現在、何かと話題になっているデスマーチです。
私自身この業界で数年過ごしてみて、デスマーチでないプロジェクトはなかった。
普通は、デスマーチにならないような方法論を考えようという話になる。
ところが本書は、どうせデスマーチが常態なんだから、どうやってデスマーチの中をうまく生き残ればよいかを述べている。
本書はシステム開発におけるコロンブスの卵的な処方箋であり、IT業界人のサバイバル読本。
満足度↑
|カミカゼ型 スパイ大作戦型
|
|自滅型 モーレツ型
+─────────────→
成功の確率| オーナー | ユーザ企業側担当者。金主。非常に強力な権限を持つ。手なずければプロジェクトから官僚的な無駄を一刀両断してもらえる |
| 顧客(エンドユーザ) | 詳細仕様のソース。多くの場合今作っているシステムにより権限を失うので、そのシステム開発に対する積極的な支援や協力は得られない |
| 出資者(ベンダー) | プロジェクトの審査・承認・予算を握る。最終的にシステムが動くかよりも、自社製品の売り込みやコミッションに興味があるので、敬して遠ざくべし。 |
| 利害関係者 | ITサポート部門。味方にすると非公式な方法で有形無形の支援を期待できる。敵にする(無視する)と妨害のための妨害をされるかも |
| スーパーマン | 「銀の弾丸」何か知らんがプロジェクト内で強い政治力を持ち、会社の規則を無視してVB Enterprise Editionや夜食のピザを経費で落としてくれる |
ブタとニワトリが朝食を作るのにどちらの貢献度が大きいか口論している
ニワトリ「ボクは毎日卵を産むために一生懸命働いているんだよ」
ブタ 「ボクはベーコンを作るために 死 ぬ ほ ど がんばっているんだよ」
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プロジェクトで、ブタの役割を期待されていると感じ取ったら逃げるべし。ベーコンにされる前に・・・プロジェクトマネージャがプロジェクトを受ける時の心得
人をたくさん要求し、使えない人員にはつまらない仕事をやらせて、どんどん辞めてもらう。 そうやって上位20%の上澄みのみをいただく
| 順位 | 類 | タグ | 状態 |
| 1 | 最優先治療群 | 赤色 | 直ちに処置を行えば、救命が可能な者 |
| 2 | 非緊急治療群 | 黄色 | 多少治療の時間が遅れても生命には危険がない者 |
| 3 | 軽処置群 | 緑色 | 軽易な傷病で、ほとんど専門医の治療を必要としない者 |
| 4 | 不処置群 | 黒色 | 既に死亡している者又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能な者 |
| 順位 | 類 |
| 1 | やらねばならぬ要求 |
| 2 | やった方がいい要求 |
| 3 | やれればやる要求 |
緊急性 ↑ |Q3(低重要度・高緊急性) Q1(高重要度・高緊急性) |Q4(低重要度・低緊急性) Q2(高重要度・低緊急性) +──────────────────────────→重要度