Suse10 Proxyサーバ

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squid の インストール †

1. [Yast]-[ソフトウェア]-[ソフトウェアのインストール/削除]を選択します。
   
2. (SuseのインストールDVDを挿入した後)squidを検索し、インストールします。
   

squid の設定 †

1. squid.conf の編集

   > sudo vi /etc/squid/squid.conf
      476 #Default:
      477 # cache_mem 8 MB
      478 cache_mem 64 MB
     
      510 #Default:
      511 # maximum_object_size 4096 KB
      512 maximum_object_size 32 MB
     
      693 #Default:
      694 # cache_dir ufs /var/cache/squid 100 16 256
      695 cache_dir ufs /var/cache/squid 1024 16 256
     
     1874 acl our_networks src 192.168.1.0/28
     1875 http_access allow our_networks
     1876 http_access allow localhost

• cache_mem 64 MB
  • キャッシュを格納するメモリ容量は64MBにします
• maximum_object_size 32 MB
  • 32MBを超えるとキャッシュしません
• cache_dir ufs /var/cache/squid 1024 16 256
  • /var/cache/squid に 1024MB のキャッシュ用ディレクトリを作ります。
  • このディレクトリ以下に16個のサブディレクトリをつくり、その下には256個のサブディレクトリがあります。
• acl our_network src 192.168.1.0/28
  • LAN内のクライアントを指定します。デフォルト状態ではコメントアウトされています。
• http_access allow our_netwok
  • our_network に、このsquidサービスを許可します。デフォルト状態ではコメントアウトされています。

キャッシュディレクトリの作成 †

> sudo /usr/sbin/squid -z
2006/02/06 16:37:46| Creating Swap Directories

squid サービスの自動起動 †

1. [Yast]-[システム]-[ランレベル・エディター]を選択します。
   
2. squidをランレベル3(テキストログイン)/5(グラフィカルログイン)で起動するようにします。
   

ファイアウォールの設定 †

[Yast]-[セキュリティとユーザ]-[ファイアウォール] を選択し、
[許可されるサービス]-[詳細] で TCP の 3128 ポートを開けます。

ブラウザの設定 †

1. 固定設定
   とりあえずこれで使えるようになったはず。IEでこのProxyサーバを指定してちゃんとProxyを経由してWebサーバにアクセスできるかどうかを確かめてみる。
   
2. proxy.pac
   WebブラウザにJavascriptを読み込ませてProxyの設定を行わせることができます。
   
   1. ブラウザ側の設定
      
   2. proxy.pac

      > sudo vi /srv/www/htdocs/proxy.pac
      
           1 function FindProxyForURL(url,host)
           2 {
           3   if(isPlainHostName(host)
           4      || isInNet(host,"192.168.1.0","255.255.255.240")
           5      || isInNet(host,"127.0.0.1","255.255.255.255")
           6   ){
           7     return "DIRECT";
           8   } else {
           9     return "PROXY 192.168.1.6:3128 ; DIRECT";
          10   }
          11 }
      :wq
      > sudo chown wwwrun:root /srv/www/htdocs/proxy.pac

3. wpad.dat
   IEでは、[自動設定]に指定することによって、
   

   http://wpad.${自ドメイン}/wpad.dat

   が読み込まれます。wpad.datの内容はproxy.pacと同じです。
   1. ブラウザ側の設定
      
   2. wpad.dat
      1. wpadサーバの準備
         DNSサーバで、このサーバ(grape)の別名としてwpadを定義しました。つまり、

         grape.hondou.homedns.org
         wpad.hondou.homedns.org

         のどちらもこのサーバ(192.168.1.6)を指すことになります。
      2. wpad.datの準備
         内容がproxy.pacと同じなのでシンボリックリンクにします。

         > sudo ln -s /srv/www/htdocs/proxy.pac /srv/www/htdocs/wpad.dat
         > sudo chown wwwrun:root /srv/www/htdocs/wpad.dat --no-dereference

参考文献 †

1. Netscape, Navigator Proxy Auto-Config File Format, March 1996, http://wp.netscape.com/eng/mozilla/2.0/relnotes/demo/proxy-live.html
2. サーバ構築研究会, SHUWA SYSTEM, 2002, Red Hat Linux 7 で作るネットワークサーバ構築ガイド ch24 プロキシサービス
   

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