背景 †
映画では、敵地に取り残され見捨てられた小隊が手持ちの廃品や骨董品を集めて工夫し、何とか厳しい状況をきりぬけようとするといった設定がよくあります。それとおなじように、
- お客様先に数人で派遣されるときには、開発端末としては使用に耐えない旧式のノートパソコンをファイルサーバとしてよく利用します。(PenIII700MHz/30GB HDD/Win2kProなど)
- とりあえず、HDDのクラッシュには目をつぶるとして、人為的ミスで必要なファイルが消されないように毎朝共有ディレクトリのバックアップをとっておくべきでしょう。
- ここでは、 C:\share を共有ディレクトリとし、バックアップファイルを C:\bkup.zip とします。
目標 †
- 共有フォルダを毎朝圧縮ファイルにします
- 圧縮にはInfo-Zipを用います
- Info-Zipの起動には、「タスク」を使います。
Info-Zipのインストール †
- ダウンロード
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an003906.html
から、「Info-ZIP WinNT/Win95実行形式(zip201xn.zip)」をダウンロードします。
- インストール
zip201xn.zip を展開して、出来た zip.exe を C:\WINDOWS\system32 にコピーします。(PATHの通っているところならどこでも良い)
- バッチファイルの準備
共有ディレクトリのバックアップをとるバッチファイルを作成します。ここでは、以下の内容の C:\bkup.bat を作成したとします。
cd C:\
zip.exe -ugr9 bkup.zip .\share\* > bkup.log
タスクの設定 †
[コントロールパネル]-[タスク]-[スケジュールされたタスクの追加]で、毎朝6時に C:\bkup.bat を起動するように設定します。
ネットワーク越しのバックアップ †
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/030924/n0309243.html
Computer