Windows XP/Vista で CVS-NT サーバを作るときは、Windows Firewall の設定で 2401,2402 ポートの通信を許可するように設定する必要がある。あと、Temp フォルダの書き込み権の設定も忘れずに
全く制御を欠いていて、火だるまになっているプロジェクト 〜ソースのバージョン管理すらされていない〜 を急遽任されて、とりあえず CVS-NT サーバでも作ろうというときに、こういうつまらないことをうっかり忘れていてハマると、精神衛生上良くない。

cvs実行ユーザの追加

  1. cvs実行ユーザについて
     
    cvsサーバ上では、cvs-ntはcvsユーザ権限でファイルの読み書きを行います。(ただしプログラム自体は、SYSTEMユーザ権限で動いているのでテンポラリファイルの読み書きはSYSTEMユーザ権限が使われる)
     
    cvsnt-picture.png
     
  2. cvs実行ユーザの追加
     
    [コントロールパネル]-[ユーザーとパスワード]
    で、CVSユーザを追加します。権限はUserでかまいません。
     
    cvsnt-user.png
     

cvn-ntのインストール

  1. 取得
     
    keys's Homeに、CVS-NT SJIS版へのリンクがあります。
     
  2. インストール
     
    デフォルト設定でインストールします*1
     
  3. 起動
     
    [コントロールパネル]-[CVS for NT]
    で、CVSを起動します。
     
    cvsnt-run.png
     
  4. 自動起動させる
     
    [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]
    で、
    CVSNT
    CVSNT Locking Service
    を自動起動に変更します。
     

レポジトリの作成

  1. ディレクトリの作成
    C:\cvsnt\home\cvs
    C:\cvsnt\temp
  2. 権限の付与
    C:\cvsnt
    は、初期状態で誰でもどんな操作でもできるようになっています。 そこで、C:\cvsntのアクセス権設定の継承をOFFにして、アクセスできるユーザを以下のように限定します。
    Administrators : Full Control
    CVS            : Full Control
    SYSTEM         : Full Control
     
  3. レポジトリの作成 [コントロールパネル]-[CVS for NT]
    で、レポジトリとテンポラリディレクトリを以下のように設定します。
     
    cvsnt-repository.png
     
    cvsnt-tmp.png
     

CVSユーザの追加

コマンドプロンプトから以下の書式でユーザを追加します。

> cvs.exe -d %CVS_ROOT% passwd -a -r %OS上のユーザ名% %cvs-nt上のユーザ名%

たとえば、

C:\> cvs.exe -d c:\cvsnt\home\cvs passwd -a -r CVS taro

となります。

 

パスワード設定は、%CVSROOT%passwd(今回の場合 c:\cvsnt\home\cvs\CVSROOT\passwd)に保存されます。

 
 

付記:
ドメインに参加している場合には、

C:\> cvs -d C:/cvsnt/home/cvs passwd -a -r CVS taro
Adding user taro
New password: ****
Verify password: ****
cvs [passwd aborted]: User 'CVS' is not a real user on the system.

とエラーがでて、ユーザが登録できないことがあるかもしれません。
そのような場合には、%OS上のユーザ名%をドメイン付きの形式( 自マシン名\ユーザ名 )で指定してください。

C:\> cvs -d C:/cvsnt/home/cvs passwd -a -r TURKEY\CVS taro
Adding user taro
New password: ****
Verify password: ****

C:\>

クライアントからの操作(WinCVS)

  1. 取得
     
    keys's Homeに、WinCVSごった煮版へのリンクがあります。
     
  2. インストール
     
    デフォルト設定でインストールします。
     

クライアントからの操作(TortoiseCVS)

  1. 取得
     
    keys's Homeに、TortoiseCVS SJIS版へのリンクがあります。
     
  2. インストール
     
    デフォルト設定でインストールします。
     

CVS管理ディレクトリの削除

  1. コマンドプロンプト
    > for /R %D in (cvs) rmdir %d /S /Q
  2. エクスプローラの検索(こっちの方が簡単かも)
    CVSSearch.PNG

バッチ処理で passwd ファイルを作る


Computer


*1 要は全部[>次へ]

添付ファイル: filecvsnt-user.png 2725件 [詳細] filecvsnt-run.png 2496件 [詳細] filecvsnt-tmp.png 2684件 [詳細] filecvsnt-picture.png 2593件 [詳細] filecvsnt-repository.png 2576件 [詳細] filecvsBatch.png 2626件 [詳細] fileCVSSearch.PNG 2616件 [詳細]

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Last-modified: 2009-03-14 (土) 13:25:31 (5513d)
Short-URL: https://at-sushi.com:443/pukiwiki/index.php?cmd=s&k=219970b8ef
ISBN10
ISBN13
9784061426061