Game W＆R Soviet Republic

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W&R について
世界観とはまるツボについて
非公式プロローグ
国土について
貿易について
建設について
地形について
資源について
工業について
人民について
社会基盤について
交通について
運輸について
難易度について
電力について
農業について
5か年計画
- 第一次五か年計画(1960-1964)
- 第二次五カ年計画(1965-1969)
年次報告
- 1960
- 1961
- 1962
- 1963
- 1964
- 1965
- 1966
- 1967
共和国の歩き方 1970
- 共和国経済の概要
- 石油の街ヘラス
- 石炭の街チェルナコバ
- 繊維の街パドニン
- 鉄鋼の街ヤホニク
- 電子の街ナチョモ
- 核の街モルモスク
- 自動車と服の街トルウィストク
- 造船の街ナジェホフ
- 海路の玄関口コルネー
- 原発の街タボビナ
- 第二の核の街タボミナック
- アルミの街グリウィウィスレク
- 鉄道の街シェフィエンテ
- 空の玄関口ブラポーバ
退任
[MEMO] 1930-1960 のソ連財政について

W&R について †

スロバキアの 3D Vision 社が早期提供している、「共産圏版Sim City」。現時点 (Oct 2020) で ver0.8。多分永遠に ver1.0 にはなんないんじゃないかなかなぁ
- 動作が不安定だけど、ちょくちょく自動セーブが走っているので問題なし
ゲームプラットフォーム Steam 上でダウンロード販売している
Windows向けだが、Ubuntu20.04 上でも、互換レイヤ (Proton) を噛ませれば動作する → DeepLearning 機械学習マシンでゲームを楽しむ Steam on Ubuntu

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世界観とはまるツボについて †

オープニングはこんな感じ。なんの飾り気もない工業製品みたいな感じがよろしい
駅の案内板が最初から錆びてたり、新品の道路にヒビが入っていたりと芸が細かい
最初のハマりどころは、広大な世界で Nゲージを好きなように広げられるところ
- 登場するのは、当然ながら共産圏の見たことない車両
- 信号機を使って合流や折返しなどを作ることができる
- 列車の運転台から路線を一周できる
次は配置萌え
- これは、まだ始めたばかりの石油化学工業地帯
- 手前右側が、製油所・化学薬品工場・プラスチック工場の複合工業施設
- 手前左側から湖にかけてが、当共和国最大の油田地帯
- 湖を挟んで右奥が住宅地帯
- それらを結ぶ通勤路線が奥から手前に伸びている
- 一番前を左右に走っているのは、できた石油製品の輸出用の路線
- コイツラをうまく機能するように取りまとめなきゃいけない。いきなり線路を引いたり工場を建てずに、まずは要件を整理する必要あり
  - 実際に作った石油コンビナートには、これに、化学薬品工場とプラスチック工場と、それらに必要な原油以外の原材料の貯蔵施設、製品の貯蔵施設、搬入路・搬出路が必要。あと、労働者の供給路も考えなきゃいけない。これくらいになると、工場作る前の設計が必要になるでしょ。
重工業萌え。もの作るには、中間生産物がいる。うまいこと現実世界を簡略化できている
- 原材料を投入すると、製品が出てくる巨大コンビナートを作るもよし
- 共和国の全土に分散する拠点で半製品を作り、最後に組み立てる物流網を作るもよし
- 資源の依存関係(当共和国調べ：下記の図のソース Pull Req 歓迎 https://github.com/kagyuu/W-R_SovietRepublic/blob/master/resource.gv )
人民の福利はあんまり考えなくていい。コイツらは肉とウオッカさえ提供しておけば幸福度100。このゲームでは人民も石油も工場を動かすために絶えず供給しなければいけない「資源」
以下、この世界にどっぷり使ったコラム

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非公式プロローグ †

195x年、米ソは、先の大戦以来無人になってた緩衝地帯を解体して、両陣営に分割して帰属させることに合意した。東西両陣営が、人類を何度も絶滅させられるだけの核爆弾を保有し、それらを敵国の中枢まで運搬できる大陸間弾道弾で武装したため、緩衝地帯を設けておく意味がなくなったのである。
1960年。ソ連共産党中央委員会は、この地に理想の社会主義国を建設して、東側陣営の西側に対するショーウィンドーとすることを決定し、その建設をあなたに任せた。

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国土について †

この国は、歴史的経緯により正方形をしている
南と西 (ゲーム開始時の視点では上と右)は西側陣営に接しており、北と東(左と下)は東側陣営に接している

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貿易について †

国境には税関があり、物品の輸出輸入ができる
東側陣営に対する輸出入はルーブルで決済される
西側陣営に対する輸出入はドルで決済される
また、いくつかの国境では、電力の輸出・輸入がでる
西側陣営から購入できるものは限定的であるため、貿易はおもに東側陣営と行うことになる
ただし、西側の建設業者に建設を請け負わせる場合にはドルでの支払いが必要なため、国土の南西半分の開発を進めるために西側諸国と貿易してある程度のドルを稼ぎ出すことが必要である。

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建設について †

鉄道や道路、建築物は、建国当初は労働力および資源が確保できないため最初は自前で建設できない
隣国の建設業者に依頼することになる
東側陣営の建設業者に発注する場合は、ルーブルで支払う
西側陣営の建設業者に発注する場合は、ドルで支払う
それぞれの国境から離れるにしたがって追加領域を支払う必要がある (つまり、西側との国境地帯での建設事業をルーブル建てで行うと割高になる）
国内の産業が発展すると、自前の労働者と資材で建設事業を行うことができるけど、モニュメント的な巨大建造物以外は国外に発注でいいかな

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地形について †

この国は、山脈で分断された盆地によって構成される
各盆地ごとに、周辺の資源に見合った産業を立ち上げ、その産業地帯の近くに労働力を提供するための団地を作る
交通網は国土を直線で縦断するように作ることはできず、山脈の切れ目を通って、盆地と盆地を結ぶように形成する
長距離トンネルを作ることはできるが、数年単位の月日と莫大な投資が必要となる

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資源について †

この国には、石油・石炭・鉄鉱石・ウラン鉱石が埋まっている
ゲーム序盤は、石油を採掘して、製油所で燃料と瀝青に加工して輸出するのが主力産業で、石油輸出によってその他の産業を育成することになる
産業が立ち上がってきたら、石炭を採掘し、発電所で燃やして、電力の国産化を図る
ゲーム後半では、石炭と鉄鉱石で鉄鋼産業を立ち上げ、機械部品や建材の材料の国産化を図る
最終盤には原子力産業を立ち上げて、国土の隅々を電化したうえで、電力輸出ができるようになる。ちなみに核廃棄物は、マイナス価格で輸出する。

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工業について †

工業製品を作るためには、様々な中間製品が必要である (自動車を作るには、鉄鋼や電装品やゴム、繊維が必要で、鉄鋼は石炭と鉄鉱石、電装品はプラスチックと・・・)
ただし、すべての中間製品を自前で用意する必要はない、中間製品を輸入し最終製品を作って輸出することもできる。
というか、そうすべき。最初に最終工程を作って、中間製品は輸入に頼る。そして徐々に原材料の国産化を図っていく
最初に縫製工場を立てて、織物を輸入して服を輸出する。次に織物の国産化を図り、さらに織物を作るための化学薬品と綿花の国産化を図る。
逆だと資源を安く買いたたかれて、産業の高度化に必要な資金が得られない
物品を工場に自動購入させることができるが、国境地帯から遠ざかるにつれて割高になる。原則自前で必要な物資を輸送し、自動購入は輸送が途絶えた場合に稼働率を保つための保険に使う。

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人民について †

人民は工場を動かすための資源 (Workers & Resources!)
人民は一日 8 時間働く
工場を 24 時間フル稼働させるためには、労働者は工場定員の最低 3 倍が必要で、労働者を絶え間なく工場に投入できるよう交通網を整備する必要がある
この国は労働者の国なので、労働時間には通勤時間を含む。通勤に 5 時間かかると、工場で働く時間は 3 時間。
工場の近くに住宅街を作ると、人民は公害で死ぬ。中途半端に離すと、(バス路線があるにもかかわらず) 歩いて工場まで通って、すぐに勤務時間終了となり、工場が全然稼働しない。
人民は労働以外の 16 時間で色々な欲求を満たす
人民は 300m しか歩かない。住宅の 300m の範囲内に必要な施設を配置するか、バス停、鉄道駅を設置する。職場もバス停、鉄道駅から 300m 以内に配置する。※ 最近のアップデードで 400m まで歩くようになった Ураааааааа!

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社会基盤について †

よく火災が起きるので、消防署が必要。工業地域と住宅地の中間に作る。消防車の購入が必要
消防車が消化できるように、変電所や石油リグなどの人があまり立ち入らないところも道路で接続する必要あり
人民が常に労働できるように、病院が必要。住宅地に作る。著しく健康が悪化して動けなくなった人民のために救急車の購入が必要。労働者の定員が多いので、ゲーム序盤は稼働率を下げる。
人民が必要とする物資を供給するために、雑貨店から大型ショッピングセンターまで建設することができるが、住宅街に小型の商店を分散させるよりも、大型ショッピングセンターを各住宅街に一つ建設し~~バス路線を整備する方がいい~~ → 人民は出不精なので乗り物を使ってまで買い物に行かない。徒歩圏内に作ったほうが良さそう
スポーツ施設はサッカー場一択
人民から、教会などの祈りの場が欲しいという要望が上がるが、今のところ(v0.8)では建設できない。社会主義国なので将来バージョンでも建設できないかも

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交通について †

石油・石炭・鉄鋼などの重量物を鉄道で運ぶ。その他は、トラックが活躍する
- 鉄道を使うのは一度に 100t 以上の輸送になる。倉庫に積載する荷物がないとずっと駅で待っているので、少量の輸送は「配送センター」＋「トラック」で行わないといけない
人民の輸送は、バスで駅に集めて列車で輸送するのが効率的
- 鉄道駅にはバス停を2つ設置する。一つは普通のバス停(誰でも乗り降り可)、もう一つは地獄の一丁目。このバス停で降りたら必ず鉄道駅に行かなければいけない。鉄道が来たら列車でさらわれて工場前で降ろされる
- バス路線は、①[住宅街→普通の駅前バス停→大学前→消防署前] と、②[住宅外→地獄一丁目] の 2路線
- バスも列車も、速度の違うものを組み合わせると、駅に到着するタイミングをずらすことができる
行き先の鉄道駅からバスに乗せるのはむずかしい (鉄道駅から降りた全員バス停に向かわせるのはできるけど、そうすると至近の工場に人員を投入できない)
鉄道はNゲージ萌え。信号機を使ってかなり複雑な制御ができる
- 原則は、信号間の閉塞区間には1編成しか列車が入れない。そのほかに、一つ先の閉塞区間の状況も見る信号もある。これらを組みわせる → Signal Guide
- 基本系 (3分岐)
- 内側しかブロックされない3分岐
- 同じ方向で2編成は入れる駅
- でも交通量の多い街中ではあんまり複雑なものは作らないほうがよさげ(次項参照）
鉄道は基本複線で作る。ただし、同じ方向にするか、対面通行にするかは状況による
- 長距離路線は対面通行の複線。適宜信号を配置して閉塞区間を区切る必要あり。信号を置かないと町から税関まで一つの閉塞区間になって、同時に一編成しか通行できなくなる
- 街中は複線を同じ方向に使って、追い越しができるようにする。対面通行での折り返しや合流は交通量の多い路線では必ず衝突する。閉塞区間の両端で列車が待っている状態で信号が変わると、同時に列車が発信して、結果的に閉塞区間に複数の車両が侵入してしまう。物流が止まると経済が死ぬので、街中では一方向の環状線にし、合流も対面ではやらないようにする。同じ方向の合流なら、閉塞区間に複数の編成がいても自動的に解決される。対面で衝突が起きると党指導部（プレーヤー）の介入が必要。

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運輸について †

貨物の積み下ろしは遅いので、主要路線には作らずに待避線で行う。旅客駅は ~~荷物の積み下ろし~~ 人民の乗り降りの速度が速いので主要路線においてもよい
モノを運んだ帰りに、空荷で帰るのはもったいなくね・・・をすると物流が崩壊するので注意
- 製材所から「材木」をトラックで物流センターに運ぶ、帰りに物流センターから原木を製材所に持ち帰る
- をすると、やがて製材所の原料倉庫が原木でいっぱい＆製品倉庫が材木でいっぱいになって、製材所が業務を停止する。でも、トラックは製材所で原木を下せないので、そのまま原木を積んだまま製材所と物流拠点を行ったり来たりする。
原材料の補充は、定期便で行うのではなく物流センターで行う
- 工場の倉庫の原料在庫が 30% 以下になったら、物流拠点から原料を抜き出して工場に配達する
- 国内の物流拠点ではなく、税関から輸入することもできる
- 配達するのは工業原料だけではなく、最終消費財を小売店に届けることもできる
- 物流センターは便利なので小規模のをたくさん作ったらよいと思う
- 石油パイプラインの補助に物流センターの石油輸送トラックが必要。工場の生産性が高すぎて、パイプラインだけでは石油タンクからの搬出や搬入が間に合わなくなる
- 物流センターは、工業地帯内の物資を融通する中型と、税関や他の工業地帯と物資を融通する小型の２つを立てたほうがいい。両方混ぜると、ひたすら税関と倉庫を行ったり来たりする車両が出てくる。

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難易度について †

	超簡単	簡単	普通	難しい	(備考)
市民の不満	低	低	中	中
エネルギー	なし	なし	建物に電力	建物に電力＋車両に燃料	なしは自動供給(考慮の必要なし)
昼夜	なし	あり	あり	あり	暗くなると車両のスピードが落ちる
夏冬	なし	なし	あり	あり	冬に住居や職場に熱が供給されないと人民が凍死する
火災	なし	普通	頻繁	頻繁
事件	なし	なし	なし	なし
公害	なし	あり	あり	あり
開始	1970	1970	1970	1970
車両	ロック	ロック	ロック	ロック	モデルとなった車両の販売期間にしか購入できない
教育	簡単	簡単	複雑	複雑	簡単では初等教育は自動（考慮の必要なし)。複雑にすると、保育園に子供を預けられない母親は働きに行けない

とりあえず、普通＋1960スタート+建物へのエネルギー供給　でスタート。いくらなんでも電力網なしは簡単すぎ

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電力について †

高圧線 -(トランス)→ 中圧線 -(変電所)→ 建物

基幹網は高圧線
街の入り口で、中圧線に変換する
中圧線で変電所まで電気を運ぶ。変電所は徒歩圏内(400m圏内)の建物に電力を供給できる
配置
- 高圧線は山脈の頂上を通す。他に利用価値のない土地。分岐させるところは、分岐は道路の通っているところまで下ろす。火事対策。道路が通っていれば消防車が来て消火できる
- 中圧線は、いきなり電線を引くのではなく、まず変電所をおいてからどうやって電線を這わせるのかを考える。線路や幹線道路沿いに空き地を作っておくと、あとから変電所を増設したり、中圧線を這わせるのに便利
- 変電所には、供給できる電力の容量がある。街の中心部に一つおいて全部の建物に電力を供給できるようにすると、街が機能しだしたときに電力不足で詰む。変電所は、あえて郊外に複数置いて、それぞれの変電所の担当範囲を絞って、それぞれの変電所が電源容量内で運転できるようにする。
- 建物の電圧と消費電力は、地図から見ることができる。供給電圧が 230V を大きく下回っていたら、建物の稼働率が下がる。(あと、夜に電灯の灯りがチラつくのでもわかる)

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農業について †

農場をずっと可動し続けるための最適規模の計算

作物は、種まき→生育期間→収穫　のサイクルを繰り返す

生育期間は 53 日固定なので、53日間で別の農地の種まきと収穫を行うようにすれば、ずっと一定量の収穫を続けることができる

	53日	53日	53日	53日
農地①	育成中	収穫中	種まき中	育成中
農地②	種まき中	育成中	収穫中	種まき中
農地③	収穫中	種まき中	育成中	収穫中

農場に配置できる農業機械は合計12台

最適解
- 1 農場に付き 9 の大規模農地
- 種まき機 3 台
- 収穫機 7 台
- 作物を回収する有蓋トラック 2台
工業原料としての農作物の主な供給源は、輸入農作物。
- 輸入農作物は鉄道で輸入して倉庫に格納し、工場接続で工場に供給する。フォークリフトではなく直接接続にしないと消費速度に追いつかない。
- 国産の農作物は、倉庫からの搬出速度を下げるために使う。工場の農作物の消費速度が早すぎて、自給は無理。消費速度を軽減することしかできない。
- 農地からの農作物の回収は、農場の有蓋トラックの他に、Distribution Cente の有蓋トラックでも可能。(ただし、農場に最低一台は配置しないと農場が稼働しないので、一台か二台だけ有蓋トラックを農場に配置する。その他に農作物回収用の Distribution Center を作って、有蓋トラックを12台配置する）
- 農作物は農地から工場に直接搬送する。倉庫に搬送しようとすると倉庫前で大渋滞になるため。

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5か年計画 †

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第一次五か年計画(1960-1964) †

【目的】石油関連産業を立ち上げて、人民に必要な物資の輸入を可能にするとともに、第二次五か年計画以降の共和国発展の原資を安定的に稼ぎ出せるようにする。
【目標】国土に眠る石油資源を採掘して、燃料・瀝青に加工して輸出できる体制を構築する
【計画】1960年
- 中央盆地の油田地帯に、石油採掘施設と石油精製施設を建設して、燃料・瀝青を安定的に輸出できるようにする
- 中央盆地から東側に長距離路線を伸ばして、社会主義陣営側の中規模税関と接続して、燃料・瀝青の輸出を行うとともに、石油精製施設の生産能力に対して不足するであろう原料原油を少量輸入する。
- 中央盆地は将来的に石油関連製品の供給拠点とするため、化学薬品・プラスチック工場の設置を念頭に余裕を持ったコンビナート建設を行う
- 石油コンビナートで働く労働者を供給する住宅街を、湖を挟んだ反対側に建設し、旅客列車で石油コンビナートと連結する
- 予算的に厳しいが、工科大学を設置し、化学プラントの建設に必要な研究を開始する
【計画】 1961年
- 研究が完了した化学プラントを石油コンビナートに複数建設して化学薬品の製造を開始する
- 共和国の北部・南部・西部に点在する油田を開発する
- 北部のに社会主義陣営側の大規模税関、南部の資本主義陣営側の税関と、中央盆地の石油コンビナートを接続する鉄道路線を開設する。原則的にトンネルは使わずに山脈の切れ目を通す。また、将来の開発の邪魔にならないように盆地の端を通るようにする
- 各地の油田から原油を集めて、中央盆地の石油コンビナートに搬入して、中央盆地の石油コンビナートで処理された燃料・瀝青を北部・南部から輸出する鉄道ルートを開設する。
- 1960年に燃料・瀝青の輸出に使っていた東部ルートは一時休止する
【計画】 1962年
- 調整期間
- 化学プラントに必要な原木の現地調達ができるようにする。および、その他に必要な食糧・砂は鉄道での輸入を行う
- 住宅街の拡充
【計画】 1963年
- 中央盆地南部の石炭地帯の開発を開始する
- 作るのは常にサプライチェーンの川下から
- 石油コンビナートから石炭地帯へ鉄道および道路の支線を建設する
- 石炭地帯に労働者を供給する住宅街を建設する
- 石炭ヤードおよび石炭火力発電所を開発して、まずは輸入石炭による発電を開始し、石炭地帯への電力供給を開始する
- 石炭火力発電所はもう一基増設する可能性があることを念頭に用地を確保する
【計画】 1964年
- 石炭精錬所と石炭鉱石ヤードを建設する
- 石炭精錬所から直接ベルトコンベアーで石炭を石炭ヤードに出荷できるようにする石炭鉱石ヤード → 石炭精錬所 → 石炭ヤード → 石炭火力発電所
- 石炭精錬所で、石炭鉱石を自動輸入するように設定する。安定して石炭が石炭火力発電所に供給されるようになったら、石炭火力発電所側の石炭の自動輸入を停止する。
- 鉱石ヤードに石炭鉱石を供給する炭鉱を建設する
- 安定した石炭鉱石の供給が確認されたら、石炭精錬所側の石炭鉱石を自動輸入を停止する
- 出炭に余裕があれば、石炭火力発電所をもう一基増設する
  - 中央盆地南部の石炭地帯では発電のみを行えばいい。将来製鉄業を起こすときに使う石炭は、鉄鋼地帯の近傍で用意する
  - 若干量であれば、自動輸入を再開する
- 炭鉱のそばに採石場と砂礫工場を開設し、中央盆地の石油コンビナートで、化学プラントが使う砂礫の時給を測る
- 最後に、中央盆地北部の石油コンビナートの電源供給を、東部の社会主義陣営からの買電から、中央盆地南部の石炭地帯の自主電源に切り替える。発電量に余裕があれば一時的に売電をおこなう。(第二次五か年計画で再び買電に転じる予定)

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第二次五カ年計画(1965-1969) †

すでに我が国の経済は東側先進国の中でもトップレベルの域に達しており、少人数のエリートが長期の計画をたてることはできなくなってきている。
そこで、我が国政府は企業（労働組合）が各々の裁量で自由にその力を伸長できる基盤を整えることにした。
基盤整備計画
- 第一次五カ年計画で整備した製鉄所で生産される鉄鋼および、部品産業地帯で生産される機械部品・電子部品を使って、自動車製造・造船・鉄道製造企業を立ち上げ、産業の高度化を図る
- 最終的に、現代産業の粋とも言える航空機産業を立ち上げる
- 航空機産業に必要なアルミニウム産業を立ち上げる
- アルミニウム産業に必要な電力を賄うために原子力発電所を建造する
原子力発電所の建造にあたっては、国際的な緊張を高めないようにする。核関連施設および原子力発電所の建造については、計画段階で邪魔が入らないように、極秘で進める。ただし、稼働後は、核関連産業の集積を既成事実化するために、特に西側に対してオープンな姿勢で望む
我が国は、東側、西側に国境を開放する。空港および港湾を開港して観光客を呼び込み、外貨収入を得るとともに、観光客を人質として国土の安全保障を図る。

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年次報告 †

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1960 †

1960年。我々は3000人でこの地に入植した
先の大戦前には、この湖の辺りにも村があり、特にマスの燻製と醸造酒は食通の間で有名だったという
我々もそれに倣い、まずはソビエトの標準的な住宅地を建設したあと、養魚場と醸造場を作成した。
- 入植が決まってから、我々は計画局で何度も検討したが、残念ながら農作物の自給は諦めざるを得なかった。この国は山がちで大規模な農場を作ることができない、僅かな盆地をすべて農場に変えても工業や人々の暮らしに必要な穀物を生産できないだろう。幸い、東欧・中央アジアで大規模な集団農場の開発が進んでおり、我々はそこから必要な穀物を輸入することができる。
- 当面穀物は、友好国からの輸入に全面的たよる必要がある。もちろん、農業は国家の重要な基盤であるので、我が国でも大規模農場を数箇所作る予定だが、それは工場や商店へ供給する輸入穀物のバッファとしての役割しか果たせないだろう。
比較的安い穀物を輸入して、比較的高価な酒と肉(魚)に加工して、住民に行き渡るようにした。酒と肉は住民の肉体的な健康のみならず精神的な健康にとって非常に重要である。歴史上、酒と肉を十分に供給できなくて滅びた国家はいくらもあった
次に我々は、湖の東側に広がる油田地帯を開発して、そこで取れた原油を加工する製油所を作成した
- 将来的にすべての原油をここで処理して輸出できるよう、製油所は２基建設した
- 当然、製油所近郊の産油量では足りないので、基本的に輸入原油を処理する加工貿易を行うことになる。近郊の油田から算出される原油は、加工の目減り分を補う程度しかない
- 将来的には、国内に点在する油田を開発して、輸入原油を国産原油に切り替えていく
この最初の入植地近辺には、石炭・石油が集中して産出し、また共産圏への主要な輸出経路になっている。将来的にはここから国中に原材料を運び出し、国中の輸出品がこの近辺を通る。そこで、鉄道は複々線化して将来の輸送量の増大に備える。
交通網はバス輸送を基本とした
- 我が国の人民は、基本的に徒歩圏内 (400m) しか行動しないため、旅客列車の運行は無意味である
- 生活に必要なものは徒歩圏内に収めて、住宅地中央部のバス駅から、製油所前のバス駅までの直行バスを飽和運行する
- 都市建設時には中央部の高層アパートにのみ住民を入植させて、周囲の低層マンションは空き家にしておく。そうすると彼らの子どもたちは順に周囲の低層アパートに家庭を築く。新しい街を作ったときには、周囲の低層階から移住者を募る。
かなりの高低差があっても、歩道をつづら折り形式でつなげれば、労働者はぐんぐん登っていく
人民の生活に対する満足度は高く、子供がたくさん生まれた。来年には彼ら・彼女らの多くが成人を迎えるだろう。1961年は新しく街を作り、職場を作らなければならなくなるだろう (※この国の子供は一日で何歳分も年をとり早く大人になるのだ!)
苦しい財政事情ではあるが、入植直後に工科大学を設立。「百ブッシェルの麦も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万ブッシェルとなる」。教授陣は、学生がいないうちに研究に打ち込み、早くも化学プラントがアンロックされる

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1961 †

我が国にも遅れてベビーブームが到来した。大量の住宅が不足することが予想されたため、ソビエト式半円都市をもう一セット作成した。(上記のグラフは、21歳以上で親と同居している若者の数の推移)
- ただし、新都市への移住と失業対策が後手に回ったため 1000 人規模の亡命者を出してしまった。
- 満足度 100 %の我が国からさったところで、よりよい生活があるとは思えない。帰国を希望する者は暖かく向かい入れてやろう
大量の学生が発生したため、第一都市にあった工科大学に加えて、第一・第二都市の間に共産党本部(≒文系大学)を建設
そして、新都市の住民の職場を作るために、石油産業の他に石炭産業を立ち上げた
- 石炭鉱山を 4 箇所開設した、事前調査では標準的な品質が予想されていたが、実際に操業を始めてみると優良炭が日量1000t生産できる世界的に見ても有数の炭鉱となった
- 石炭掘削のため、ドイツ人民公社（Volkseigener Betrieb VEB）よりバケットホイールエクスカベーターを導入、非常に高価であるが、少人数で安全に採鉱ができる
バケットホイールエクスカベーター購入のため、ソビエト連邦を引き受けてとして期限1年で200万ルーブル、期限2年で200万ルーブルの国債を発行する。初年度より驚異的な生産量を誇る製油所と、我々入植者と子どもたちが担保となる。償還が遅れれば、我々はシベリアに新たな職場を与えられ、別の住民が入れ替わりにやってくることになるだろう
- しかし、最終的にはその懸念は杞憂に終わった。驚異的な石炭鉱石の採掘量と、大規模な精錬所、そしてわれわれの頑張りにより、大規模輸出税関から輸出できないほどの石炭が生産されることになった
- 1961年度末まで、日割りの償還をきっちりとこなし、なお 200万ルーブルの手元資金を確保することができている。繰り上げ返済はせずに、手元流動性を確保しつつ償還を続けていく
資金繰りが好転してきたので、失業対策として、大規模化学プラント郡を建設した (航空写真手前)
- 工場接続では、原則的にフォークリフト接続は使用しない。スループットがおそすぎて、結局 Distribution Center のトラック輸送を使わざるを得なくなるため
- 醸造所のように、資源をがぶ飲みする工場は直接接続にする必要がある
- 直接接続が必要ない場合には、フォークリフト接続は使わずに Distribution Center でトラック輸送を使う
現在使える、中型税関×1、大型税関×1は、すでに石油製品と石炭の輸出で飽和状態。対策を考える必要がある
- 1)新たな税関への接続路を開設する
- 2)一次産品を加工して、量が少なく高価な製品を作る → 化学プラントで化学薬品を作っているのもその一環

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1962 †

圧延鋼板！社会主義国であっても資本主義国であっても国家の指導者であれば、この言葉を甘美に感じないものはいないだろう
あらゆる工業製品の出発点であり、その生産量は国力の指標として使われている
すでにわれわれは輸出税関の処理能力を超える石炭生産設備を保有している。また、国土の南部に有望な鉄の鉱脈があることが分かっている。あとは、鉱山と製鉄所さえあれば鉄の生産が可能となるのだ!
そこで、我々はさらに 800万ルーブルの起債を行い一大鉄鋼地帯を整備した
製鉄所の設計には石油化学プラントの設計とは別のむずかしさがある
- 投入する資源が、重量物であるためベルトコンベアで搬入する必要がある。しかし、ベルトコンベアはパイプラインと違って曲げられないし、立体交差をさせることも難しい。しかも、ベルトコンベアが設置できても、実際に稼働させると機能しないことがある。実際に高炉に鉄を搬入するベルトコンベアを三分岐で作ったが、第三高炉への搬入だけ機能しなかった。ほかの複雑に入り組んだベルトコンベアは機能していたので、それらを迂回する形で第三高炉への鉄の搬入ベルトコンベアを作りなおした。その結果、第三高炉への鉄の搬入路は周囲を大回りする形になっている。確かに機能美は失われてしまったが、とにかく稼働させることが大切である。
- ベルトコンベアの間を縫うようにようやく走らせた道路に、大量のバスを走らせるのは非効率的である。この道路は、中心市街地と発電所を結ぶことに使い、発電所が満員だった時に製鉄所に労働者を運ぶようにした。製鉄所への労働者の移送には鉄道を使う。
- 製鉄所には貨客兼用の3線の駅が付属しているので、そこに東ドイツ製の快速電車 (150km/h) を飽和運航させる。
- 住宅地は、小高い丘を挟んで、工業地帯よりも若干高い地域に建設。丘と高低差が汚染物質が住宅地に流れ込むのを防いでいる
  - 一度に大量の労働者を運べるが (加速が) 遅い列車を少量運航するより、一度に運べる労働者は少ないが、(加速・最高速が) 速い列車を飽和運航する方がよい。労働者を旅客駅で待たせると、勝手に家に帰ってしまうので。
  - 路線は、市街地→第一高炉→第二高炉→第三高炉→市街地(外回り線)。市街地→第三高炉→第二高炉→第一高炉→市街地(内回り線)の二つ。
- 製鉄所の電源には特別な考慮が必要
  - 一基当たり 11MWh 消費する
  - しかし、電源スイッチの容量は 19MWh
  - そこで製鉄所は火力発電所と組み合わせて建設して、そのペアが、発電量と消費電力量の差分を外部とやり取りするように作る。平常運転時には、余った電力を電力網に供給するように設計し、発電所の発電量が落ちたときに、電力網から補えるようにする
- わが国は、労働者の国なので、労働者は一日 8 時間労働すればよい。発電所の運転員も例外ではなく、勤務時間が完了すると、交代要員が来なくても勝手に帰宅してしまう。そのために、市街地→発電所前→大規模工場(製鉄所) といったバス路線に頻繁にバスを走らせて、発電所の要員を優先的に充足し、余った労働者を大規模工場に運ぶようにしている。そうはいっても稀に、一斉に運転員が帰宅して発電所が止まるのは避けられない。
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なんとか原油輸出で破綻を防げている

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1963 †

鉄鋼生産が軌道に乗る。三基の高炉から生み出される圧延鋼板は４編成体制のピストン輸送で輸出しなければ、露天倉庫がすぐにいっぱいになってしまうほど
ベビーブーム世代が成人を迎えているため、深刻な住宅不足と失業が発生。鉄鋼の収益でもう一つの石炭工業地帯と、アパレル工業地帯を建設。繊維工業は人手を吸収できて収益も悪くない。
余っている平地を利用して大規模農場を建設。ただし、繊維工場の必要とする莫大な需要は満たせない。主に使うのは、あくまで鉄道で輸送された輸入穀物。国産の穀物はその減る速度を遅くするくらいのスピードでしか供給できない。それでも税関の処理能力が飽和状態なので十分役に立っている
ここに来て、建国当初に幹線鉄道を複々線化しておいたことが効いてくる
- 画面右から左に向かって複々線化された幹線が通っている
- 手前に向かって石炭・繊維工場地域に幹線から支線が伸びている
- 石炭・繊維工場地域に関係のない列車は複々線の外側を通って、工業地域に列車が出入りするときにもスピードを落とさずに運行できる(この時代のディーゼル機関車は、最高時速こそ 90km/h でるものの、一旦止まると加速が遅い)
相変わらず、ベビーブームによる住宅不足
- 住宅のない若者の数は石炭・繊維工場地帯に付属する住宅地を作ったときに急減するも、次々に子どもたちが成人を迎えて再び不足状態になる
- 世界的に、当時の指導者は大変だったんだろうなぁ・・・
- ソ連では「フルシチョフカ」（フルシチョフの家）とあだ名される粗悪な団地が量産されたそうです。技術的には、世界初のプレハブ・ユニット方式の集合住宅。
- このゲームでも「フルシチョフカ」を作ることができるけど、住民満足度が低いのでよほどの資金難でなければ使わない。（ソ連と違って秘密警察で住民の逃亡を阻止できない。我が共和国の人民は不満があったら西側に逃げ放題）
財政状況は大幅に好転。1962年には破綻寸前だった国家財政も、1963年末には国債を償還しつつ500万ルーブルの黒字を達成

ひとまず飽きたのでここで休止。このままおんなじことを繰り返してけばうまく行くことが分かっちゃったので、もういいかなと。
また現実逃避をしたくなったら、今度は西側国境に向けて開発を進めていって、Volks Wargen Beetle のライセンス生産でもするかな
1962の経済危機で、ドル資金もほぼ底をついているので、何かを西側に輸出して、ライセンス費用を稼ぐ必要がある

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1964 †

電子工業地帯を立ち上げる
中央に大型倉庫(MOD)
機械部品工場×１、電子部品工場×４、家電工場×４
電子部品は、こののち自動車工場や造船所で使う予定なので、現時点では生産能力が過剰
鋼鉄・化学薬品は他の工業地帯でできたものを運んでくる。プラスチックは全面的に輸入する（原油と化学薬品から作ることができるが、価格が下がるので輸入したほうが安上がり）
実は中央の大型倉庫だけでは倉庫の容量が足りないし、搬入・搬出でトラックの大渋滞ができるので、倉庫を追加している
- 今ある倉庫は製品倉庫専用にして、その他に原料倉庫を増設して線路に直結
- その他に、家電の一時保管庫を作って、トラックが集中するのを避けることができるようにした

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1965 †

2020年末に Update #6 が来る
- 観光業
- アルミニウム産業
- 航空産業
- 空港
航空産業は大量の電気を使う（はず）なので、原発建設後に取り掛かるとして、まずは観光業に挑戦
- 国土の中央部にある鉄鋼コンビナート付近に山岳リゾートを開発
- 観光客は、税関までくるので、そこから列車やバスで移送する。今まで使い途のなかった Motor wagon が最適。乗員 50〜100 人の1両編成のディーゼル車。労働者の移送には小さすぎるけど、観光客はまさにその規模で税関に来るので、線路がつながっている各税関と観光地を各2編成で往復させるとよろしい。最高速度 90km/h はちと遅いけど、重量が軽い割にエンジン出力が大きいため加速がよいので、さほど他の列車の邪魔にはならない
- 観光客の欲求は基本的に同じ。パン・肉・アルコール・娯楽・運動。徒歩圏内に施設を用意して、従業員を用意して可動させればいい。
  - ただし、国民と違って、料金(外貨!)を払ってくれる
  - あと、まれに芸術鑑賞をしたい観光客も来るので、共和国美術館でも立てておけばいい

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1966 †

安全保障のために食料の自給を図る。パンとお菓子を作る工業地帯を作る
パンは地元の小麦畑から取れる小麦と、ウクライナからの輸入小麦から作る。基本的に国内消費用だけど、余剰分は輸出する。パン工場がフル稼働すると、どうしても地元の農場だけでは原料をまかないきれない
お菓子の方は多少複雑
- 地元の油田から産出される原油を精製する過程（脱硫）で得られる硫黄を使って、化学工場で硫酸を作る。
- この硫酸で、地元産のウラン鉱石を精製して、イエローケーキ（粉末状のウラン精鉱）を作る
- イエローケーキを蛍石（CaF2)と硫酸を反応させることでできるフッ化水素と反応させ、六フッ化ウラン（UF6) を作る
- UF6 を核燃料工場で遠心分離して 238U と 235U を分離して核燃料を作る
お菓子は無蓋トラックで税関まで運んで輸出する。アホほど儲かる
- ウラン鉱山×１、精製工場×２、UF6工場×２、核燃料工場×４で大量生産
リゾート開発は、東西の核技術者を招聘するための隠れ蓑だった？

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1967 †

~~核燃料~~ お菓子の輸出がアホほど儲かるので、今までの国債をすべて償還
自動車産業を立ち上げる
- 西側企業より Volks wargen beetle の製造ライセンスを取得
- 鋼鉄・電子部品・機械部品・織物など、ほとんどの素材は国産でまかなえる。プラスチックのみ東側より輸入
- 国内の各都市にカーディーラーを新設して、大型無蓋トラックで beetle を大量供給。ついに我が国もモータリゼーションを迎える
  - 住宅地と職場に駐車場を作ると、勝手に自家用車で通勤してくれる
  - 鉱山や発電所など、可動に必要な労働者が少ないけれども、常時可動させることが重要な施設への通勤手段として最適
  - ちなみに、バス・鉄道で通勤している労働者は、瞬間移動で帰宅するけど、自家用車で通勤している労働者は自家用車で帰宅する
- 自動車工場を２棟作ったので、国内向けの需要を大きく上回る生産能力がある。東側諸国へ集中豪雨的な輸出攻勢をかける。
労働力を賄うために、住宅地も 2 セット作る
自動車工業地帯が立地している場所は、もともとは対岸に断崖を望む大河のほとりで、風光明媚ではあるものの交通には不便なところであった。東側諸国への輸出の便利さと、原料を供給する国内の他の工業地帯との中間地点であるということで、自動車産業が誘致され鉄道・道路網が集まる我が国有数の交通の要衝となった。
これらの輸送網を逆に利用すれば、観光業の立地条件としても非常に優位である。製品の輸出路線は、観光客が流入する路線になるし、原料の搬入路線は、他の観光地へ観光客を移動させる搬出路となる。
そこで、自動車工場から山一つ挟んだ河畔にリゾート地を造成して、税関からは一旦ここに観光客を運ぶことにする。そして、河畔リゾートと山岳リゾートは巡回路線を走らせることにする。
河畔リゾートを観光客の一次受け入れ先とし、山岳リゾートへは2編成の巡回路線で誘導するようにしたのは、山岳リゾート駅が鉄鋼地帯へ通勤するための主要発着駅を兼ねていたために、鉄鋼地帯への通勤に支障が出始めたためでもある。

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共和国の歩き方 1970 †

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共和国経済の概要 †

GDP : 2億4千万ルーブル
人口 : 10万人
- 生活の満足度は 100%。食料・医療・娯楽・服飾・スポーツは充足している
- 共産党への忠誠も教会への忠誠も0。東側にありながら、むしろアメリカの西海岸に近い雰囲気
- 人口のほとんどは 1960 年に、ソ連各地から集められた 3000 人の子孫。現在の国民のほとんどは数世代先祖をたどれば親戚関係にあるという家族的な国家
主な輸出品
- 核燃料 8500万ルーブル
- 鉄鋼 1600万ルーブル
- 石油化学製品 1500万ルーブル
主な輸入品
- 原油 800万ルーブル (原油を輸入して、石油化学製品を輸出している)
- 建材
- 農作物
- その他工業原料

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石油の街ヘラス †

1960年に移民した3000人が最初に作った街
3基の石油精製所と10基の石油化学工場がフル稼働して、建国当初の外貨収入を支えた
ヘラスという地名はギリシャの古い呼び名に由来する。13世紀に、ヘラス湖中央の十字架島にギリシャ正教の修道院が建てられた。後に、ドイツ東方騎士団の重要な拠点となるも、先の大戦で徹底的に破壊されて今に至る。現在では、この十字架島には幹線道路（国道１号線）が通っており、共和国の交通の起点となっている。
ヘラス湖の周辺は養魚場で囲まれている。建国当初は重要な外貨収入元であったが、1970年現在は、ほぼ国内消費に回され10万人の食卓を支えている。
- 共和国の人民は、肉類よりもヘラス湖で穫れるマスを好み、タンパク質はほぼ国産の魚で摂取する
- ヘラス湖のマスの燻製は、かつて、ヨーロッパ中の貴族が好んで取り寄せた
- 建国後数年間は外貨不足で肉類が輸入できず、人民はしかたなく、そのヨーロッパいちうまいマスを食べて暮らしていた。後に莫大な外貨を稼げるようになって、肉の輸入もできるようになったとき、人民はいかに自分たちが贅沢なものを食べていたかに気がついた。

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石炭の街チェルナコバ †

ヘラスのとなりに作られた炭鉱街チェルナコバ
共和国の重工業の起点となる鉄鋼生産・アルミニウム生産に必要な石炭はここから採鉱される

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繊維の街パドニン †

ヘラス・チェルナコバに隣接して作られたパドニンは、我が国の産業化のさきがけとなった
ふたつ目の炭鉱地帯
繊維産業地帯
山岳リゾート

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鉄鋼の街ヤホニク †

三基の製鉄所が大量の鉄鋼を生み出す
- 近接の鉄鉱石鉱山より原料を供給
- 製鉄に必要な膨大な量の石炭は、チェルナコバ・パドニンから鉄道で輸送
鉄道輸送のための十字路を効率化する
- 大量の石炭を鉄道で輸送する必要あり。手前が炭鉱地帯、奥が鉄鋼地帯、左右に別の工業地帯
- 手前は長大な鉄橋。鉄橋には信号を設置できないため、鉄橋には一度に一編成の列車しか入れない。そこで、鉄橋を複々線化する。
- 十字路には同時に一編成しか列車が入れない
  - 右折のための迂回路を作成して、右折する場合には十字路に侵入しなくてもいいようにする
  - 右から左に行くための迂回路を作成する。（左から右の交通量は少ないので十字路を使っても良しとする）
  - 開かずの踏切になるので自動車道を立体化する
工業地帯奥の住宅地には、倉庫を併設して、国土中央部の生活物資の集積地とする
- 国土東部 (ヘラス・チェルナコバ・パドニン) の工業地帯で作られた生活物資は一旦ここに集められる。国土中央部の各都市は、ヤホニクから物資を調達する

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電子の街ナチョモ †

ヤホニクで生産される鉄鋼と、ヘラスで生産される化学薬品を使って、機械部品と電子部品を作る
さらに、機械部品と電子部品を使って家電を作る
あえて、部品と家電の倉庫を分けるのが重要。一緒にすると、鉄道で機械部品・電子部品を持ち出すときの量の微調整が必要となる。家電工場向けにそれらを残して鉄道で持ち出すのは困難。そうではなく、倉庫を分けて全量持ち出すようにするのが管理が楽。

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核の街モルモスク †

お菓子工場と言う触れ込みで一気に建設し、我が共和国に核関連産業が存在することを既成事実化した

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自動車と服の街トルウィストク †

東部の大型税関の近くに、自動車工業を立ち上げる。西ドイツより Volks Wargen Beetle の製造ライセンスを購入して量産する
原材料が似ている服飾産業も同時に立地させる
自動車工場内部にある倉庫の容量が大きいので、隣接して建てた倉庫は鉄道からの原料の積み下ろし場として使うことにする。倉庫自体は共和国東部の物資の集積地とする
失業問題が発生したため、パン工場も建てる。パンは住民全部が必要とする量を生産できる。また、原料の穀物も周辺の大規模のうちで自給可能

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造船の街ナジェホフ †

自動車産業と原材料が似ている造船産業を、トルウィストク近郊の川岸に立地させる
高速水中翼客船と、超大型輸送船を量産。国内に行き渡ったあとは輸出にまわす
写真左は、ボーキサイト鉱山。ボーキサイト鉱山は生産性が低く、将来的にアルミ工場で必要とする原料が足りなくなる見込みなので、ナジェホフでも採鉱して鉄道輸送。

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海路の玄関口コルネー †

東側各国と高速水中翼船で結ばれるリゾート地
また、税関とは高速列車で結ばれている
ビーチからは、東欧初の商用原子炉タボビナ原発が見られる

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原発の街タボビナ †

ソビエトで実用化された RBMK-1000 は、500MW の原子炉 2 基で、1 基の原子力発電所となっている。
我が国の電力需要では 1000MW の出力は不要なので、特別に 1 基構成の RBMK-500 型として建造した。商用原子炉保有国としてはアメリカ・ソビエト連邦に続く3カ国目となる
原子力発電所からは、各電力系統に分けて配電する。
- 電力系統は、税関の変電所を起点に、住宅地・工業地帯を通って、原子力発電所が終点になる。
- 高圧線スイッチは一系統 19 個までなので、系統同士は接続しない
- 税関の変電所は、輸入モードのまま。平常時の輸入量は 0MW にする。輸出しても大して儲からないので、電圧低下時の補完に使う
- 同様の理由で、既設の火力発電所はのこして、原子力発電所の出力低下時のバッファとする
運転要員の通勤には、ケーブルカーを使う
- バスを使うと、勤務開始時刻が一緒になるため、退勤時刻も一緒になり、一気に運転要員が帰宅して原発が止まることになる
- それを防ぐためにケーブルカーで一度に 4 人づつ投入して、退勤時刻をずらすようにする
- 原子力発電所が満員でケーブルカー駅に戻ってきた人は、写真奥のバス駅に移動させて、バスで　他の職場に行かせる

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第二の核の街タボミナック †

共産圏での核燃料の需要の高まりを背景にもう一セット核燃料製造工場を建設する
予想より生産性が高く、トラック輸送では輸出しきれないので、鉄道輸送に切り替える。（核燃料は、車両扱いなので、自動車ヤードに集積して、そこから鉄道に載せ替えることができる）

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アルミの街グリウィウィスレク †

アルミは、ボーキサイト、石炭、および膨大な電力から作られる
グリウィウィスレク近郊のボーキサイト鉱山から取れるボーキサイトが、アルミ工場で必要な量に足りないので、造船の街ナジェホフ近郊のボーキサイト鉱山から取れたボーキサイトで補完する
石炭は、さほど必要ないので、炭鉱地帯から製鉄所に石炭を移送している列車を１編成こちらに回すようにする
電力は、原子力発電所に直結。そのために原子力発電所を作ったようなもの。

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鉄道の街シェフィエンテ †

西側国境近くに立地
東ドイツから高速旅客列車 DRG Class SVT 137 のライセンスを購入。本国では生産終了だが、時速 150km/h 乗客 130 人と、税関から観光客を移送するのに最適な車両
西側人民向けの観光地を作る。みんな大好きアイススケートリンクを建設。将来的にはアイスホッケーのプロチームを招致したい

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空の玄関口ブラポーバ †

1200m と 1000m の二本の V字滑走路を持つ空港。中欧のハブ空港を目指す
鉄道駅と河港と接続し、我が共和国の交通の中心になっている
周囲には、大規模観光地が立地している。大規模な陸上競技会が開催可能な陸上競技場を用意し、将来の国際大会の誘致を目指している
空港には、航空機製造工場が接続している。鋼鉄・アルミ・機械部品・電子部品・織物が必要な重工業の粋。また、大卒エンジニアも大量に必要となる。ソビエト連邦より Il-18 の製造ライセンスを購入して完全国産化している。製造能力としてはターボロップエンジンの他にジェットエンジンの製造も可能

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退任 †

10年の任期切れが来たので、共和国の書記長を引退することにする
ゲーム自体はずっと続けられるけど、一通りの産業を立ち上げたからもういいかなと

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[MEMO] 1930-1960 のソ連財政について †

知っての通り、完全な共産国家が建設された暁には、通貨は廃止され、人民は能力に応じて働けば、必要なものを手に入れられるようになる。当然資本主義のなかでもその諸悪の根源とでもいうべき金融はなくなるはずである
実際に革命以来、銀行は単なる決済機関となり、産業に必要な資金は大蔵省貯蓄事務局(スベル金庫)から供給されている
この制度は、建国当初の急激な経済成長および、戦後復興を支える原動力となった。しかし、無尽蔵の第二の国家予算には無駄も多く、また近年、累積の国債残高は天文学的な数字となり、将来的な財政破綻避けるためにも何らかの制度変更が必要であると言われてきた。
1963年、同志フルシチョフは、これらの既得権益の資金源を根元から断つため、スベル金庫の機能を政府から切り離してかつての中央銀行（コズバンク）と統合させる決定を下した。企業金融を復活させるのは、地味だがイデオロギーの上でも、権力構造の上でも天地がひっくり返るような改革。

日本の郵便貯金にそっくりな制度。日本の場合は 2007年まで続いた

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