Sakura Private VPN (SoftEther VPN)

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これは何? †

• 最近、土日にシェアオフィスを使っている
  • 野村不動産の H1T が、法人会員の従業員に対して、土日に格安でシェアオフィスを使えるプランを提供している
  • 1時間400円で、都心のシェアオフィスを使える。ほぼ無人なので快適。自費なので、もちろん何をやっても自由。会議室で(ヘッドホンを付けて)ゲームやっても良い
  • そこそこ旨いコーヒーが飲み放題なので、喫茶店で席料代わりのコーヒーとケーキを頼んで、狭い席でなにかやるより良い
• で、シェアオフィスの Wifi を使うことになる
  • 200Mbpsぐらい出て快適に使える
  • たしかに、野良 Wifi と違って WPA2 で暗号化されてはいるんだけど、不特定多数の人がパスワードを知っている Wifi（LAN) であることには変わりない

    +----シェアオフィス----+
    |                      |
    | MyPC---(Wifi)--------[]---------[the internet]
    |        |   |         |
    |        PC  PC        |
    +----------------------+

  • そこで、VPN で通信経路を暗号化したくなった
  • とりあえず自分だけ使えればいいので、Sakura VPS で借りているサーバに SoftEther? VPN を導入して、自分用 VPN を作った

           (東京)                                          (北海道)
    +----シェアオフィス----+                          +----Sakura VPS----+
    |       +--------------|--------------------------|                  |
    | MyPC--+ ========= VPN Tunnel ================== +---SoftEtherVPN---[]----[the internet]
    |       +--------------|--------------------------|   仮想LAN        |
    |         (Wifi)       |    (the internet)        +------------------+
    +----------------------+                             Linux Server

    • 論理的には、MyPC は、SoftEther? の仮想LANに直結していることになる
    • VPN Tunnel は暗号化されてている

SoftEther? VPN †

• https://www.softether.org/ (筑波大学のオープンソースプロジェクト)
• https://hub.docker.com/r/siomiz/softethervpn/ (siomizさんが Docker化してくれたもの)

サービス設定@北海道 †

• とりあえず Docker がインストールされているので、initd 経由で起動することした
  • 500udp 4500udp 1701tcp 1194udp は L2PT。5555tcp は softether 独自ポート
  • PSK には、事前共有キー(共有パスワード)を指定する
  • USERS には、ユーザ名とパスワードを指定する
• /etc/init.d/softether

  #!/bin/sh
  # chkconfig: 35 99 99
  # description: softether vpn
  
  MY_NAME=`basename ${0}`
  PID_FILE=/var/run/${MY_NAME}.pid
  
  case "$1" in
  start)
      /usr/bin/docker run -d \
      --name softether \
      --cap-add NET_ADMIN \
      -p 500:500/udp \
      -p 4500:4500/udp \
      -p 1701:1701/tcp \
      -p 1194:1194/udp \
      -p 5555:5555/tcp \
      --env PSK=sharedkey \
      --env USERS=user1:password1;user2:password2 \
      siomiz/softethervpn:alpine > ${PID_FILE}
      ;;
  stop)
      if [ -f $PID_FILE ]; then
        /usr/bin/docker stop `cat $PID_FILE`
        rm $PID_FILE
      fi
      ;;
  restart)
      $0 stop
      $0 start
      ;;
  \*)
      echo "usage: $0 (start|stop|restart|help)"
  esac
  

   

  $ /sbin/chkconfig softeher on

  で、/etc/rc3.d/S99softeher -> /etc/init.d/softether ができて、OS 起動時にサービスが起動するようになる。
  直接起動するには

  $ /sibn/service softehter start

• docker-compose がインストールされていたなら、docker-compose.yml に restart: always を記入しておけば、initd なり systemd なりに登録しなくても良かった

端末側設定@東京 †

• Windows10の場合 https://jpn.nec.com/univerge/ix/Support/l2tp_ipsec/windows.html
• Chromebookの場合 https://dekiru.net/article/22034/
• iPhoneの場合 https://faq.interlink.or.jp/faq2/View/wcDisplayContent.aspx?id=1154
• Android12~の場合。Open VPN クライアントをインストールする必要があるようだ https://ja.softether.org/9-about/news/903_211111

使ってみて †

• softether 側 (つまり sakura側) の制約で 60Mbps になるようだ。別に不自由ない
• 自宅が90Mbpsなのは、下手に初期に光化したので、その時支給されたルーターが100Mbps/IPv4で、壊れるまで交換してもらえないため。現在 IPV6 over IPv4 で、ほぼ仕様上限のスループットを出せるようにしているけど、もどかしい。

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