Random Memorandum 2010Q1

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2010-06-20 消費税について †

• 管首相が街頭演説で、消費税引き上げと生活必需品の税控除について言及した模様
  • おそらく、年末に見なしで還付するんでしょう
    • まず、八百屋や魚屋では、普通に 10% の消費税を支払う
    • 年末に、今年一年に 200 万円分生活必需品を買ったと見なして全国民に一律 20 万円を還付 or 税控除する
  • 現状の消費税に接ぎ木するなら、まぁ良い考えと言えるかも
• そもそも消費税ではなく付加価値税を導入していれば複数税率が可能だった
  • 日本以外で普通の「消費税」制度
    • 主要国の付加価値税におけるインボイス制度の概要(財務省、2010) > http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/110.htm
  • 外国の「消費税」は、よく付加価値税(VAT=Value-Added Tax)と訳される
  • 付加価値税は、各業者の[ 売値 - 仕入れ値 = 付加価値 ] にかかる
  • 業者Bの付加価値税は、税務署に提出した販売のタックス･インボイスと仕入れのタックス・インボイス の差に税率をかけたもの
  • 日本の消費税のような帳簿ベースの課税と違い、税務署が簡単に販売･仕入れを検証可能
    • 業者Bの販売のタック・スインボイスは、売り先の業者Aの仕入れタックス・インボイスと一致する
      (業者Aの仕入れタックス･インボイスには、業者Bの販売タックス・インボイスと同じ番号が振られる)
      
    • 業者Bの仕入れのタックス・インボイスは、仕入れ元の業者Cの販売タックス・インボイスと一致するはず
      (業者Bの仕入れタックス･インボイスには、業者Cの販売タックス・インボイスと同じ番号が振られる)
      
    • 仕入れのタックス・インボイスが提示できない場合には、販売価格に付加価値税がかかる
  • ○ 税務署がモノの流れを全て把握できるので、脱税が難しくなる
  • × 逆に税務署の事務量が膨大になる
• 日本では、
  • 大平内閣(1979)の時に一般消費税の導入が検討されたが、選挙で惨敗して廃案に
  • 中曽根内閣(1986)の時に売上税の導入が検討されたが、廃案に
  • 竹下内閣(1988)の時に消費税法成立
• 竹下さんも次善の策として仕方なかったんでしょうな
  • 免税点(3000万円以下の売り上げの業者は免税) とか、インボイスではなく帳簿ベースで課税とか色々と抜け道を設けたので成立させることができた？
  • 何たって、トー・ゴー・サン*1の世界ですからな。政治的に発言力があるのは、ゴー・サンの連中。
  • あと、パチンコの景品交換所を利用してマネーロンダリングしている連中の反発もあったんでしょう
• 本来なら、これを機に付加価値税（インボイス制度）に移行すべきなんだけど・・・
  • 税金をごまかしている連中が大きな政治的発言権を持っていて、収入を10割税務署に把握されている我々労働者には何の発言権もないっておかしくねぇ？
  • 共産党ですらそこには突っ込まない

2010-06-20 おうちで核融合 †

http://www.fusor.net/

2010-06-01 はじめての CentOS 5 Linux サーバ構築篇 第２版、秀和システム、ラスク、2010 †

• 「はじめに」にあるように、基本的なことが丁寧に書かれていて、とりあえず動くまでの解説が書かれている
  • cd とか ls とかから書かれている
  • しかし、馬鹿にした物ぢゃなくて、rpm、yum、iptable、SELinux とかの基礎も書かれている。正直あやふやにしか知らなかったので、Linux の知識に抜けがあるひとには基礎固めに有用
• Apache なんかも、とりあえず Document Root に置いた index.html が表示されるまで詳しい解説。モジュールについてはそういう物があると言う紹介のみ
• とりあえずサービスが動けば、後は google 先生に聞きながら試行錯誤すれば良いんだから、こういう構成の入門書は良い。

2010-05-30 脂肪 1 kg = 7000 kcal †

2010-05-29 今日のお散歩 †

• サーバーの残りの部品を買いに
• 神保町で回転すしに入る。不味くて食事一回分損した
  • 学生時分には、神保町にいく楽しみの一つだったんだけど・・・
  • 可能性1 : 口が肥えた
    • たしかに 1 年近く東銀座(築地と銀座と新橋のちょうど真ん中!)に通っていたのを契機に、多少は味が分かるようになってきたことも否めない
  • 可能性2 : 食欲がなかった
    • 最近、昼間は 昼食 300 kcal + おやつ 100 kcal を心がけている
    • ということで、本日の昼も余りお腹が空いていなかった
  • いずれにしても、たまの休みにカロリー制限を気にせずに寿司でも食べようと思っていたのにがっかり
• 神田すずらん通り商店街でお祭りをやっていた
• 書店街を回る
  • Hadoop の参考書を見る → いまのところ O'railly からしか出ていない
  • 西園寺公望の陶庵随筆を探す → 明治36年の初版本(50000円)はあったが手が出ず。昭和18年の新潮文庫版、あるいは戦後の復刻版が3000円くらいで欲しかったのだが見つからず。
• 徒歩で、秋葉原へ
  • WD7500BPVT (2.5inch 750GB 9.5mm) 11000円也
    
  • Linux の インストールメディア用に 4GB の USB メモリスティック を 2 つ購入 800円 x 2
    
    • ひとつには、 KNOPPIX を入れて、パーティションを切るのに使う。
    • もうひとつは、Cent OS のインストールメディアにする。
  • ラジオデパートの地下で、ジャンクのヒートシンクを購入 200円也
    
• 神田須田町まで戻り竹邑でお土産に揚げ饅頭を購入。揚がるまで葛餅を食べる、昼食のがっかりを取り戻す
  • 葛餅の心地よい弾力
  • さっぱりした黒蜜
  • きちんとふるいにかけられたサラサラのきな粉
  • 箸休めに桜塩の塩湯
    一分の隙もない。食い物屋はこうでなくちゃ
• お茶の水を通って、水道橋まで歩く

2010-05-29 Fit-PC2i †

• イスラエルの Compu Lab に注文していた次期ホームサーバ機が届く
  • http://www.fit-pc.com/web/fit-pc2/fit-pc2i-specifications/
  • スペック

    CPU	intel Atom Z530 1.6GHz
    Memory	1GB DDR2-533 on-board(増設不可)
    HDD Bay	2.5inch HDD (9.5mm厚) x 1
    Graphic	Intel GMA500 (HDMI/DVI 1920 x 1200)
    USB	4 port
    Power	100V-240V対応 AC アダプター

  • ディスク無しモデルで、本体 $345、送料 $62.04。Pay Pal 支払い。内国消費税(輸入品にかかる日本の消費税) 800 円を別途配達時に支払う必要がある事に注意。
  • ちっちゃ
    
  • とりあえず 42inch TV につないでみた
  • BIOS設定は余り弄ってはいけないみたい
    • とくに、C-Stateを有効にするとよくないことが起きるらしい(デフォルトの GV3 onlyにするのが吉らしい)
    • 基本デフォルト設定を使う
    • 変更1 : KVM 用に intel-VT を有効化
    • 変更2 : とにかくメモリが 1GB しか*2無いので、グラフィック用に使うメモリ容量を 256MB から 128MB に変更する。どうせ運用中はネットワーク経由でしか使わないんだからインストールさえできれば後はグラフィック不要。

---

• UPS の履歴によるとハイファから東京まで僅か 1 日強

  HAIFA(Israel) -> LOD(Israel) -> ISTANBUL(Turkey) -> SHENZHEN(China) -> Narita(Japan)
  5/24 14:34(IL)   5/24 19:09(IL) 5/24 21:32(TK)      5/26 03:20(CN)     5/26 3:39(JP)
  5/24 21:34(JP)   5/25 02:09(JP) 5/25 03:32(JP)      5/26 02:20(JP)     5/26 3:39(JP)

  • アジアの航空貨物の拠点って深圳なのね
  • 平面の地図では分かり難いが、地球儀で見ると 21 世紀の 2 大経済圏である華南と北米の中間にあるのは、日本の千歳空港でありむつ小川原港。なぜ頑張らない

2010-05-23 疲れたので寝る †

• 朝より雨。ジムに行こうと思っていたが頭痛がするので一日寝ていた
• 昼頃ドンブリに水を張り寺田本家の酒粕をつけておく。夕刻甘酒を飲んで早めに寝る
• イスラエルの産業用PCメーカーに、手のひらサイズのサーバーを発注。
  • http://www.fit-pc.com/web/
  • 現在稼働中の SuSE 10 を CentOS 5.5 に更新する
    • 色々と次世代の本命技術が出てきたので練習を兼ねて。１つくらいは飯の種になるかも
    • iPad 用に HDD レコーダで録画した動画を夜間バッチで H.264 に変換
    • Hadoop + DataNuculeus
    • 最近、ほとんどの案件が RHEL なので、その練習もしておかないと (ちょっと前までは、ほとんど Solaris 10)

2010-05-22 Glenn Gould Original Album Classics、Sony、Glenn Gould、Leonard Bernstein、2009 †

2010-05-22 Glenn Gould playing everything but bach、Sony、Glenn Gould、2009 †

2010-05-22 debut、Avex、辻井伸行、2007 †

2010-05-22 今日のお散歩 †

• 天気が良いので、久しぶりに銀座にマグロを買いにいく
  • 近海物のメバチマグロの中トロが 1 冊 1050 円也
  • 醤油 150ml 味醂 50ml とともに真空パックに封入。4時間冷蔵庫で寝かせて漬けにする
  • 庭から大葉と三葉をとってきて漬け丼にちらす。採りたてなので香りが濃い。
  • 良し
• HMV 銀座インズ が閉店するようだ
• iPad は影も形も無し。ビックカメラでは予約終了停止、Apple Store にもデモ機無し

2010-05-18 JJUG CCC 2010 ＠ 国立オリンピック記念青少年総合センター †

• http://www.java-users.jp/contents/events/ccc2010spring/

G1 基調講演 Javaの新動向 -Java7について- (丸山不二夫) †

• JSR166y Fork Join
  • Recursive Action を継承したクラス
  • 問題を分割してCPUコアに割り振るフレームワーク
• 書き方の定石

  execute(task) {
    if (taskが小さい) {
      return taskをそのまま解く
    } else {
      sub1 = createSubTask(task);
      sub2 = createSubTask(task);
      invokeAll(sub1,sub2);
      return 結果の統合(res1,res2);
    }
  }

• 再帰処理を並列実行できる感じ
• 問題が十分に小さくなったと見なす基準についてチューニングが必要
  • 小さい : スレッド分割のオーバーヘッドが大きくなる
  • 大きい : 並列に動かなくなる
• Work Steal アルゴリズムでコアが空かないような工夫がされている
  • Worker は、それぞれタスクのスタックを持っている(投入されたタスクのうち、一番新しいタスクから処理する)
  • 仕事がない Worker は、他の Workr のスタックの一番古いタスクを盗んでくる
  • →Recursive Action のタスク分割の方法だと、新しいタスクほど処理が軽いはずだから、空いている Worker が古いタスク（重い）を盗むのは、各 Core の負荷分散という点で理にかなっている。
• extra JSR166y Parallel Array
  • 並列で操作できる巨大な配列
  • Recursive Action で実装されている get()、set()、apply()、filter() を持っている
• いよいよ Java7 で Closure を導入
  • (C言語で言う関数ポインタのこと)
  • Recursive Action、Parallel Array で簡単に並列実行プログラムの基盤は整った
  • Multi Core プログラムでやりたいことを記述するためには、従来の Java 文法では力不足。膨大な量の定型処理をいちいち書く必要有り
  • いままでも言語定義の神学論争で Closure の導入が要望されていたが、Multi Core 時代を迎えて切実な問題なった。
• JSR166yの得意分野・不得意分野
  • 同一マシン内でのメモリ操作は得意
  • I/Oが絡むと並列にしてもあまり性能が上がらない
  • クラウドにタスクを MapReduce? するのと組み合わせるのも不得意 (ネットワークI/Oが発生するため)。どちらかだけを使うべき。
• .Net4.0でも同様の機能が実装される

G2 基調講演 Google App Engine の本質とSlim3による進化したサクサク開発 (ひがやすを) †

• Cloudの本質
  • スケールアウトに非ず
    • 一般的に、無限にスケールアウトをする必要があるアプリケーションはあまり無い
  • 規模の経済性によるコストダウンこそが Cloud の本質
• Slim3 (チャットアプリ作成の実演)
  • TDD指向開発
  • 開発環境へ Hot Deploy
  • R on R風に開発できる
    1. ブラウザから未完成のページにアクセス → Not Found
    2. エラーメッセージの URL を Ant スクリプトに食わせて、ページとコントローラ、テストクラスを自動生成
    3. 自動生成された資産に処理を実装
  • GAE/Jのデータストアにも簡単にアクセスできるよ
• Tips http://localhost:8888/_ah/admin で、ローカル環境の管理コンソールに入れるよ

B1 エコシステムで広がるアマゾンのクラウドソリューション (Amazon 小島英揮) †

• Amazon は、なぜ Seller (小売店) に自社の販売網を提供しているのか？
  • → 販売網を「スケール」するため。販売網は本業ではないコスト部門。自社が販売網を使うコストを低減できる
• AWSも同じ目的
  • 片手間に余った資産を売っているのではなく、積極的にサーバ資産の「スケール」を狙っている
• AWSとは？
  • 仮想マシンの貸し出し (Linux、Windows、Open Solaris)
  • API を使って、仮想マシン自体の制御ができる
  • 東芝の家電のファームウェア配布に使われている。ファームの配布直後にはマシンの台数を多くして、配布が終息すると台数を減らす。
• ハイスペックマシンを格安で急に使うこともできる
  • ホスティングに比べて圧倒的に安い。必要なときだけ借りることもできる。
  • (便利の裏返しだが、)「クラウド破産」に注意 http://d.hatena.ne.jp/ssig33/20100518/1274148053

A2 クラウド時代のJavaアプリケーション実行基盤 (日立 宮田康志) †

• 日立のソリューションの説明会。そういう事を聞きに来たんじゃなかったんだけどなぁ・・・
• 日立の仮想マシンソリューション
  • 仮想マシンを物理マシン間で移動させることができる
  • 負荷が低いときには、仮想マシンをなるべく少ない物理マシンで動くように移動させ、空いた物理マシンの電源を切ることができる
  • ブレードサーバの消費電力の四割近くが冷却のために使われている。冷却のための電力は CPU が動いていなくても使われてしまうので、電源を止められるのはランニングコストの面から非常に有効
• 日立のJavaVM
  • 独自の拡張で malloc/free っぽいことができる。
  • JavaEE サーバの Session Object に使って、セッションが切れたときに確実にメモリを解放している。

A3 クラウドアプリケーションの設計に関わる課題と解決法 (マイクロソフト 荻原正義) †

• Cloud 時代になって、アプリケーションのアーキテクチャを変える必要がある
  • 新しい技術

    UI	HTML5、Silverlight、Ajax
    Service	REST、Odata
    Frontend	in-memory DB、CEP、Hadoop、POCO Entity、NoSQL

  • Master、Transaction、Data Ware House を Cloud にどう展開すべきかのアーキテクチャが必要
• NoSQL にも色々あって、それぞれに合うアーキテクチャを作る必要がある
  • NoSQL の方式 : KVS、Column Store、Document Oriented DB、Graph Database
• ドメインの考え方も変更する必要がある
  • 従来 : 静的(フィーチャー指向)
    • そのビジネスで必要となる入れ物に何をどう入れるのかを考えるやり方
    • Actor と Usecase にデータが結びついていると考える → UML で表せる
  • Cloud時代 : 動的(コンテキスト指向)
    • 利用状況によって動的にシステムの利用形態が変わる → UML で表すのが難しい
    • オントロジーベースモデル
  • 設計方法を静的な FODA から動的な CODA に変える必要がある

    FODA(静的)	CODA(動的)
    スキーマ	プロセス
    宣言	手続き

    • 従来の静的なアプリケーションとして「販売」を管理するアプリケーションを作るときには、「販売」を分析してユースケースやエンティティを分析すれば良かった
    • Cloud時代では、「販売」アプリケーションを作るときには、ネット販売を管理するのか、個人商店の販売を管理するのか、全国チェーンの販売を管理するのか決まっていない
• とはいえ、全く動的なアプリケーションを作ることはできず、静的・動的の中間的なアプリケーションを作ることになるだろう
  • 適度にプロセスを残したスキーマを作る必要がある
  • 失敗例 : CORBA、Webサービス
    • 汎用性を持たせようとして複雑になりすぎている
  • 成功例 : REST
• プロセスをデータに組み込むのは有用
  • Annotation で Injection するとか
• Cloud時代の情報管理の基本方針「予め決めない」
  • folksonomy
  • 情報の分類はボトムアップで決まる
  • twitter の hash-tag はその好例
  • 理論上ブレや矛盾が生じるが、参加者が大規模であれば（＋十分な時間があれば）トップダウン方式の情報分類よりもきちんとした概念として整理される。情報分類の手法として非常に有効
• 情報統合がやりやすくなる
  • Mapping : 地図に時系列データを加えるなど
  • 現実をより次元の高い多様体として捕らえることができるようになる
• Cloud時代のアプリケーションで問題なること
  • トレーサビリティ(影響調査)
  • 現在のアプリケーションではおざなりにされている
  • データの質の変化、Mappingの方法の変化がシステム全体にどのような影響を与えるのかを注意深く検討する必要あり
• 結語
  • Cloud時代のアプリケーションは、現在の Class / Domain よりも一段高い次元から設計する必要が出てくる

A4 Force.com最新事情〜ChatterからVMForceまで〜 (Salesforce.com 岡本充洋) †

• force.com で使われている技術
  • レタリングエンジンによって、インタプリター的に画面を作っている
  • データベース(Oracle)の上にさらにデータベースを作っている
    • Oracle には、メタデータ(データ構造)とバイナリデータを載せている
    • バイナリデータ(XML)は、メタデータ情報によって解釈されて読み書きされる
    • 7万社の顧客がいるが、Oracle のテーブルは 20 個ほど
  • APEC : 業務ロジックを記述するスクリプト言語 Java ライク
  • Visual Force : 画面記述言語 JSF ライク。大抵は Wizard で作れるが、複雑な画面が必要なら Visual Force を記述する必要あり
• Chatter
  • 顧客からの提案によってできた機能
  • データがつぶやく機能
  • たとえば、自分が推薦した応募者の採用・不採用が決まったら、自分宛につぶやくなど
• VMForce
  • 大きく宣伝されているが、現時点ではプレスリリース以上のことは分からない
    • vSphere + Tomcat + Spring + Chatter + Workflowフレームワーク
  • Salesforce.com が VM の上に載ってスケールできるようにするのではないみたい
  • 今年後半に、開発者 preview を公開予定 http://vmforce.com/

BOF-C-1 Cloud Developer Panel †

• Windows Azure について
  • β版の時期に開発していたが仕様がころころ変わって苦労した
  • 現在は安定している
  • Deployに時間がかかる(15分くらい)。その間も課金されていると考えると釈然としない
    • GAE/J:1分
    • AWS(Amazon Web Service):5〜10分くらい
    • force.com:deployしない
  • 本番環境で不具合があっても原因が分からん (特に開発環境で上手くいくときはやっかい)
  • エミュレートは、最小構成(1core)がほぼ完全に再現されているが、スケールしたとき特有の問題が発せいることがある
  • Azureは止まることはほとんど無い。OS、フレームワークを入れ替えるときにも止まらない。ちゃんとロードバランサで片系を止めてアップグレードするなどしている
  • .net のバージョン違いもOK。複数のバージョンの環境が用意されており、開発者がデプロイするときにどの環境にデプロイするかを決められる。
• GAE/J について
  • サーバーにあげると使えないメソッドがある
  • リモートでバックできない (Azureはできる)
  • SLA(Service Level Agreement)が無いのでビジネス展開は難しい
    • 計画停止が結構ある(DBに書き込めなくなる、読み込みは可能)
    • 1月に1回くらいある
    • Google Calendarで計画を見ることができる
  • 逆に無料のところがメリット
• AWS について
  • 基本的に、一台のマシンに見えるので何でもできる
  • セキュリティパッチなどは自分で当てる。Amazonは仮想マシンより上に関知しない。
  • 仮想マシン自体も止まらないようになっている。
• Salesforce.com について
  • 本番、Sandbox、開発インスタンスが提供される
  • Sandbox は無償版では１つのみ、ストレージも 10MB まで
  • お金を払えば、本番の完全な複製を使える(本番環境のライセンス料の20%位)
  • デバック環境はとくにない(printfデバック)
  • 年３回程度計画停止する(5時間くらい)。それ以外の停止は原則無い。停止中の処理はキューイングされて、復旧後に実行される仕組みがある。
• 価格について
  • Azure
    • 開発者向けの定額サービスあり
    • 上限 30 TB
    • MSDN Premium に 750時間まで利用できるチケットが付いてる
    • Q.インスタンス数が２つ以上ないとSLAがないが１つ無駄にならない? A.普通の商用アプリなら２つ以上インスタンスが要るから問題にならない
  • AWS
    • 従量課金。上限あり
  • GAE/J
    • 基本タダ
    • 転送量が多い場合には、お金を払う
    • カードを登録して、追加 Budget を 0 に設定すると転送料の上限が上がる。
  • Salesforce.com
    • 他と比べると高いが、アプリのレイヤまで面倒を見てくれることを考えると、単純に比較はできない
• エコシステムについて
  • AWS
    • Amazonのデータセンタが東京にできるかも・・・正式発表はされていないが、日本のベンダーが動き出してきている
    • Wakame とか Rightschele とか 3rd party の仮想マシン管理ソフトが出始めてきている
  • Azure
    • Azureでもエコシステムができはじめている
    • 普通の .net アプリを 5% 程度変更すれば、Azure で動くようになる
    • 認証などのAPIもそろってきている
    • Amazon、Azure は仮想マシンの API があるのがミソ。負荷を計ったり、インスタンスを増やしたり
    • MS は、最近 Open Source にコミットするようになってきている。
    • Google は、逆に Close
    • モジュールやサービス、データのマーケットプレイスが近々サービス開始
  • Salesforce.com
    • 元々企業向け
    • CRM、セキュリティ、課金、権限、レポーティングなどがきちんとそろっている
    • 基幹系との連携が実績あり(SOAPで基幹系とデータのやりとりをする)
    • 作ったアプリを Salesforce.com のマーケットプレイスで販売できる。現時点では、制作者と利用者で直接契約している。将来的には、Salesforce.comが課金・ライセンス管理を代行してくれるサービスができるかも
• Salesforce.com のテスト工数について
  • Q.公称では、五倍以上の効率化と言っているが・・・
  • A.ケースバイケース。金融系だと今まで通り完璧なエビデンスが必要。理解のある顧客の場合には、プロジェクターで映しながらワークフローを弄ってそのまま決定。
• セキュリティ
  • Azure
    • アプリレイヤでは、インターネットの先にある物なので、HTTPSを使うなどの暗号化が必要
  • GAE/J
    • 現状ではセキュリティーに関してサービスが提供されていない
    • アプリレイヤでは、普通のインターネットアプリと同じ箇所に気を遣う必要あり
  • AWS
    • 仮想マシンよりも上のレイヤは、Amazon は関知しない
    • 普通のインターネットサーバと同様に気を遣う必要あり
  • Salesforce.com
    • 設定さえ間違わなければ特に気にする必要なし
• Q.GAE/J でデータをアップロードするのってどうやるの?(1トランザクション 30秒ルールがある)
  • A.バルクで断続的にデータをアップロードするアプリケーションを作る必要がある
  • A.1.3.4からバルクアップローダが提供されるはず
• Q.GAE/J って Google に Lockin されてない
  • A.そーゆーもの
• Cloud アプリは、従来の社内システムとのハイブリッドが一般的になるかも
  • 社内システムが必要に応じてスケールする感じ
  • 法律上、インサイダー情報は国内のサーバに置かなければならないという制約もある
• GAE/Jはまだビジネス商材とはならない
  • 小さい商材はOK。たとえば、静的HTMLのみのサイトのホスティングとしては必要十分。
  • SLA、SSOなどがちゃんとしてくれば大化けするかも
  • Google Apps との連携ができるといいなぁ
• Salesforce.com の導入支援は、商売になっている
  • 基幹システムとのハイブリットの要望が多い
  • 21万ユーザの規模のメリットが出始めている
  • ユーザの要望を取り入れる仕組みがある(計画停止時に取り込まれる)
  • ユーザのロイヤリティは高い
• Cloud の将来について
  • 今まで見たこともないようなサービスによって break する
  • それまでは、既存の SI の延長 (つまり、あまり儲からない )

2010-05-16 ロトチェンコ＋ステパーノワ　ロシア構成主義のまなざし、東京都庭園美術館 †

• http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/rodchenko/index.html
• NEP(New Economic Policy)時代に現れた先進的な表現技法
  • 1921-1928
  • 第一次大戦→革命→戦時共産主義→内戦 がようやく落ち着き、西欧型の社会民主主義社会をめざしした短い春の期間
  • 新経済政策
    • 基幹産業 (40% の大企業) は、計画経済
    • 残り 60% の中小企業に市場経済を許可
  • ネップ政策によって、ロシアの工業・農業生産は 1925年に、1913年(第一次大戦前)の水準を回復する
  • 1928年、スターリンの第１次５カ年計画により廃止
• 画面全体を使った大胆な工業デザイン
  • 曲線と直線を多様
  • 補色を隣り合わせに使って強烈なインパクト
• まさにレトロフューチャーの世界

2010-05-11 もうアカンかもしれんね【口蹄疫大発生(九州の畜産壊滅) ＆ 報道統制?】 †

• 口蹄疫 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%B9%84%E7%96%AB
  • 家畜の伝染病
    • 幼獣の死亡率が高い
    • 成獣の死亡率は低いが、家畜としての生産性は著しく落ちる (牛乳が出ない、肉がつかない)
  • 現在のところ、有効な予防手段も治療手段もないため、見つかり次第周辺の家畜を殺処分するしかない
  • 空気感染。塵に付着し、数十〜数百キロ先まで移動することもある (ドーバー海峡を渡れるくらい)
  • 人間には感染しない (しても軽症)
  • 感染している家畜の肉を人間が食べても感染しない

---

• 宮崎で 4/20 に口蹄疫が発生。封じ込めに失敗し 5/11 現在 62000 頭が殺処分。なお感染地域拡大中
• 10 年前に発生したときには、直ちに 100 億円の予算措置が講じられ封じ込めに成功

---

• 山本弘のSF秘密基地BLOG ＳＦみたいな事件が進行中(05-11付)
  • 三流SFによく出てくるプロット。
    1. 対処可能だが政治的決断を要する問題が発生
    2. 主人公が警告するも官僚主義で硬直化した組織は動かず
    3. 問題が手に負えなくなるほど大きくなってから対処に乗り出すも時既に遅し or 主人公の英雄的な活躍により解決
  • こんなベタな話が現実に目の前で起きるとは思わなかった
• 二階堂ドットコム 報道統制中！牛の口蹄疫は感染力強！かなりやばいよ！(05-05付)
  • 時系列まとめ(農林水産省が手をこまねいている内に、宮崎県全域に蔓延)
• 農林水産研究所 口蹄疫ウイルスと口蹄疫の病性について
  • 過去に日本で起きた口蹄疫の規模

    1899 　 3       茨城 
    1900 　 2,322   東京、神奈川、埼玉、千葉、石川、岐阜 
    1901 　 628     東京、神奈川、兵庫、福島 
    1902 　 522     東京、神奈川、兵庫、新潟 
    1919 　 424(9)  動物検疫所（横浜、神戸、長崎） 
    1920 　 20(3)   動物検疫所（横浜、長崎） 
    1921 　 538(20) 動物検疫所（横浜、大阪、神戸、門司） 
    1922 　 193(12) 動物検疫所（横浜、大阪） 
    1924 　 13(1)   動物検疫所（敦賀） 
    1933 　 243(1)  動物検疫所（門司） 

  • 結論

    口蹄疫が侵入，蔓延して防疫に手間取るような最悪の事態を想定すれば，
    国内畜産業は多大の直接的な経済被害を受けるばかりでなく，現在制限
    されている地域の畜産物との内外価格差を考慮すると，わが国の畜産業
    全体が極めて厳しい立場におかれる恐れがある。
    ワクチンを使用しない完全な口蹄疫清浄国の立場を保つことが，国内畜
    産業の安定の前提になっている。従って，万一本病が発生した場合にも，
    被害を最小限にとどめ常在化させることのないよう，口蹄疫の病性を
    理解し迅速，的確な対応をとる必要がある。

• 2001 年に英国で発生したときには、400万頭以上を殺処分し 2002 年に終息宣言
• 日本獣医学会 極東における口蹄疫の発生状況(2000)
  • 1997 年に台湾で発生したときには、400万頭以上を殺処分し 1999 年に沈静化。以降も散発的に発生し、2000年現在までに累計で 500万頭以上を殺処分している。
  • 間接的な物も含めて被害総額 4000億円以上

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• 問題の１つは、現政権に当事者能力がないこと
• ２つめの問題は、この大事件がほとんど報道されていないこと。5/11 の読売新聞では 12 面に 10行。プロゴルファーの横峯さくらがサロンパス杯の賞金を宮崎県に寄付した記事を入れても 30行。

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• 政府に当事者能力が欠如しているのはしょうがない。次や次の次の選挙で変えればいいだけのこと。
• これほどの大事件が、ほとんど報道されていないほうがより大きな問題。
  • マスコミにも当事者能力がないのか？
  • それとも総務省が報道統制をしているのか？(それに唯々諾々と従ってしまうのは、別の意味で当事者能力がないけど)
  • 未確認情報(怪文書)
    • 原口総務相が twitter で、報道統制を認める発言をした?
    • 昨年の「業務仕分け」で対策部署の規模が縮小されていた?
    • 風評被害を恐れて報道統制というのは説得力に欠ける。センセーショナルな報道を抑えて正確な情報(人間には感染しない、仮に感染している家畜の肉を食べても大丈夫)を出すように指導するのなら納得できるが、全く報道されていない現状を考えると怪文書にもそれなりの説得力がある
• いずれにしろ日本はもうダメかも知らんね。

2010-05-01 The Internationale、Russian Anthems museum †

• ロシアの国歌の沿革をまとめたページに、各国語の International が多数収録
  • http://www.hymn.ru/internationale/index-en.html
• Greek ドラえもんの主題歌みたいになっている
• Tuvan (ロシアの少数民族) 呪い？
• Kurdish イスラム風アレンジ
• Irish フォークソング
• Italian なんか楽しそう
• Hindi お経〜
• Nepali 毛沢東主義派の宣伝ビデオ
• Tagalog 新人民軍の合唱
• Estonia Rock化失敗(残念)
• Hebrew 青春ですな
• Thai 鉄橋のたもので夕日をバックに
• Bengali 怪しい宗教の勧誘ビデオのBGM
• Zulu 歌詞とメロディー合ってない
• やっぱり「らしい」のは、French、German、Russian、Chinese

2010-04-25 Chopin in Jazz、カメラータ東京、Rossano Sportiello Trio、2010 †

2010-04-25 LUPIN THE THIRD~ the Last Job、Vap、Yuji Ohno & Lupintic Five with Friends 、2010 †

2010-04-25 SQLiteのテストコードは4567万8000行！ 本体のコードは6万7000行、Publickey、2010-04-22付 †

• http://www.publickey1.jp/blog/10/sqlite45678000_67000.html

2010-04-16 季節外れの雪 †

• 04-19(Mon) より本番環境で運用テスト
• 04-16(Fri) 最終調整で徹夜 17(Sat) 始発で帰る。雪が降っていた。4月の積雪は41年ぶり

2010-04-12 仕事の鉄則100 ラクをしないと成果は出ない、だいわ文庫、日垣隆、2010 †

• こちらは、天下国家のことではなく生活 Tips 集
• なかなかうだつの上がらない我々サラリーマンが、ちょっとでも快適に生きる、ちょっとでもステップアップするためにすぐできる Tips が 100個
• 中には思いつきの数あわせのような物もあるし、思いもかけず深い人生訓もある
• 今ぐさっと来ているのは、

  61 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
  
  Point 失敗の原因を探すとき、自分を除外してはならない

2010-04-12 新しい資本主義〜希望の大国・日本の可能性〜、PHP新書、原丈人、2009 †

• 産業の端境期に金余りが起きるという話に目から鱗
  • 新産業が興隆し、誰しも有望な投資先だと思ったときこそ、その産業は落ち目で資金需要がない。そして、金余り・バブル。
  • 20C に入ってからも　繊維産業・鉄鋼産業・ＩＴ産業の端境期にそういうことが起きた
  • ＩＴバブル〜リーマンショックは、まさに現在進行形
  • この時期、ウォール街の金融資本主義・ファンド資本主義が過剰流動性を元手にボロ儲けしていて、金融立国こそが２１世紀のスタンダードと言われていた。
  • しかし長い目で見れば、本来脇役の金融業界がＲＯＥだけを求めて産業界を引っかき回していた構図の方が異常
  • 金融業界は、長期的な研究開発投資を助ける脇役に戻るべき
• ここも納得
  • 日本は、金融資本主義に本格的に毒されていない
  • かつてほど輝かしくないにせよ、莫大な国富を持ち、中間層が厚く、教育水準も高い。
  • もしも戦略的な資源配分さえできれば次の産業のコア技術を握ることができる
  • 富裕層と貧困層に分断されているアメリカ、中国、インドは恐れるに足らず
  • 後発途上国を取り込め
    • 技術(WiMAX、バイオ、、)
    • 資金(日本資本によるマイクロクレジット)
    • きめの細かい現地の実情にあった産業育成
  • 著者には財務省参与として是非頑張ってもらいたい
• IT産業の次の産業モデルが眉唾
  • PUC (Pervasive Ubiquitous Communications)
  • なんか IT 産業の底辺で泥水をすすっている身からすると、それこそ悪しき IT ベンチャーキャピタリストのパンフレットみたいだなぁ
  • たぶん私の器に合わせて矮小化して考えちゃってるんだろうけど・・・
    • PUC : ユビキタスなコミュニケーション装置、OSとハードが一体になった専用機で、ハード(DSP)の性能を100%引き出せる → Android / iPhone / PSP ?
    • IFX : 柔軟に構造が変えられる木構造のDatabase → それって XML-DB? さすがに後から加えた属性(枝)を既存のプログラムが処理対象にするのは無理だろう。できるとしても YAGNI(You Aren't Going to Need It.)、物作りはシンプルな方が良い
      昔、知識(事例)を取り込みながら自己増殖する Prolog プログラムを作ったが、そんな感じかな？すぐに動かなくなって、デバックは悪夢だった。
      

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• IFX を利用した製品があるらしい (たぶん著者のファンドが出資している)
  • http://www.feeler.co.jp/qe/index.html
  • Oracle の plugin。 Oracle の Index の代わりに、こいつの Index Fabric 理論を使った Index を使うと検索性能が 90% 高速化するらしい
  • う〜ん

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• あとがきで

  私はベンチャーキャピタリストとして、富豪を五〇〇人以上は生み出してきたが、
  みているとみな、その後ろくな人生を送っていない。

  ちょ、おまww

2010-04-10 Virus Barrier X6、2010、Intego †

• ちょうど X5 の使用期間が過ぎたので更新

2010-04-09 (金) 疲れたので休む †

2010-04-03 本月本日以目出度死去仕候間此段広告仕候也 †

今年も門前の桜花が咲く。去年と何も変わっていないぢゃないかという叱咤激励を受ける。なにごとも明日からではなく今日からやろう。

2010-04-03 したたかな生命、ダイアモンド社、北野宏明、竹内薫、2007 †

• システム生命学の紹介
  • 既存の生物学は、骨格や器官、体内で起きる化学反応一つ一つの機能を解き明かすこ とに注力してきた。
  • しかし、それでは生命活動全体をうまく理解できない
  • 一つ一つの機能がどのように連携して全体としての生命活動を形作っているのかを研究するのがシステム生命工学
• 生命現象をシステムとしてみるときの切り口
  • ロバストネス(堅牢性)
  • フラジャイル(脆弱性)
• これら２つはコインの裏表
  • 環境の変化(擾乱)に適応するためにロバストネスをあげればよい。
  • しかし、ロバストネスを過度にあげると、そのことは別の面でのフラジャイルをもたらす。
  • 現在生き残っている生物は、自ずと良いバランスを持っている。
• ロバストネスな構造
  • デカップリング
    • 一系統の不具合が他に広がらないようにする
  • モジュール化
    • 機能ごとに構造を分化して、入れ替えられるようにする
  • コア構造
    • 情報や物質がコアを通ってやりとりされるようにする
    • Mediator
  • 現在生きている個体のロバストネスばかりではなく、進化の仕組みのキーテクノロジ
    • 突然変異が、直ちに個体が生存する上で不利益にならないようにする
    • ある程度役に立たない器官を温存しておくことができる（環境が変化したときに生き残る決定打になるかもしれない)
• 例
  • 糖尿病や肥満は、人間の体が、想定している環境 (狩猟採集 = ときどき食べ物がいっぱい手に入って、その間は飢餓) にロバストになるような適応
  • 癌は、非常にロバストでやっかい。最新の研究では、いろいろな遺伝子を持つ細胞が寄り集まって癌を形成している。→ 薬剤耐性
• テクノロジーや経営でもよく見られる
  • B767 のコンピュータは 3系統。CPU まで別 AMD29050 / I80486 / MC68040
  • 吉野家は、あえてロバストネスを犠牲にして、米国産の牛肉に依存していた (品質、とくにアルバイト向けの教育で圧倒的に有利) 。

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• 本書には登場しなかったが、ソフトウェアの分野でも重要な知見
  • plugin で拡張できるようにすることがきわめて重要
  • プログラマーのジレンマ

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