※ポセイドンは最初は12神に数えられていたが、段々オリンポス山の会議に出てこなくなり、ゼウスの秘書官のヘルメスが代わりに12神に加えられる。
ギリシャ神話概略 †
- カオスから、ガイア、タルタロス、ニュクス、エレボス、エロスが生まれた
- ガイアは、ウラノスとポントスを一人で生み夫とした
- ガイアとウラノスは子供を産んだ
- キュプクロス
- ヘカトンケイル
- ティターン神族
- ウラノスは子供たちに取って代わられるのをおそれタルタロスに幽閉
- それを快く思わないガイアがクロノスに鋼鉄の鎌を授けて、ウラノスがガイアを犯すときに陰茎を切り落とさせる
- 流れた血から復讐の女神エリニュス・ギーガス族が誕生
- 海に落ちたときの泡から美の女神アフロディアが誕生
- クロノスが王座に取って代わるも、子供たちに取って代わられるのをおそれて彼らを飲み込む
- ゼウスが兄弟を解放し、ティターン神族とオリンポス神族で戦争
- オリンポス神族が勝利
- オリンポス側は、未だに幽閉されていたキュプクロス族・ヘカトンケイル族を解放して味方につけた
- 戦後、ギーガス族が反乱するも鎮圧( ただし、アルキュオネウスは、「神によっては殺されない」ので生き延びる。殺したのはヘラクレス。)
人間と関わりのある傍系の神々 †
- アトラスはティターン神族側についたため、敗戦後、永遠に大地を支えることになった
- モロッコのアトラス山脈
- 祖父オケアノス・兄プロメテウス・兄エピメテウスはオリンポス神族側で参戦
- ティターン神族ではオケアノスが唯一オリンポス神族に味方
- 残りの11神と、ティターン神族に味方した神々はタルタロスに幽閉される
- 地図を意味するようになったのはメルカルトル(1512〜1594)が地図帳の表紙にアトラスの姿を使ったから。
- プロメテウス(先に考えるヒト)
- cf.プロローグ
- ゼウスに命じられ生き物を作った
- エピメテウスが人間に与える「生きるすべ」を残しておかなかったので、人間のために天上界から火(文明)を盗んできて、人間に「生きるすべ」として与える
- ゼウスの怒りにふれて岩山に縛り付けられ、毎日鷲についばまれる
- ゼウスに、「狙っている美女ティティスと子をなすと、その子は父を超える」ことを教えて解放される
- 鷲を弓で撃ちプロメテウスを解放したのは、ゼウスの子ヘラクレス(テーベの将軍アンフィトリュオンの妻アルクメネとゼウスの間の子)
- エピメテウス(後に考えるヒト)
- cf.エピローグ
- ゼウスに命じられ生き物それぞれに「生きるすべ」を与えたが、最後に作られた人間には与えるべき「生きるすべ」が残っていなかった。
- この時点では人間は全員男性で平和に暮らしていた(プロメテウスが自分に似せて人間を作ったので)
- プロメテウスに火を盗まれた腹いせに、神々は厄介事の元「パンドラ」(女性)をつくり、愚かなエピメテウスに与えた(人間界に送り込んだ)
- ヘパイトスが整形し
- アテネが織物を織る技を与え
- アフロディアが美しさを与え
- カリテスが飾り付け
- ヘルメスが泥棒の性質を与えた
- エピメテウスの家には人間界を作るときに使わなかったものを封印した箱があり、パンドラは好奇心からそれを開けてしまう。
- 禍々しい災悪が人間界に解放される
- 箱の中には希望だけが残った(「希望」は未だにエピクロス家に秘蔵されていて、我々の手元に無い?)
ギリシャ神話と惑星 †
水星 | Mercury | ヘルメス(ローマ名:メルクリウス) |
金星 | Venus | アフロディア(ローマ名:ウェヌス) |
地球 | Earth | ゲルマン語で大地。ガイア(ローマ名:テラTellus)はSFの世界で地球のことを指すのによく使われる。 |
火星 | Mars | マルス、衛星のフォボスとダイモスは息子 |
木星 | Jupiter | ゼウス(ローマ名:ユピテル)、衛星のイオ、エウロパ、カリストは愛人。ガニメデは娘婿 |
土星 | Saturn | クロノス(ローマ名:サトゥルヌス) |
天王星 | Uranus | ウラノス |
冥王星 | Pluto | ハデス(ローマ名:プルトン) |
海王星 | Neptune | ポセイドン(ローマ名:ネプチューン) |
- イオ
- ヘラの神殿の巫女。
- ヘラに雌牛に変えられて洞窟に幽閉されるもゼウスの命を受けたヘルメスに救出される
- エウロパ
- フェニキア王の娘。
- 白い雄牛に化けたゼウスに犯されクレタ島のミノス王を生む。
- ヨーロッパの語源(初めてヨーロッパ(クレタ島)に来たヒト)
- カリスト
- アルテミスの侍女。
- ゼウスとの間にアルカスを生むが、ヘラに熊に変えられる。
- 20年後、猟師になったアルカスに殺されそうになるが、不憫に思ったゼウスがアルカスを熊に変える。
- それを見たヘラが再び激怒し、二頭の熊を北極星を回り地上で休息できない星座(大熊座・小熊座)にする。
- そのとき、アルカスがつれていた猟犬が猟犬座になる。
- ガニメデ
- トロイの王子。
- 美少年。
- ヘラとの娘ヘーベの婿にするため、鷲(犬鷲座)の姿になったゼウスにさらわれた。
ギリシャ神話と元素名 †
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