALONIANS2 1:6-7
- つまり、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、
- 苦しめられているあなた方には、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現れるときに起こります。
- THESSALONIANS2 2:2-12
- 霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。
- だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。
- 彼は、全て神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。
- 私がまだあなた方のところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。
- あなたがたが知っているとおり、彼がその定めたときに現れるようにと、いま引き留めているものがあるのです。
- 不法の秘密はすでに働いています。しかしいまは引き留める者があって、自分が取り除かれるときまで引き留めているのです。
- その時になると、不法の人が現れますが、主は御口の息をもって彼を殺し、来臨の輝きをもって滅ぼしてしまわれます。
- 不法の人の到来は、サタンの働きによるものであって、あらゆる偽りの力、印、不思議がそれに伴い
- また、滅びる人たちに対する悪の欺きが行われます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。
- それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。
- それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべてのものが、さばかれるためです。
- THESSALONIANS2 3:10-12
- 私たちは、あなたがたのところにいたときにも、働きたくないものは食べるなと命じました。
- ところが、あなた方の中には、何も仕事をせず、おせっかいばかりして、締まりのない歩み方をしている人たちがあると聞いています
- こういう人たちには、主イエス・キリストによって、命じ、また勧めます。静かに仕事をし、自分で得たパンを食べなさい
- なんかカルトっぽくなってきてますな
- 良いことだから布教しよう → 非キリスト教徒は最後の審判で滅ぼされる
- 分派活動は止めよう → 非主流派は悪魔の手先
- 破滅の時は近づいている
- 果物は腐りかけが旨いと言うけど、お話として読む分には、こっちの方が面白い。隣人としてはごめん被りたいけど
テモテへの手紙1 (The First Epistle of Paul the Apostle to TIMOTHY) †
- パウロから、エペソ地方の教会を統括するテモテへの指示書
- TIMOTHY1 1:6-7
- ある人たちはこの目当てを見失い、わき道にそれて無益な議論に走り、
- 律法の教師でありたいと望みながら、自分の言っていることも、また強く主張していることについても理解していません
- Understanding neither what they say nor the things which they affirm.
- TIMOTHY1 1:20
- その中には、ヒメナオ(Hymenaeus)とアレキサンデル(Alexander)がいます。私は、彼らをサタンに引き渡しました。それは、神を汚してはならないことを、彼らに学ばせるためです。
- TIMOTHY1 3:10
- まず審査を受けさせなさい。そして、非難される点がなければ、執事の職に就けなさい。
- But let these also first be tested; then let them serve as deacons, being found blameless.
- TIMOTHY1 4:9
- このことばは、真実であり、そのまま受け入れるに値することばです
- TIMOTHY1 4:11
- TIMOTHY1 5:16
- もし信者である婦人の身内にやもめがいたら、その人がやもめを助け、教会には負担をかけないようにしなさい。そうすれば、教会はほんとうのやもめを助けることが出来ます。
- TIMOTHY1 5:20
- 罪を犯している者をすべての人の前で責めなさい。ほかの人をも恐れさせるためです。
- TIMOTHY1 5:23
- これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、たびたび起こる病気のためにも、少量のぶどう酒を用いなさい。
- TIMOTHY1 5:24-25
- ある人たちの罪は、それがさばきを受ける前から、だれの目にも明らかですが、ある人たちの罪は、あとで明らかになります。
- 同じように、良い行いは、だれの目にも明らかですが、そうでないばあいでも、いつまでも隠れたままでいることはありません。
- TIMOTHY1 6:7-8
- 私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。
- 衣食があれば、それで満足すべきです。
テモテへの手紙2 (The Second Epistle of Paul the Apostle to TIMOTHY) †
- TIMOTHY2 2:5-6
- また、競技をするときも、規定に沿って競技をしなければ栄冠を得ることはできません。
- 苦労した農夫こそ、まず第一に収穫の分け前にあずかるべきです。
- TIMOTHY2 4:4
- 真理から耳をそむけ、空想話にそれて行く時代になるからです。
- TIMOTHY2 4:16
- 私の最初の弁明の際には、私を支持するものはだれもなく、みな私を見捨ててしまいました。どうか、彼らがそのためにさばかれることのありませんように。
テトスへの手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to TITUS) †
- パウロから、クレタ島の教会を統括するテトスへの指示書
- TITUS 2:12-13
- 彼らと同国人であるひとりの予言者がこう言いました。「クレテ人は昔からのうそつき、悪いけだもの、なまけ者の食いしんぼう」
- この証言はほんとうなのです。
- One of them, a prophet of their own, said, "Cretans are always liars, evil beasts, lazy gluttons."
- This testimony is true.
ピレモンへの手紙 (The Epistle of Paul the Apostle to PHILEMON) †
- ローマで軟禁中のパウロから、コロサイ地方の有力檀家であったピレモンへの手紙
- 「お宅のところから逃亡した奴隷のオネシモ (Onesimus) は改心したから赦したって」
- この書簡からは、奴隷身分から解放せよといっているのか、逃亡を赦して再び奴隷として召し使ってやれとっているのかは不明
- 南北戦争では、奴隷制度支持派と反対派の双方が、自説の根拠にピレモンへの手紙を挙げた
- PHILEMON 11
- 彼は、前にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私のとっても、役に立つ者となっています。
ヘブル人への手紙 (The Epistle to the HEBREWS) †
- ユダヤ人のキリスト教信者への手紙。
- キリスト教は、ユダヤ教のマイナーバージョンアップではなくて、メジャーバージョンアップだよ
- 教義や組織は似ている
- しかし、キリストによる血の契約の前後では、人間と神との関係は全く変わってしまった
- 何がどう違うのか、信仰を持たない私には理解不能 ただ、世界宗教となるためには、ユダヤ教との断絶が必要だった事は理解できる
- HEBREWS 1:1-2
- 神は、むかし先祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、
- この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。
- HEBREWS 2:1
- ですから、私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されないようにしなければなりません。
- Therefore we must give the more earnest heed to the things we have heard, lest we drift away.
- HEBREWS 2:18
- 主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。
- For in that He Himself has suffered, being tempted, He is able to aid those who are tempted.
- HEBREWS 6:16
- 確かに、人間は自分よりすぐれた者をさして誓います。そして、確証のための誓いというのものは、人間のすべての反論を止めさせます。
- HEBREWS 8:7
- もしあの初めの契約が欠けのないものであったなら、後のものが必要になる余地はなかったでしょう。
- HEBREWS 8:13
- 神が新しい契約と言われたときには、初めのものを古いとされたのです。年を経て古びたものは、すぐに消えていきます。
- HEBREWS 16:17
- 遺言には、遺言者の死亡証明が必要です。
- 遺言は、人が死んだとき初めて有効になるものであって、遺言者が生きている間は、決して効力はありません。
- HEBREWS 10:1
- 律法には、後にくる素晴らしいものの影はあっても、その実体はないのですから、律法は、年ごとに絶えずささげられる同じいけにえによって神に近づいて来る人々を、完全にすることができないのです。
- HEBREWS 11:1
- 信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。
- HEBREWS 12:8
- もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生子であって、ほんとうの子ではないのです。
- HEBREWS 12:11-12
- すべての懲らしめは、その時は喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実( the peaceable fruit of righteousness )を結ばせます。
- ですから、弱った手と衰えたひざとを、まっすぐにしなさい。
- HEBREWS 16:16
- 善を行うことと、持ち物を人に分けることを怠ってはいけません。神はこのようないけにえを喜ばれるからです。
ヤコブの手紙 (The Epistle of JAMES) †
- パレスチナを離れているユダヤ人キリスト教徒への手紙
- JAMES 1:2
- 私の兄弟たち。様々な試練に遭うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい
- JAMES 1:20
- 人の怒りは、神の義 (righteousness) を実現するものではありません。
- JAMES 1:24
- 人は行ないによって義と認められるのであって、信仰だけによるのではないことがわかるでしょう。
- JAMES 3:3
- 馬を御するために、くつわをその口にかけると、馬の体全体を引き回すことができます。
- (「くつわをその口に書けると」= 自分の考えや人との接し方を節制すれば)
- JAMES 3:9
- 私たちは、舌をもって、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌をもって、神にかたどられて造られた人をのろいます。
- JAMES 4:1-2
- 何が原因で、あなた方の間に戦いや争いがあるのでしょう。あなた方の体の中で戦う欲望が原因ではありませんか。
- あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなた方のものにならないのは、あなたがたが願わないからです。
- JAMES 5:6
- あなたがたは、正しい人を罪に定めて、殺しました。かれはあなたがたに抵抗しません。
- JAMES 5:20
- 罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなた方は知っていなさい。
- Let him know that he who turns a sinner from the error of his way will save a soul from death and cover a multitude of sins.
- (なんか、深い意味がありそうだけど、和訳版はもとより英語訳版の意味もわからん)
ペテロの手紙 第1 (The First Epistle of PETER) †
- 1PETER 3:9
- 悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。
- 1PETER 4:4
- 彼らは、あなたがたが自分たちといっしょに度を過ごした放蕩に走らないので不思議に思い、また悪口を言います。
- 1PETER 5:3
- あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。
ペテロの手紙 第2 (The Second Epistle of PETER) †
- 2PETER 1:5-7
- こういうわけですから、あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、
- 知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、
- 敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。
- 2PETER 1:15
- また、私の去った後に、あなたがたがいつでもこれらのことを思い起こせるよう、私は努めたいのです。
- 2PETER 1:16
- 私たちは、あなたがたに、私たちの主イエス・キリストの力と来臨とを知らせましたが、それは、うまく考え出した作り話に従ったのではありません。この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです。
- 2PETER 1:20
- それには何よりも次のことを知っていなければいけません。すなわち、聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。
- 2PETER 2:12
- ところがこの者どもは、捕えられ殺されるために自然に生まれついた、理性のない動物と同じで、自分が知りもしないことをそしるのです。それで動物が滅ぼされるように、彼らも滅ぼされてしまうのです。
- 2PETER 3:9-10
- 主は、ある人たちが遅いと思っているように、その約束のことを遅らせているのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。
- しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。
- 2PETER 3:12
- そのようにして、神の日の来るのを待ち望み、その日の来るのを早めなければなりません。その日が来れば、そのために、天は燃えて崩れ、天の万象は焼け溶けてしまいます。
- 2PETER 3:16
- その中で、ほかのすべての手紙でもそうなのですが、このことについて語っています。その手紙の中には理解しにくいところもあります。無知な、心の定まらない人たちは、聖書のほかの箇所のばあいもそうするのですが、それらの手紙を曲解し、自分自身に滅びを招いています。
ヨハネの手紙 第1 (The First Epistle of JOHN) †
- 1JOHN 2:15-18
- 世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません
- すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。
- 世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行う者は、いつまでもながらえます。
- 小さい者たちよ。今わ終わりの時です。
- 1JOHN 3:13
- 兄弟たち。世があなた方を憎んでも、驚いてはいけません。
- 1JOHN 4:1
- 愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。
- 1JOHN 4:12
- いまだかつて、だれも神を見た者はありません。もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。
- 1JOHN 5:17
ヨハネの手紙 第2 (The Second Epistle of JOHN) †
- 2JOHN 1:10-11
- あなたがたのところに来る人で、この教えを持って来ない者は、家に受け入れてはいけません。その人にあいさつのことばをかけてもいけません。
- そういう人にあいさつすれば、その悪い行ないをともにすることになります。
- 2JOHN 1:12
- あなたがたに書くべきことがたくさんありますが、紙と墨でしたくはありません。あなたがたのところに行って、顔を合わせて語りたいと思います。私達の喜びが全きものとなるためにです。
ヨハネの手紙 第3 (The Third Epistle of JOHN) †
- 3JOHN 1:11
- 愛する者よ。悪を見ならわないで、善を見ならいなさい。善を行なう者は神から出た者であり、悪を行う者は神を見たことのない者です。
ユダの手紙 (The Epistle of JUDE) †
- JUDE 1:10
- しかし、この人たちは、自分には理解もできないことをそしり、わきまえのない動物のように、本能によって知るような事がらの中で滅びるのです。
- But these speak evil of whatever they do not know; and whatever they know natually, like brute beasts, in these things they corrupt themselves.
- JUDE 1:16
- 彼らはぶつぶつ言う者、不平を鳴らす者で、自分の欲望のままに歩んでいます。その口は大きなことを言い、利益のためにへつらって人をほめるのです。
ヨハネの黙示録 (THE REVELATION of Jesus Christ) †
- ヨハネは、パトモス島(ローマ帝国の流刑地)で神から人類の将来についての啓示を受けた。そして、神から受けた啓示の内容を当時の主要7教会に書送るよう命じられた。
- 神の座
- 中央に神
- 神の右手に 7 つの封印がある巻物。内側にも外側にも文字が書き記されている。
- その周りに 24 の王座 (thrones) があり、24 人の長老 (elders) が控えている。
- その前に 7 つのともしび
- 前も後ろも目で満ちた4つの生き物がその周りに控える (それぞれ 獅子、牡牛、人間、鷲 に似ている)
- 長老と4つの生き物の間に、「ほふられたと見える子羊(=キリスト)」。子羊には7つの角と7つの目がある。「その目は、全世界に遣わされた神の7つの御霊である」
- 子羊が、7つの封印を解く
- 第1の封印:私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。
- 第2の封印:すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるためであった。また、彼には大きな剣が与えられた。
- 第3の封印:私は見た。見よ。黒い馬であった。これに乗っている者は量りを手に持っていた。
- 第4の封印:私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、その後にはハデスが付き従った。彼らに地上の4分の1を剣とききんと死病と地上の獣によって殺す権利が与えられた。
- 第5の封印:殉教者が復活して神の裁きが遅すぎると不満を述べる。彼らには「殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい」と言い渡される。
- 第6の封印:大きな地震が起こった。そして、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようになった。そして天の星が地上に落ちた。地上では人々が洞穴や山の岩間に隠れる。
- イスラエルの子孫のあらゆる部族から 14万4千人が選ばれて、神のしもべの額に印を付けられる
- 第7の封印:7人の御使い
- 7人の御使い
- 第1の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火が現われ、地上に投げられた。そして地上の3分の1が焼け、木の3分の1も焼け、青草が全部焼けてしまった。
- 第2の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして海の3分の1が血となった。
- すると、海の中にいた、いのちあるものの3分の1が死に、舟の3分の1も打ちこわされた。
- 第3の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちてきて、川々の3分の1とその水源に落ちた。
- この星の名は苦よもぎ(Wormwood, "Chernobyl" in Ukrainian)と呼ばれ、川の水の3分の1は苦よもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。
- 第4の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の3分の1と、月の3分の1と、星の3分の1が打たれたので、3分の1は暗くなり、昼の3分の1は光を失い、また夜も同様であった。
- 第5の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は1つの星が天から地上に落ちるのを見た。星からサソリのような毒を持つイナゴが解き放たれる。イナゴに刺されたものは死なないが5ヶ月間苦しむ
- 第6の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、定められた時、日、月、年のために用意されていた4人の御使いが、人類の3分の1を殺すために解き放たれた。
- それでも生き残った人々は、悔い改めない
- 神は二人の預言者(ペテロとパウロ)を遣すが、一匹の獣(皇帝ネロ)が底なしの淵から這い上がってきて彼らを殺す。二人が十字架にかけられるさまを人々はこれを見て喜ぶ。そのとき大地震が起き、都の10分の1が廃墟となり、生き残った人々はようやく神を崇めるようになる。
- 最後に、第7の御使がラッパを吹き鳴らすと、天に大きな声々が起こって言った。「この世の国は私たちの主およびキリストのものとなった。主は永遠に支配される。」
- ある女が救世主を生む
- 天界より追放された竜が、女を殺そうとするが、女は逃げおおせる
- 竜は、海中から怪物を呼び寄せる。怪物には42ヶ月の間、キリスト教徒に勝利することが約束されている
- 竜は、地中から子羊(にせ預言者)を呼び寄せる。にせ預言者は、人々に刻印を押した。その刻印は 666 を示している。
- 最後の7つの災害
- 第1の御使が鉢を地にぶちまけた。すると、獣の刻印を受けている人々と、獣の像を拝む人々に、ひどい悪性のはれものができた。
- 第2の御使が鉢を海にぶちまけた。すると、海は死者の血のような血になった。海の中のいのちあるものは、みな死んだ。
- 第3の御使が鉢を川と水の水源にぶちまけた。すると、それらは血になった。
- 第4の御使が鉢を太陽に向けてぶちまけた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。
- 第5の御使が鉢を獣の座にぶちまけた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦しみのあまり舌をかんだ。
- 第6の御使が鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。すると、水は、日の出る方から来る王たちに道を備えるために、かれてしまった。
- 竜は、神との最終戦争に備えて、地上の王をハルマゲドン(Armageddon)と呼ばれるところに招集する。
- 第7の御使が鉢を空中にぶちまけた。すると、大きな声が御座を出て、聖所の中から出て来て、「事は成就した。」と言った。
- 大きな地震が起き、「あの大きな都(ローマ)」は3つに裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。
- その後、竜は天使によって 1000 年間封印される。その 1000 年の間、地上はキリストと殉教者によって統治される
- 1000 年が過ぎると竜が復活し、人々を誘惑しようとする。竜と籠絡された人々はこんどこそ完全に滅ぼされる。
- そして、聖なる都エルサレムが神のもとを離れて地上に降臨する。「神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない」
- これらのことをあかしする方がこう言われる。「しかり。わたしはすぐに来る。」アーメン。主イエスよ、来てください
- 主イエスの恵みがすべての者とともにあるように。アーメン。
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