Random Memorandum 2008Q1

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2008-06-25 SCSA受験チケット
2008-06-22 Disk Full
2008-06-21 fr-011(文庫本用本棚)、JKプラン、2007
2008-06-16 金ETF東証上場
2008-06-15 頭痛痛し
2008-06-15 伽藍が白かったとき、岩波文庫、ル・コルビュジエ、1935
2008-06-15 ペンギンの憂鬱、新潮社、アンドレイ・クルコフ、2004
2008-06-15 今日の散歩（白金→麻布→乃木坂）
2008-06-14 宇宙旅行はエレベーターで、ランダムハウス講談社、ブラッドリー C エドワーズ、2008
2008-06-14 入門LDAP/OpenLDAP、秀和システム、デージーネット、2008
2008-06-14 ルオー大回顧展、出光美術館
2008-06-14 今日の散歩( 出光美術館→銀座→日本橋→大手町)
2008-06-12 ウィンナ・ワルツ名曲集~美しき青きドナウ、SONY、フィラデルフィア管弦楽団、ヨハン・シュトラウス二世、1995
2008-06-08 最強の経済学者ミルトン・フリードマン、日経ＢＰ、ラニー・エーベンシュタイン (著)、大野一 (翻訳) 、2008
2008-06-08 今日の散歩は危機一髪（大手町～神田～神保町）
2008-06-08 ユメをかなえるゾウ、飛鳥新社、水野敬也、2007
2008-06-07 入門Trac with Subversion―Linux/Windows対応、秀和システムズ、高山恭介、2008
2008-06-07 入門Subversion―Windows/Linux対応、秀和システムズ、上平哲、2006
2006-05-31 COOLPIXS52PK、Nikon、2008
2008-05-26 日替わり一日～第２集～、出版芸術社、眉村卓、1998
2008-05-24 碑文谷教授のミッドナイトゼミナール今さら人に聞けない!怒らせ方講座、Victor Entertainment、2008
2008-05-18 世帯主の年齢別年収・資産、総務省統計局、2004
2008-05-11 世界が注目するシルバー投資、同友館、2007、Charles Supapodok 訳渡辺賢一
2008-05-10 ツァイガルニク効果
2008-05-06 JBOSS徹底活用ガイド、技術評論社、日本JBOSSユーザーグループ他、2008
2008-05-05 日がわり一話、出版芸術社、眉村卓、1998
2008-05-04 今日の散歩 (神保町～四谷・信濃町～新宿)
2008-05-03 GH-JEF223SHB、GREEN HOUSE、2007
2008-04-30 クレタ人は嘘つき
2008-04-30 JJUG Cross Community Conference @ 秋葉原ダイビル
- A1 Dance with Jazz (日本IBM 細川馨)
- B2 JRuby on Rails(ATLシステムズ田中洋一郎)
- B3 Click Framework(NTTデータ先端技研竹添直樹)
- B4 Wicket(Wicket-ja 矢野勉)
- B5 パネルセッション
- C5 教科書に載っていないアジャイルプロセス開発(ｱｼﾞｬｲﾙﾌﾟﾛｾｽ協議会北野弘治)
- BOF2 ITゼネコンをぶっつぶせ(Seaser/電通国際情報ｻｰﾋﾞｽひがやすを)
2008-04-29 456 横線ポケット日記、博文館新社、2008
2008-04-27 Golden Gould～平野啓一郎と辿るグレン・グールドの軌跡～、SONY Music、2007
2008-04-27 昔夢会筆記～徳川慶喜公回想談～、平凡社（東洋文庫76）、渋沢栄一編、1966(底本1915)
2008-04-27 池波正太郎の春夏秋冬、文春文庫、池波正太郎、1995
2008-04-13 Mozart Requiem、Deutsche Grammophon、Munich Philharmonic Orchestra、2006
2008-04-13 GOLDBERG VARIATIONEN、OEHMS CLASSICS、Hansj醇rrg Albrecht: Johann Sebastian Bach、2007
2008-04-13 MODAL JAZZ loves DISNEY、AVEX、2008
2008-04-06 またぞろファシストどもが何かやろうとしているらしい
2008-04-05 帝国の膨張の終わり
2008-04-05 速読速聴英単語 Advanced 1000 ver.3、Ｚ会、2008
2008-04-05 司政官～全短編～、創元ＳＦ文庫、眉村卓、2008 (初出は 1974～1980)
2008-04-05 戦時下ジョーク集、中公新書ラクレ、早坂隆、2008

2008-06-25 SCSA受験チケット †

今日まで、1回まで再受験無料キャンペーン
SCSA(Sun認定Solarisシステム管理者) for Solaris 10 は、Part I と Part II の2つの試験に合格しなければならない
SUNで、チケットを購入すると \25200 * 2 = \50400
- http://suned.sun.co.jp/JPN/certification/csaIdetails.html
NECで、チケットを購入すると \21000 * 2 = \42000
- http://www.neclearning.jp/request_guide/ticket_info.html
- ただし、支払いは銀行振り込みのみ
個人で払うには痛い出費だが・・・将来見返りがあると期待しましょう・・・

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2008-06-22 Disk Full †

今日の早朝から、このサーバが、Disk Fullになっていたようです。
- Pukiwiki のアクセスカウンタが壊れているのはそのせいです。
あと、メールも Reject されているはずなので、送ったはずなのに届いていない人は再送信をお願いしますm(_ _)m。
- たぶん、MTA(sendmail,postfixなど) が再送してくれるはずだけど・・・
教訓 : HDDレコーダーから画像を転送する領域は、Web/Mail サーバとは別パーティションにすること
そろそろ、新サーバへ移行するかな
- Intel Atom か VIA Nano のファンレスサーバを出待ち (2008年7月末～8月頃?)
- OSは、VM Ware で仮想化する予定
  - 基盤 Suse11 + VMWare + Delegate
  - Web/Mailサーバ Open Solaris
  - DBサーバ Win XP(Oracle XE)
- いい加減ディストリビューションが古くなるたびに、一から全部再構築は嫌なので

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2008-06-21 fr-011(文庫本用本棚)、JKプラン、2007 †

もと弟弟の部屋の壁面を一面本棚にして、私の部屋に山と積まれていた段ボールの中の文庫本を展開
- 私の方は、まだしばらく（しばらく、しばらく、しばらく・・・）部屋済みなので
カタログスペック上は700冊くらい入るんで、しばらく使えると思ったけど・・・
- カタログスペックに偽りはなかったが、蔵書数の見積もりが甘く既に一杯
- というか、既に横置きの本や、本棚の上に箱置いて本入れているし・・・
本拠地の方は、横積みにされていた単行本や専門書を何年かぶりに本棚に収録
- こちらもほぼ一杯だけど・・・

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2008-06-16 金ETF東証上場 †

6/30に金ETF上場予定
- http://www.tse.or.jp/news/200806/080613_c.html
ちょっと遅すぎ　　　　　　　☆ ﾁﾝ　　　　　　　　ﾊﾗﾍｯﾀ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾗﾍｯﾀ～
　　☆　ﾁﾝ　　〃　∧＿∧ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　ヽ　＿＿_＼（＼・∀・）＜　銀ETFまーだー？
　　　＼＿／⊂　⊂＿)＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　／￣￣￣￣￣￣￣／|
　　 | ￣￣￣￣￣￣:|　　|
　　 |　　千両箱　　　　.|／
　　￣￣￣￣￣￣￣￣

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2008-06-15 頭痛痛し †

先日結婚した弟弟が、荷物を取りに来たついでに、焼酎を置いていく
爸爸も弟弟も酒を飲めぬので、黒糖を肴に私一人でありがたくいただく
現在(1:00AM) 頭痛痛し

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2008-06-15 伽藍が白かったとき、岩波文庫、ル・コルビュジエ、1935 †

Q1に読み終わらなかったので、Q2に移行
→Random Memorandum 2008Q2#LeCorbusier

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2008-06-15 ペンギンの憂鬱、新潮社、アンドレイ・クルコフ、2004 †

これはスゴ本
- 時は、1990年代のウクライナ
- 経済は崩壊し、政治は汚職にまみれ、マフィアがはびこっている
- そんな世相の中、売れない小説家である主人公は、キエフ郊外のアパートに、経済崩壊により動物園が飼いきれなくなった憂鬱症のペンギンと一緒に住んでいる。
- 主人公は、原稿を持って新聞社を廻り糊口をしのいでいたが、あるとき首都新聞から奇妙な依頼を受ける
- まだ死んでいない政府要人や軍高官、マフィアの死亡記事を高給で書けというのだ
- 編集長は、予め死亡記事をストックしておき、他紙を出し抜くつもりだと言っていたが、やがて主人公は、指示された死亡記事が書き終わると、直ちにその人物が死ぬことに気づく
- ・・・
人間関係の脆さが、混乱する社会を背景に浮かび上がる
- 望んでもいないのに、縁ある人間が集まり家族や友人(あとペット)になる。
- 最初は強制や成り行きだったにしろ、各人はペルソナ(仮面)をつけて平穏な家族を演じはじめる
- やがて、それが日常になり、その平穏がずっと続くように錯覚し、またずっと続けたいと思い始める。
- しかし、そのペルソナの裏(家族には見せない世界)では、静かに崩壊が始まっている
- そして、ある臨界点に達すると、各人の世界は崩壊し、最早何にも換えがたくなった（だが、客観的に見れば未だ、かりそめの）家族と別れ別れにならなければならなくなる。
登場人物の立場や状態は刻々変わるが、ペンギンだけが変わらない。
- 小説の中の人間関係の軸として機能する一方
- 読者にとっても小説中の人間関係の変化(特に主人公の立場)を浮き彫りにしている
- それらを受け止めなければならない役回りが、「ペンギン」を「憂鬱」にさせている？

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2008-06-15 今日の散歩（白金→麻布→乃木坂） †

白金高輪
麻布十番商店街
- 浪花屋のたい焼き
六本木ヒルズ
青山ブックセンター六本木店
- たまには本屋に行かないと、読む本が自家撞着してしまいますな
- ペンギンの憂鬱、伽藍が白かったとき　を購入
東京ミッドタウン
心臓血管研究所付属病院前のイタリアンレストラン
- 東京ミッドタウンを出て乃木坂に向かっていると随分とうまそうなにおいがした
- 左を見ると心臓血管研究所付属病院、右を見るとオープンテラスのイタリアンレストラン
- イル・ヴィゴーレという店らしい、今度行ってみよう
- 病院の患者さんには気の毒だ
乃木神社
- 結婚式をやっていた。夕方も暗くなってきたなか、雅楽とともに白無垢の花嫁が歩いていたので、狐の嫁入りの様でおもしろかった

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2008-06-14 宇宙旅行はエレベーターで、ランダムハウス講談社、ブラッドリー C エドワーズ、2008 †

本書は、宇宙エレベータに関する科学的考察
ツォルコフスキーの時代から宇宙エレベーターのアイデアはあったが長らくエレベータ・ケーブルの素材の問題からそれは夢物語でしかなかった
- 静止軌道(高度3万5千km)までケーブルをのばすと、自重で切れてしまう
最近、カーボン・ナノチューブが発見され、宇宙エレベータはもはや夢物語ではなくなってきた。
- 理論上は、鋼鉄の400倍の強度のケーブルが作れる( 10万kmのケーブルを作るのに必要なのは、鋼鉄の180倍の強度のケーブル)
理論上はできると分かった以上、近い将来誰かが宇宙エレベータをつくり、人類はより手軽に宇宙に行くことができるようになるだろう。
何故宇宙エレベータを作るのか？
- 現在、宇宙開発の98%は、ロケットの開発・製造・運用に費やされている。
- 宇宙エレベータができてしまえば、98%OFF で宇宙に行けるようになる。
誰が作るのか？
- アメリカ合衆国が最有力だが、年10億ドルの投資を10年続けられる組織であれば建造可能
- うかうかしていると、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェット、アブドラ王子などの超富裕層や新興国(中国)が建造してしまうかもしれない
- 最近、月産10トンのカーボン・ナノチューブ工場の建設を発表した三井物産がダークホース(年間売り上げは1000億ドルを超える)
どこに作るべきか
- 物理の法則から南北の緯度35°以内に作る必要がある。初期のSFで述べられていたように、赤道上に作る必要はないが、あまり高緯度には作れない。
- そのほかに、気候が安定している必要がある。大陸の西岸の洋上が割合と気候が安定している。
- この二つの要件を一番満たしているのが、オーストラリア西岸とハワイの南洋
- (近くに米軍基地があるので、アメリカにとっても好都合）
構造
- 洋上に、空港や港湾を備えた巨大なアンカー・プラットホームがある
- ケーブルの長さは約10万km
- 静止軌道(3万5千km)上に、巨大な宇宙ステーションがある
- 地上10万kmのケーブルの端点は、宇宙船の発着場になっている
何ができる？
- まずは、現在の衛星打ち上げビジネスを総取り (なにしろ、現行に比べて 98%OFF)
- ついで、観光や太陽電池衛星の展開などが考えられる
- やがて、月面基地や小惑星鉱山などで資源開発が始まるだろう
- 最終的に、火星への移民が行われるだろう
火星や月の宇宙エレベータ
- 月面基地から宇宙船を離着陸させるのはリスクが多すぎるので、月にも宇宙エレベータが建造されるだろう。
- 火星にも同様に宇宙エレベータが建造されるが、火星には希薄ながら大気があり砂嵐が起きる。また邪魔な衛星（フォボス・ダイモス）もあるので、建造場所を選ぶ。
  - 太陽系最大の火山である、オリンポス山に、アンカー・プラットホームを作るのが適当だろう。(オリンポス山の山頂は大気圏外)
- 火星や月に宇宙エレベータをつくるのは、宇宙船の運動エネルギーを無駄にしないためという側面もある。宇宙エレベータの端点に接舷している宇宙船は、惑星中心に対してかなりの角運動量を持っている。(言ってみれば、ハンマー投げのハンマー)

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2008-06-14 入門LDAP/OpenLDAP、秀和システム、デージーネット、2008 †

Open LDAP を使って、様々なアプリケーションの認証を行うやり方の How To
- Linux ユーザ
- sendmail
- Postfix
- qmail
- dovecot
- courier-imap
- samba
- Pure-FTPd
- Squid
- Apache
- PKI-SSO
この本はこれから Unix サーバの立てようと言うときに重宝するだろう。
現在多くの Unix サーバは、サービスを提供するためにたてられている。
- これまでは、サービスの利用者( Samba / Mail / Subversion ... をつかい、 tty や X でログインしない利用者) にも Unix アカウントを発行していたが
- これは結構危険だし、管理も大変。
これからは、Unix ユーザアカウントは、原則的に管理者分しか発行せず、サービス利用者は LDAP で認証をかけるのが良いだろう。
- 逆に、Unix ユーザは、ごく少人数で入れ替わりもあまりないだろうから、特に LDAP と連携させる必要はないだろう。

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2008-06-14 ルオー大回顧展、出光美術館 †

ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。フランスの画家。野獣派。
敬虔なキリスト教徒で、イコンを多く残す。数多く展示されていたが、信仰をもたぬものには単なる厚塗りの油絵
版画が琴線に触れた
- 虐げられた人々は、太い輪郭線と陰(影にあらず）によって描かれる。魂のない抜け殻の様な姿に心打たれる。自分も輪郭線だけの人間であることが自覚されて泣けてきた。
- 逆に既得権者は、コミカルに描かれる。虐げられた人々とは逆に、闇から強い存在感がロウソクの炎で浮かび上がる様。宮崎駿作品に出てくる「愛すべき悪者」はルオーの影響大？
収蔵品の大部分は、出光佐三がジョルジュ・ルオーから直接買い付けたもの

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2008-06-14 今日の散歩( 出光美術館→銀座→日本橋→大手町) †

日比谷、出光美術館
銀座、例によって魚寅で鮪を購入。赤身の柵を漬けにして周りを炙り削ぎ切りに
日本橋
大手町

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2008-06-12 ウィンナ・ワルツ名曲集~美しき青きドナウ、SONY、フィラデルフィア管弦楽団、ヨハン・シュトラウス二世、1995 †

上野駅構内の STATION CD GARDEN で購入
- 久方ぶりにつくばに行く、
- 往路は上野御徒町よりつくばExpress、復路は高速バスで上野まで
収録曲
1. 美しく青きドナウ
2. ウィーン気質
3. アンネン・ポルカ
4. トリッチ・トラッチ・ポルカ
5. ウィーンの森の物語
6. 新ピッツィカート・ポルカ
7. 春の声
8. ピッツィカート・ポルカ
9. 雷鳴と稲妻
10. 南国のバラ
11. 狩のポルカ
12. 酒・女・歌
13. 皇帝円舞曲
Johann Strauss II(1825-1899)
- 「世紀末」の雰囲気をよく伝える音楽
  - 崩壊の瀬戸際に立つ旧秩序
  - 近代化による経済の発展。思想・芸術の新しい芽
  - 不安と希望が入り交じる時代
- 美しく青きドナウは、普墺戦争に破れ意気消沈するウィーン市民を元気づけるために作曲されたという

Franz Joseph I(1830-1916)

1848	オーストリア皇帝・ハンガリー王として即位
1859	イタリア統一戦争に参戦。ロンバルディア地方失陥
1866	普墺戦争に敗北。ドイツ統一はプロシャを中心に、オーストリアを除外する形で進むことになる
1866	ヴェネト地方(ヴェネチア)失陥。海への出口を失う
1867	オーストリア＝ハンガリー帝国成立
1871	普仏戦争でフランス敗北
このころ、仇敵プロシャ、イタリア、ロシアと協調路線をとる。ウィーン再開発に成功。文化的にも経済的にも一黄金期を築く。
1873	万国博覧会開催
1889	皇太子ルドルフ自殺
1898	弟のメキシコ皇帝マクシミリアン銃殺される
1898	皇后エリザベート暗殺される
1914	皇位継承者となっていたフランツ・フェルディナント大公暗殺される（サラエボ事件）。第一次大戦はじまる
1916	死去。オーストリア＝ハンガリー帝国滅亡

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2008-06-08 最強の経済学者ミルトン・フリードマン、日経ＢＰ、ラニー・エーベンシュタイン (著)、大野一 (翻訳) 、2008 †

新自由主義の祖、ミルトン・フリードマンの伝記
戦後アメリカの経済体制の変遷をなぞる
～1950 戦時経済
1950～1970 ケインズ流の修正資本主義
1970～1980 経済の行き詰まり
1980～新古典派による経済改革(レーガノミックス)
(著者はレーガン政権の経済顧問)
経済学の分野の人から見ると、スーパースターの伝記なんだろうけど・・・門外漢には名物教授の伝記としか見えないのだが・・・

現在、世界的に新自由主義に対する反論が優勢になりつつあるが、日本がその尻馬に乗るべきではないと思う。
よく、ニュージーランドが引き合いに出される
- 1980年代に、新古典派の理論に最も忠実に経済改革(民営化・福祉切り捨て)を行うも
- 弊害が多かったため、現在揺り戻し政策を行っている
- ・・・と言われている
しかし、ニュージーランドは失敗して元に戻っているのではなく、成功して新しい局面に行けるようになったという方が正確な見方らしい
- 1980年代の改革により、危機的だった経済と財政が回復し、結果として生まれた余裕を福祉やインフラ整備に回せるようになった。
一方日本では、ほとんど改革が行われずに、未だに非効率な政府が膨大な赤字を垂れ流している。
同じ大きな政府に梶を切るのでも、全然話が違う。

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2008-06-08 今日の散歩は危機一髪（大手町～神田～神保町） †

大手町で地下鉄を降り、三越本店（日本橋店）で商品券を購入
- 日頃、無記名の熨斗のついた商品券を数冊持ち歩いているのだが、先日たまたま切らしているときに知人の慶事を聞く
- とりあえず、その知人向けに１冊、その他に３冊ほど購入
中央通りをＪＲ神田駅、神田須田町まで歩く
- そのまま直進すれば万世橋（秋葉原）、左折すれば神保町
- 本日はたまたま、久しぶりに書泉グランデでものぞいてみようと思い立ち左折した
神保町で参考書を購入して帰宅

あのまま直進していたら・・・
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50670762.html
秋葉原で無差別殺傷、7人死亡　25歳男逮捕「人を殺すために来た」

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2008-06-08 ユメをかなえるゾウ、飛鳥新社、水野敬也、2007 †

めっちゃオモロイ自己啓発書
- すごい勢いで売れているらしい
- 2007年8月刊行で、私の買ったのは、2008年5月の24刷版
基本的に、古い酒を新しい革袋に入れる式の物語展開
```
「おい、起きろや」
聞き慣れない声に目を覚ました僕は、眠気で重いまぶたをゆっくりと持ち上げた瞬間、
眼球が飛び出るかと思うくらいの衝撃を受けた。
なんだ、コイツは？
枕元にヘンなのがいる。象のように長い鼻。鼻の付け値からのぞく二本の白い牙（片方
の牙はなぜか真ん中あたりでおれている)。そしてぽってりとした大きな腹を四本ある腕
の一つでさすっていた。
```
- この声の主は、インドのガネーシャという神様で、なぜか関西弁を話している
- 世界中の偉人のほとんど( ニュートン、ライト兄弟、エジソン、本田宗一郎、ビルゲイツ・・・)は、皆ガネーシャの教えを受け偉人になったらしい。　
- 結局、冴えない下っ端サラリーマンである僕は、ガネーシャの弟子になり、ガネーシャの課題を一つ一つクリアしながら、成功の階段を上っていく
  - ネタバレ注意(正確には、成功の階段を上るスタート台につくことができるようになった)
ガネーシャの出す課題や、「かつての弟子」の言葉の引用は、凡百の自己啓発書に載っていうるもの。ともすれ食傷気味にすらなっているこれらの食材を、この作者は、めちゃめちゃ面白く料理してくれた。

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2008-06-07 入門Trac with Subversion―Linux/Windows対応、秀和システムズ、高山恭介、2008 †

基本的に、Trac の使い方、設計思想（Ticket Oriented な仕事のやり方)の説明が主
- 環境は、Trac Lightning( http://sourceforge.jp/projects/traclight/wiki/FrontPage ) の一発インストールでできちゃうので解説不要との立場
- Linux / Solaris 環境に一からインストールする手順は記載されていないのが残念だが、そういうことをやろうという人は書籍を見るまでもないと言うことか・・・
「Trac って何？」という人には、良い本かもしれない
- 「Trac って何」を説明して、プロジェクトに導入させる理論武装の一助としても良い

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2008-06-07 入門Subversion―Windows/Linux対応、秀和システムズ、上平哲、2006 †

基本的に、Subversion の運用、クライアントの使い方の説明が主
- Apache に、mod_svn を導入して、LDAPサーバと連携して権限制御をする・・・なんてことは書かれていない
それはそれで別に調べるとして、まぁ買って損はないでしょう
CVSとの比較に一章割いている。CVSを運用したことがあり、SVNをいまいち理解できないひと( 私のことですが )は、ここだけでも読む価値あり

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2006-05-31 COOLPIXS52PK、Nikon、2008 †

弟弟、弟妹の結婚式(6/1)の様子をとるために新調

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2008-05-26 日替わり一日～第２集～、出版芸術社、眉村卓、1998 †

病気の細君のために、一日一話ずつ書きつづった小片ＳＦ集
参考書のついでに購入したが、案の定それらを差し置いて徹夜で一気に読んでしまった

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2008-05-24 碑文谷教授のミッドナイトゼミナール今さら人に聞けない!怒らせ方講座、Victor Entertainment、2008 †

人の神経を逆なでする態度や発言のシチュエーション・コメディ

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2008-05-18 世帯主の年齢別年収・資産、総務省統計局、2004 †

年齢	年収	資産
-30	469	817
30-39	597	1459
40-49	777	2712
50-59	878	4160
60-69	624	5556
70-	542	5961

http://www.stat.go.jp/index.htm
- 2004年までさかのぼらないと年齢別の統計が見つからなかった
- 注:数値は世帯収入で一人あたりではない
後期高齢者医療制度について、生活保護ギリギリのお年寄りに注目して
(http://osaka-hk.org/pdf/kouki-poster.pdf)

という同情論が盛んだが・・・
平均で見ると、資産5961万円、年収542万円の世帯が「弱者」なわけない。彼ら富裕層の医療費負担を１割から２割（現役世代は３割)にあげることが、彼らに対して「はよ死ね」と言っていることと同じだなどとは到底思えないなぁ

珍しく、与党と厚労省の「説明不足」という言い訳に、全面的でないにしろ賛成

一般にシステムは、次の段階を経て死に至る

若年期	一歩進んだら一歩進む	改良が、そのまま効果に結びつく
壮年期	二歩進んで一歩下がる	改良には、負の副作用が伴うが、全体的にはよい効果を生む
老年期	一歩進んで二歩下がる	何かの不具合を改修しようとしても、他のサブシステムへの影響が大きすぎる

社会保険制度はすでに老年期に入っている。
本来ならば、コンセプト（低福祉低負担⇔高福祉高負担、賦課⇔積立、保険⇔福祉）からやり直して、新しいシステムを作るべき。
とはいえ、民主主義は物事を一度に大きく変えられない政治形態なので、現実解としては現行制度をあまりいじらずに延命させるほかに選択肢は無いだろう。
与党にしろ官僚にしろ、あえて非難を承知で不人気な制度を導入して、現行システムの延命を図ろうとするのは、それはそれで責任ある態度というべきだろう。
逆に、新しいシステムの提案もせず、現行システムの延命措置にも反対する、マスコミ・野党は、無責任極まりない。

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2008-05-11 世界が注目するシルバー投資、同友館、2007、Charles Supapodok 訳渡辺賢一 †

本書の内容
- 資源価格は1999年から上昇トレンド
  - 新興国の高度成長とともに
- 資源価格は2008年から暴騰モードに入るかもしれない
  - 住宅投資に支えられた米国の好景気は危険な水準にまで来ている。住宅バブルは早晩破綻し、米国経済は深刻な不況に突入するだろう。(注:執筆時点ではサブプライムバブルは破裂していない)
  - 米国の好景気に支えられていた新興国の成長は、深刻な影響を与えるだろう。
  - 世界経済全体が、米国の好景気と新興国の成長というエンジンを失い、不況に入るだろう。
  - バブル期に積み上がった膨大な過剰流動性が、金融･不動産市場から資源市場に退避し、一時的な資源価格の暴騰を招くだろう。
- いつまで資源価格の高騰は続くか？
  - ここ200年のデータによれば、資源価格の上昇トレンドは 15～23年つづく。
  - 現在、資源価格が上昇トレンドに入ってから8年たっているので、あと 7～15年資源価格の上昇は続く
- どの商品に投資すべきか？
  - 市場の厚みなどの安全性から考えて、金属資源が有望。これからの局面では金属資源の中でも特に銀が有望。
  - 過去200年のデータによれば、銀は金やプラチナに出遅れて上昇トレンドに入り、最も値上がりする。
  - 銀は、金属資源の中でも下落トレンドでは最も売り込まれる(金:銀=100:1)
  - 銀は、金属資源の中でも上昇トレンドでは最も買われる(金:銀=16:1)。
  - 現在(執筆時点)は、上昇トレンドのまっただ中(金:銀=45:1)。
- しかも、ここ 200年の経験則を超えて銀価格が上昇する可能性もある
  - 古代では、実用的な銀の方が金より貴重であった
  - 大航海時代に、アメリカ大陸、日本から大量の銀がもたらされたために、現在では金の方が貴重になっている
  - 今また、貴金属ではなく実用的な側面から銀が注目されている。たとえば、鉛フリー半田には大量の銀が必要
  - しかし、銀の採掘量は年々減ってきており、ここ20年消費が生産を上回り、在庫量は20年前の1/10
  - 在庫量でみれば今や銀は金より貴重
    金の在庫量銀の在庫量
    1990 20億オンス 21億オンス
    2005 21億オンス 2.5億オンス
- 投資はご自分の判断で
  - 銀の市場規模は、スターバックスの時価総額よりも少ない
  - 一時的な急騰や急落があり得るので、素人は、銀ETF や鉱山会社にドルコスト平均法で分散投資するのがよいだろう
資源ファンドの親玉の書いた本なので、眉につばをつけながら読まなきゃいけないけど
- 「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損」という話もある。
- とりあえず、東証に銀ETFが上場されたら超長期定期預金のつもりで買ってみますか・・・
  - http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20080310mh02.htm
```
金・銀連動の投信　解禁へ

証券会社通じた投資可能に

　東京証券取引所は７日、金や銀など商品の相場に連動して値動きする上場投資信託
（ＥＴＦ）の上場を認める制度を導入した。
```
- 現在の金銀相場 ( 田中貴金属 )
  - 2008年5月8日終値では、金1g=3118円、銀1g=62.79円。あれ？50倍なんだけど・・・

	金の在庫量	銀の在庫量
1990	20億オンス	21億オンス
2005	21億オンス	2.5億オンス

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2008-05-10 ツァイガルニク効果 †

「目標が達成されない未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすい」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%AF%E5%8A%B9%E6%9E%9C

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2008-05-06 JBOSS徹底活用ガイド、技術評論社、日本JBOSSユーザーグループ他、2008 †

二部構成
- Part1 JBoss Seam 編
- Part2 JBoss AS 編
全書の 2/3 をしめる Part1 は、JBoss Seam に関する記事。現在のところ、Seam には興味ないので (ViVa? Wicket)、はっきり言って、この部分は無駄。
おまけ的扱いの Part2 JBoss AS 編のために購入
- JBoss 4.2.2.GA 運用マニュアル(入門編) といったところ
- Apache との連携
- データソースの設定の仕方
- Class Loader 地獄
- アプリログの設定方法
- 複数VMでの立ち上げ方法
- トラブルシューティング

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2008-05-05 日がわり一話、出版芸術社、眉村卓、1998 †

突然ガンの告知を受けた妻のために、一日に一作ずつ書きためたＳＦ小品
読む人が読む人だけに、軽めの不思議な物語。ちょっとした過去の古傷、ちょっとだけ現実世界とずれている世界に入り込む話、異世界に入り込む予感がしたので結局何もしなかった話。
絶品のショート・ショート。後編もあるが、あえて買わずに正解。一気に全部読んでしまうのはもったいないし、徹夜も体に悪い。

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2008-05-04 今日の散歩 (神保町～四谷・信濃町～新宿) †

神保町
九段下、靖国神社
四谷
- ふらふら歩いていると、２階が全面ガラス張りで、中を多数の人がうろうろしているビルを発見
- どうやら、日本コントラクトブリッジ連盟四谷支部のようだ
- 隣に、ランチのステーキが4000円のステーキハウスを発見、今度行ってみよう
信濃町、迎賓館
新宿
- おみやげに、クリスピー・クリームのドーナッツを買って帰ろうと思ったが、50分待ち、おまえらアホかバカかと小一時間・・・

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2008-05-03 GH-JEF223SHB、GREEN HOUSE、2007 †

大型液晶ディスプレイがすさまじく安くなってきたので、押し入れにしまってあった15inch 液晶ディスプレイを下取りに出して購入。
差し引き \20000 ほど
GH-JEF223SHB
- 22inch、WSXGA+(1680×1050)、D-sub15、HDMI 1.1、応答速度 2ms
店舗では、もう一段上でも良いんじゃないかと思っていたが、実際に使ってみるとかなり大きく感じられる。
サブノート 13.3inch 1280*800 A4弱
GH-JEF223SHB 22inch 1680*1050 A3強

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2008-04-30 クレタ人は嘘つき †

新約聖書　テトスへの手紙 1-12

彼らと同国人である一人の予言者がこういいました。
「クレタ人は昔からの嘘つき、
  悪いけだもの。
  なまけ者の食いしんぼう」

カリマコス
- BC3Cの人。クレタ人。アレクサンドリア学派の開祖。プトレマイオス王の大図書館館長。エラトステネスの師。
- クレタのギュクタス山は、その人が寝ているような姿から「ゼウス墓」といわれていた
- カリマコスは、
```
不死のゼウスに墓があるとはこれいかに？ クレタ人は嘘つきだ
```
  と言う詩を作った
- 300年後には人口に膾炙するようになり、聖書にも引用されることとなる
エラトステネス
- BC3Cの人。プトレマイオス王の大図書館館長。カリマコスの弟子。
- エラトステネスのふるい
  - 素数発見法
  - 整数列から、見つかった素数の倍数を消していくと残ったものが素数 (残っている未確定の整数のうち、最小のものは素数)
```
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ... | Primzahlen = 2
2 3 X 5 X 7 X 9 X  11 X  13 X  15 ... | Primzahlen = 2,3
2 3 X 5 X 7 X X X  11 X  13 X  X  ... | Primzahlen = 2,3,5
...
```
- 地球の大きさをほぼ正確に計算し、スペインから西へ航海すればインドに到達すると主張した

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2008-04-30 JJUG Cross Community Conference @ 秋葉原ダイビル †

午後半休にして、午後より聴講
http://www.java-users.jp/contents/events/ccc2008spring/

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A1 Dance with Jazz (日本IBM 細川馨) †

機能的には、Jazz = (Mylyn + SVN + チャット + 案件管理 + 履歴管理 + α)
プロジェクトのバージョン管理とタスク管理を行う Eclipse plugin
多拠点での開発を支援するためのツール
以前、直接お会いして説明していただいたことがある

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B2 JRuby on Rails(ATLシステムズ田中洋一郎) †

天使やカイザーと呼ばれて http://www.eisbahn.jp/yoichiro/
JRuby を使うことで、Ruby on Rails の生産性の高さと、J2EEコンテナの高度な管理ツールを享受できる。
実プロジェクトでの適用例はまだない。パフォーマンスや安定性の上で、本当のところどうなるのか検証が必要。

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B3 Click Framework(NTTデータ先端技研竹添直樹) †

自身もコミッタになっている Click を実プロジェクトに適用した体験談
中規模短期開発に成功
しかし、問題点もいろいろ見えてきたので、今後の改良のネタにしたい(Click の selling point の一つである、自動レイアウト機能はほとんど使えなかった)

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B4 Wicket(Wicket-ja 矢野勉) †

Web アプリ開発に Object 指向を適用する。Swingライクな Webアプリフレームワーク。
Javaでアプリを作る楽しさを取り戻そう

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B5 パネルセッション †

B1～B5 の演者によるパネルセッション
Struts 1.0 の次に来るものは何か？
- 事実上のデファクト・スタンダートとなっている Struts 1.0 だが、現在の要求には足りないところが多い → 新しいフレームワークの存在意義
- Ajax、生産性、複数業務の同時実行・・・
- 同じようなStruts拡張機能をプロジェクトごとに作っている
ひがさんの sa-struts という選択肢もある
- 「プロジェクトごとに作っている同じようなStruts拡張機能」を誰でも使えるようにすれば、Strutsでも良いぢゃん
言語の特性を最大限生かすという観点も重要
- Struts や Click は、手続き型、Cobol的
- Grails, JRuby => LL
- Wicket => JavaのObject指向をフル活用

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C5 教科書に載っていないアジャイルプロセス開発(ｱｼﾞｬｲﾙﾌﾟﾛｾｽ協議会北野弘治) †

システム開発の理想(Win-Win-Win)
- 顧客にとってのWin
- 開発側にとってのWin
- 開発者個人にとってのWin
- → 高品質、短納期、要求を満たす、将来のカスタマイズ性
今までの開発手法では、どこかの Win が抜け落ちている
アジャイルプロセスは Win-Win-Win を目指すが、大規模開発に適用しにくいという欠点がある
演者が大規模開発にアジャイルプロセスを適用する際に行った工夫を発表する
実例の規模
- 25人月×1年
- （一般に Agile 開発に適しているといわれているのは 7人月)
- Webアプリ開発
顧客と一緒にリズムを持って開発した
- オンサイト
- ストーリー
- 計画ゲーム
- ストーリーマネージメント(マイルストーン)
- フィードバック
- 振り返り
運命共同体
- × 顧客 VS 開発者
- ○ (顧客・開発者) VS 問題
計画ゲーム
- 25人いっぺんには無理
- 6人ぐらいごとに、同じ部屋で同時に開催した
  - →隣のブースのお客さん、識者を呼んでこれる
振り返り
- マイルストーンごとに行う。本来の Agile 開発では毎日だが、大規模開発なのでマイルストーンごとに行う。
- タイムラインからＫＰＴへ。Keep(うまくいっているので継続)、Problem(問題)、Try(次のイテレーションでやりたいこと)
見える化≠可視化
- 見える化＝可視化＋対策

メンバーを時々組み替える

ジョハリの窓

	自分は分かっている	自分は分かっていない
他人は分かっている	開放の窓(open self)	盲点の窓(bind self)
他人は分かっていない	秘密の窓(hidden self)	道の窓(unknown self)

「盲点の窓」・「秘密の窓」を「開放の窓」にする

タスクボード

┌─────┬─────┬─────┐
│①近日中　│③仕掛中　│④終了　　│
│　　　　　│　　　　　│　　　　　│
│　　　　　├─────┤　　　　　│
│　　　　　│②本日中　│　　　　　│
│　　　　　│　　　　　│　　　　　│
└─────┴─────┴─────┘

付箋紙を使うと扱いがぞんざいになるので、カードを作る
タスクの粒度 ( 1タスク = max 3時間)
一日 6.5h 労働を目標

イテレーション
- 12 日で 1 イテレーション
- イテレーション = 要件整理 + テスト + 次のイテレーションの要件整理
ペアワーク
- 6人 = 1ライン
- 1チーム = 2～3ライン

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BOF2 ITゼネコンをぶっつぶせ(Seaser/電通国際情報ｻｰﾋﾞｽひがやすを) †

ITゼネコンが上流工程を行う意義
- 名目
  - 顧客の要件定義を少数精鋭が行い
  - 実装は多数の下請けにやらせる
- 実態
  - いい加減な設計 (実装できない人が設計)
  - 要件定義から下請けに丸投げ、
  - 請負金額の大部分を抜く
- →顧客は欲しいものを手にできず、開発者のやる気は削がれる
なぜこういうことが起きるのか？
- ITゼネコンにとって、リスクがないから
- 一括請負で下請けに投げると、下流でいくら工数が増えても関係ない
日本のIT業界で人材の負のスパイラルが発生している
- ITゼネコン
  - 人員管理や営業がキャリアパスの本流、SIは余技。
- プログラマ
  - (賃金、権限の面で)正当に評価されず、優秀な人間が他業界に流出。
これから発表する PFD(Programming First Development) で、IT業界を改革しよう。
- 概要
  - ある程度の要件を元に素早く実装し、エンドユーザに使ってもらう中で仕様を固める
  - 実装とテストは一体にする。ただし、テストの工数は少なくする。
    ①疎通テスト
    ②バグが見つかれば、その周辺を詳細にテストする
    →バグは偏在するので、総合的な品質は確保できるはず
    →エンドユーザに使ってもらって出てこなかったバグは、将来も出てこないバグだから残ったままでも良いのでは？
  - 保守のために必要なドキュメントは PFD のサイクルが終わってから作ればいい
- 利点
  - 顧客は欲しいものを手にできる
  - 開発者は、何を作ればよいのかはっきり分かる
ITゼネコンをぶっつぶす
- 正確に言うと、「PFD の成功事例を積み重ねて、『ITゼネコン』の標準的な開発手法になるように圧力をかけよう」
- 適応できない「ITゼネコン」は退場してもらう
過渡期には、業務ＳＥとプログラマのペア・プログラミングをしたらよいのでは？
- ゆくゆくは、もっと上流にも同じ仕組みを適用できるだろう。
質疑
- Q (エンドユーザに使ってもらう)機能開発の単位は？
  - A ユースケース
- Q オフショア開発では使えないのでは？
  - A そもそもオフショア開発はよくない
    マーケティング的にいうと、工業化の段階として、製品の品質が顧客の要求に届いている業界ならば、モジュール化して外注するのが正解。
    しかし、現在のSI業界では、我々の提供している製品は顧客の要求よりも遙かに劣る。
    こういう業界では、垂直統合で品質を高める必要がある。
- Q 顧客との契約形態は？イテレーションすると際限なく要求が拡大しそうだが・・・
  - A ...
  - (割込) 実際にこういう形態で、何度も開発を行っているが、契約上工夫が必要。イテレーション回数を(回数・期間で)制限するとか、要求をできるだけ実現する代わりに瑕疵責任を負わないなど

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2008-04-29 456 横線ポケット日記、博文館新社、2008 †

初めての昭和の日 (天皇誕生日(昭和帝)→みどりの日→昭和の日)
有楽町の無印良品をみてから、銀座のITO-YAで購入
ちょうど手帳の切り替え時期だったが、今まで使っていた使い勝手のよい手帳(無印良品システムノート・マンスリー)が絶版になっていたので本書に切り替え
- 同じように残念がっている人がいた→http://www.kanshin.com/keyword/466061
別に分刻みで動くほど忙しい訳じゃないので、月間・週間のスケジュールが書き込めて、できるだけ小さいものを探した結果、この手帳に行き着く。7cm*11cm ワイシャツの胸ポケットにも余裕で収まる
銀座の魚寅で、鮪のブツと赤身、剥き身を購入。夕餉は、筍飯、ブツを炙り山葵大根、赤身の漬け、剥き身
大手町まで歩く

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2008-04-27 Golden Gould～平野啓一郎と辿るグレン・グールドの軌跡～、SONY Music、2007 †

コルドベルグ変奏曲が現代に復活するきっかけとなった1955年演奏版完全収録
どうにもこういう素晴らしいピアノソロを一人で聞いていると、惨めな気持ちになって泣けてくるでやりきれない。勿論そういう気になりたいときもあるが、
- 哀れまれているような気がする。
- 人間の営為は、ある時点での浮き沈みはあるものの、長い目で見れば予め決められた調和の誤差の範囲に収まるような感じがしてくる。そして、調和とは累計すれば０。
- そうではないな、ある調和をなして最後は無音に行き着くにしろ、その営為は外界に何らかの影響を与えて世界の有り様を変えるはず。しかし、自分は何も残さないだろうことに悲しくなるのだろう。
- 何事かをやってみて、結果的に無意味だと分かっても、元々無意味だったのだから損はないはず。しかし自分は、結局何事にも挑戦すらしないだろうというほぼ確実な予測が、自分を惨めな気持ちにさせるのだろう。
特に、平均律クラビーアなど、とても滑らか( リニアモータの滑らかではなくビロードの滑らかさ )だが、それにそのまま拍手できないのは我ながら随分とひねくれている。

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2008-04-27 昔夢会筆記～徳川慶喜公回想談～、平凡社（東洋文庫76）、渋沢栄一編、1966(底本1915) †

渋沢栄一は、旧主慶喜の伝記(大正6年刊行)を編纂するため、各地の公文書を蒐集するとともに、慶喜自身にも直接インタビューを行った。
- インタビューは「昔夢会」と称され、一橋家時代からの近臣が集まり、計26回行われた。本書は、そのメモ。
徳川慶喜(天保8(1837)-大正2(1913))
- 徳川幕府15代将軍(1866-1867)
- 内大臣従一位勲一等公爵。貴族院議員。(1902-1910)
渋沢栄一(天保11(1840)-昭和6(1931))
- 埼玉県深谷の豪農の出。一橋慶喜に仕官し、慶喜が将軍になるに従い幕臣となる。
- パリ万博に出席する慶喜の弟昭武の随員としてヨーロッパ各地を訪問中に明治維新。新政府の命により帰国。
- 新政府に請われ、静岡県、大蔵省で働くものの明治6(1873)退任。第一国立銀行（現みずほ銀行）をはじめとする数々の企業の設立に携わる。男爵
結構あけすけで面白いことが書いてある
- 朝廷の貴族は人の話を聞く気がない。西洋列強と幕府の戦力の差をこんこんと説明したところ、しきりにうなずいてくれたので、攘夷が無理なことをようやく理解してくれたと思ったが、最後に「それで譲位はいつやるの？」
- そもそも攘夷とは、急進的な改革を進めるためのスローガン。攘夷そのものが目的でなく、誰も本当に攘夷ができると思っていなかった
  - 今日、実父の水戸斉昭は攘夷の最右翼とされているが、もともとは財政破綻を回避するための方便。後年、本気で信じるようになっていったが・・・
  - 薩長も同じことだろう
- 小松帯刀は良い奴だった
  - 大政奉還をすることを相談したら、その日のうちに奏上することを勧められた。
  - しかし、夜も遅くなっていたので翌日奏上することにした。
  - しかし、その夜の内に薩長に倒幕の詔勅が下ってしまい、幕府は賊軍になってしまった。
  - 小松帯刀はきっとそういうことを知っていて忠告してくれたんだろう
- 島津久光はいけ好かない奴だった。
- 鍋島直大は日和見で信用できない奴だった。
- 井伊直弼は大局観はなかったが、果断な決断のできる奴だった。
- 禁門の変の時には皇居の防衛に当たっていたが、長州の狙撃兵が御所にまで銃撃してきて一時かなりヤバイ状態だった
- 禁門の変の後、すぐに長州討伐を行うことを江戸に進言したが、幕府がもたもたしている内に時期を失ってしまった(薩長同盟成立、加賀前田家が倒幕に傾く)
  - 次の昔夢会で、近臣が、当時の幕府はただ手をこまねいていたわけではなく、参勤交代を復活して大名の妻子を江戸に集めようとしていたことを調べだし、一同「ふーん、そうだったんだ」という話に
- 等々。
- 一方で今日のわれわれから見てどうでもいい事にこだわっているところもまた面白い
  - 謹慎していたのが「小座敷」なのか「休息の間」なのかにこだわって、しつこく訂正を求めている。
  - 「小座敷」は普段のくつろいだ場、「休息の間」は客をもてなす儀式の場。謹慎していたのは「小座敷」ではなく「休息の間」

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2008-04-27 池波正太郎の春夏秋冬、文春文庫、池波正太郎、1995 †

池波正太郎(1923-1990)
生前、雑誌などに掲載されたちょっとしたエッセイ、対談を集めたもの

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2008-04-13 Mozart Requiem、Deutsche Grammophon、Munich Philharmonic Orchestra、2006 †

モーツアルトの遺作
- モーツアルトの死後、彼の書斎からレクイエムの作曲を依頼する匿名の手紙と、作りかけのレクイエムの譜面が見つかる
- 当時、その手紙は死神(天使)からのもので、モーツアルト自身のレクイエムの制作を依頼するものだったと噂された
- 20Cになって、その手紙は、ある貴族からの亡き妻のための作曲依頼であったことが判明する
モーツアルト自身が作曲したのは、１４曲中最初の２曲のみ。後は、弟子や研究者による補作

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2008-04-13 GOLDBERG VARIATIONEN、OEHMS CLASSICS、Hansj醇rrg Albrecht: Johann Sebastian Bach、2007 †

コルドベルク変奏曲をオルガンで華やかに演奏したもの
- もともとはチェンバロ用の曲
- ピアノが主流になった時代から演奏されることが少なくなったが、グレン・グールド(1932-1982)がピアノ用に編曲してから再びピアノで演奏されるようになる
伝承によれば、バッハが弟子（コルドベルク）のパトロンであったカイザーリンク伯爵のために作った曲
- カイザーリンク伯爵：ロシアの駐ベルリン大使。7年戦争直前の緊張した国際情勢のために不眠症になり、それをいやすためにコルドベルク変奏曲が作られたと言われる
7年戦争：18Cの世界大戦。
- ヨーロッパでは、フランス・ハプスブルク・ロシアが、プロセインと中央ヨーロッパの覇権を争う
- アメリカ・インドでは、プロセインと同盟関係にあるイギリスが次々とフランス植民地を奪う（イギリスはヨーロッパ大陸での戦闘にはほとんど関与しなかった)
- 当初、最新兵器と斬新な戦術により、プロセインが優位に立つ。
- しかし、物量に勝る(人口比で400万人 vs 8000万)連合軍が押し返し、一時ベルリンを占領する。
- 長引く戦争により各国は疲弊し、ロシアが代替わりを機に離脱、フランス・スペインも海外植民地をイギリスに奪われて厭戦気分が高まる。シュレージェン地方の奪回が悲願のハプスブルグ（マリア・テレジア）も一国では戦線を維持できず、最終的にプロセインが奇跡的に勝利する。

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2008-04-13 MODAL JAZZ loves DISNEY、AVEX、2008 †

ディズニーアニメの主題歌を題材にしたジャズアレンジ
これはスゴイ
- 曲の頭は原曲のメロディーだが、だんだん脱線していって全く違う曲になり、最後はまた原曲のメロディーに戻る
- 3 曲目の Electrical Parade が特にお気に入り。思わず笑ってしまった

Winnie the Pooh(Winnie the Pooh and the Honey Tree) / THE FIVE CORNERS QUINTET
A Whole New World(Aladdin) / native
Main Street Electrical Parade(Disneyland) / AKIKO GRACE TRIO
Overture-The Jungle Book(The Jungle Book) / HELGE LIEN TRIO
A Dream Is a Wish Your Heart Makes(Cinderella) / orange pekoe
A Guy Like You(The Bells of Notre Dame) / IWAMURA manabu
Baby Mine(Dumbo) / LTC
When You Wish Upon a Star(Pinocchio) / NICOL CONTE
Love(Robin Hood) / Sunaga t experience feat.Till Bronner
Some Day My Prince Will Come(Snow White and the Will Come)
Beaty and the Beast(Beaty and the Beast) / Elizabeth Shepherd Trio
Parte de Seu Mundo〈Part of youe World〉(The Little Mermaid) / ROSALIA DE SOUZA

↑

2008-04-06 またぞろファシストどもが何かやろうとしているらしい †

インターネット上の「児童ポルノ」を規制する法案が今月にも国会に提出されるようだ
しかし、この法案は、言論統制の取っ掛かりとしか思えない
- この法案の目的
  - 児童虐待の抑止
  - 青少年が「不健全」な情報にアクセスするのを防ぐ
- 最大限善意に考えても、「臭いものに蓋」で実効性がない
  - 児童虐待を直接的に抑止するのではなく、画像や動画などのデータの載っているプロバイダを罰している。
  - 見て良いサイトと見て悪いサイトを人間が分類するのは不可能。ホワイトリスト（許可サイトのみ閲覧可）にしろ、ブラックリスト（禁止サイト以外は閲覧可）にしろ、限られた人間がすべてのサイトを監視するのは不可能。
- 結局はインターネット上の言論統制が目的なんじゃねぇの？
  - 何が有害かは、政省令や第三者機関が判断することになっている。つまりは、ファシストのさじ加減によってどうとでもなる
  - →恣意的な判断でどうとでもなる基準により、プロバイダにガサ入れできる
  - →プロバイダは面倒を避けるために自主規制をはじめる(「児童ポルノ」ばかりではなく、規制当局の意にそぐわないコンテンツが自主的に削除されるようになる。むしろ、それが目的)
- これって、最終的には、中国の金盾みたいなことをやりたいんぢゃ・・・
  - http://en.wikipedia.org/wiki/Great_Firewall
参考サイト
- ネット規制にばく進する自民党　「有害情報」を流せば懲役刑も (DIAMOND online)
  - http://diamond.jp/series/machida/10023/
- [児童ポルノ][ネット規制]本当に助けが必要な子どもは放置されているっぽい件について (去りにし日々、今ひとたびの幻 )
  - http://t2.txt-nifty.com/news/2008/04/post_2526.html=
- 日本の子供たちからインターネットが消える日 (osakana factory)
  - http://ofo.jp/blog1207249431.phtml
- 自民党憲法改正草案(2005)
  - http://www.kyodo-center.jp/ugoki/kiji/jimin-youkou.htm

↑

2008-04-05 帝国の膨張の終わり †

「司政官～全短編～」で、なぜ「司政官制度」が必要だったのか？つまりは、なぜ "地球連邦" は、基本施策を侵略から内政の充実に切り替える必要があったのかの考察

若年期の帝国は膨張（経済成長）することにより安定する
- 一人あたりの富の増大が、内的に抱える矛盾を覆い隠す
しかし帝国は無限に拡大することはできない
- いろいろ理由はあるが、同じペースで領域を拡大しても、一人あたりの富の増大が少なくなるのが一つの要因
  - より直接的には、軍事力の拡大を行えなくなる
  - 軍事力の拡大は、権力の源泉
- 地球上の帝国
  - 新しい領土は、帝国の辺縁の長さ（１次元）に比例する
  - 帝国の住民は、帝国の面積（２次元）に比例する
  - 帝国の領域が拡大すればするほど、一人あたりの富の増大が少なくなる
- ＳＦ上の銀河帝国
  - 新しい領土は、帝国の表面積（２次元）に比例する
  - 帝国の住民は、帝国の体積（３次元）に比例する
  - 帝国の領域が拡大すればするほど、一人あたりの富の増大が少なくなる
そのため、壮年期の帝国は国境線を固めて、軍縮を行い、内政を充実させる(内需拡大を図る)ことになる
- 内需拡大に移行できたごくわずかな例外は歴史に名を残し、そうでない帝国は軍事費によって直ちに経済が破綻した(３代目は唐様で売り家札)
しかし、やがて、内需の拡大をもたらし、帝国を数十～数百年繁栄させた統治機構は肥大化し、帝国経済はそのコストをまかなえなくなる。

地球上の帝国(2次元)

年数	首都～国境線	領域面積	増加面積(～掠奪品)	増加面積/領域面積(～一人あたり略奪品）
1	100.00	31415.00
2	110.00	38012.15	6597.15	0.21
3	120.00	45237.60	7225.45	0.19
4	130.00	53091.35	7853.75	0.17
5	140.00	61573.40	8482.05	0.16

96	1050.00	3463503.75	65657.35	0.01
97	1060.00	3529789.40	66285.65	0.01
98	1070.00	3596703.35	66913.95	0.01
99	1080.00	3664245.60	67542.25	0.01
100	1090.00	3732416.15	68170.55	0.01

経済や権力基盤を領域の拡大に依存している帝国が、毎年10里づつ拡大するとき、100年後には一人あたりの恩恵は 1/20 になってしまう

SF上の銀河帝国(3次元)

年数	首都星～国境面	領域体積	増加体積(～掠奪品)	増加体積/領域体積(～一人あたり略奪品）
1	100.00	2356125.00
2	110.00	3136002.38	779877.38	0.33
3	120.00	4071384.00	935381.63	0.30
4	130.00	5176406.63	1105022.63	0.27
5	140.00	6465207.00	1288800.38	0.25

96	1050.00	2727509203.13	77189011.13	0.03
97	1060.00	2806182573.00	78673369.88	0.03
98	1070.00	2886354438.38	80171865.38	0.03
99	1080.00	2968038936.00	81684497.63	0.03
100	1090.00	3051250202.63	83211266.63	0.03

経済や権力基盤を領域の拡大に依存している帝国が、毎年10光年づつ拡大するとき、100年後には一人あたりの恩恵は 1/10 になってしまう

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2008-04-05 速読速聴英単語 Advanced 1000 ver.3、Ｚ会、2008 †

速読速聴・英単語 Core 1900 ひとまず修了
- 単語チェック後
- 添付CD(遅いバージョン)のペースで朗読
- 添付CD(速いバージョン)のペースで朗読
- 仲の悪い単語( adolescence=思春期とか )が若干残っているので、もうちょっと残務整理が必要かな
全43編、5月から1週に5編やっつける予定で

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2008-04-05 司政官～全短編～、創元ＳＦ文庫、眉村卓、2008 (初出は 1974～1980) †

遠い未来、地球連邦は圧倒的な軍事力を元に積極的な拡大策をとりはじめ、１００年が経つ頃には１０００以上の恒星系を領有するに至った
しかし、経済的な限界によりこれ以上の征服事業は困難になり（この小説中のワープ技術には速度的な限界があるらしい）、また占領地の無理な軍政が原住民や植民者との軋轢を生み始めたため、地球連邦は「司政官」制度を創設する。
「司政官制度」は、軍政を引き継ぎ、原住民と植民者の調和を図りながら (いざとなったら連邦の側に立つが)、最終的には自治ができるレベルまで民度を引き上げることを目的とする
- 司政官は、１０００倍以上の倍率を勝ち抜いたトップエリートで、辺境惑星では絶大な権力を持つ
- ５年程度の任期で任地を転々とし、最後は治安が安定し、気候も穏やかな任地を治めた後、０番星系（地球）の市民権を得て引退するか、巡察官になり連邦中央でさらなる高官を目指す。
- 実際の政務は、ロボット官僚群が行う
  - 司政官の補佐を務めるSQ1を頂点とするピラミッド組織
  - その惑星の状況に高度に適応し、基本的にその惑星で朽ちるまで働く
  - 融通が利かず、新しい状況には適応できない
全７話
1. 長い暁
  - 時代　:司政官制度発足直後
  - 惑星　:ミローゼン (大洋に島嶼が散在する温暖な惑星）
  - 司政官:ヤトウ・PPK・キーン
  - 原住民:ヒューマノイド(青銅器時代レベル)
  - 人類　:連邦軍数十名 + 司政官
  - 余り重要でない惑星に実験的に送り込まれた司政官が、連邦軍にお客さん扱いされながら、原住民との初めての外交交渉に及ぶ
2. 照り返しの丘
  - 時代　:司政官制度発足後数年
  - 惑星　:テルセン (中央大陸に幾何学的な道路が張り巡らされている惑星）
  - 司政官:ソウマ・PPK・ジョウ
  - 原住民:機械生命体 (この機械生命体を創った有機知的生命体は絶滅したようだ)
  - 人類　:司政官のみ
  - 駐留軍が、軍事力を以て有機知的生命体の遺跡を調査しようとしたところ、原住民の大規模な反乱を招き撤退、統治は司政官に引き継がれた
3. 炎と花びら
  - 時代　:司政官制度発足後１０年前後
  - 惑星　:サルルニン (大洋が無く全土が湖沼な惑星）
  - 司政官:クロベ・PPK・タイジ
  - 原住民:植物知性体
  - 人類　:司政官＋研究員
  - 先任の駐留軍は、統治に従順な部族に保護を与え、敵対する部族を野生種として狩りの対象にしていた
  - そんな軍政をひきついだ司政官の物語
4. 扉のひらくとき
  - 時代　:司政官制度発足後２０年前後
  - 惑星　:ゼクテア (山脈により中央大陸は細かく盆地に分かれる）
  - 司政官:シゲイ・PPK・コウ
  - 原住民:ヒューマノイド（温厚な農耕民...普段は)
  - 人類　:司政官＋観光客（軌道上の宇宙港は、連邦の交通の要衝)
  - このころには、司政官制度は連邦の統治機構の背骨となり、司政官の権力は確立されている。
  - ゼクテアでは、数年おきに諸部族の大移動が起き、それを見物しようと連邦の高官や民俗学者が集まってくる
5. 遙かなる真昼
  - 時代　:司政官制度発足後３０年前後
  - 惑星　:ネネギア (いつも曇っていて晴れることのない惑星）
  - 司政官:オキ・PPK・ナスカ
  - 原住民:カエルとブタを足して２で割ったような生物 (貨幣経済・官僚制度・産業革命が一緒に始まろうとしている)
  - 人類　:司政官＋不法移民（連邦社会の落伍者）
  - ネネギアの最大部族ピジャジャスタは、因習にとらわれた部族社会から、一気に近代社会に移行しようとしているが・・・
6. 遺跡の風
  - 時代　:司政官制度発足後５０年前後
  - 惑星　:タユネイン (いつも花の香りのする温暖な惑星）
  - 司政官:カゼタ・PPKB・モロ
  - 原住民:数千年前に絶滅（遺跡が残っている)
  - 人類　:数千万人の穏やかな生活を望む人間
  - 司政官の終着点とも言うべきタユイネンに着任したカゼタは、数年間を何事もなく過ごし、引退するはずであったが・・・
7. 限界のヤヌス
  - 時代　:司政官制度発足後７０年前後
  - 惑星　:カンゼゼア (鉱物資源に富んだ惑星）
  - 司政官:セイ・PPKC・コンダ
  - 原住民:ヒューマノイド（鉄器時代レベル)
  - 人類　:人口数千万人の鉱業を中心とする活気ある社会 (アメリカ独立直前がモデル？)
  - この時期には、司政官制度は揺らぎ始めている。原住民と植民者の間の軋轢、影響力を維持したい連邦中央と自治権を求める辺境惑星の軋轢、それらを同時に満たすことを目的とする司政官制度の矛盾が明らかになり始める
  - 独立運動の高まりと、その裏で策謀する連邦軍の影、司政官制度を根本から揺るがす何かがこの惑星で始まろうとしていた

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2008-04-05 戦時下ジョーク集、中公新書ラクレ、早坂隆、2008 †

略年表

1929.04	世界大恐慌
1931.09	満州事変
1932.01	第一次上海事変
1932.03	満州国建国宣言
1932.05	5.15事件
1933.03	日本、国際連盟脱退
1936.02	2.26事件
1936.12	西安事件(第一次国共合作)
1937.07	盧溝橋事件
1937.08	第二次上海事変
1937.09	第二次国共合作
1937.11	国民政府、重慶へ遷都
1937.12	南京事件
1938.05	日本、総動員令
1939.05	ノモンハン事件(～8月)
1940.09	日本、北部仏印進駐
1941.07	日本、南部仏印進駐
1941.12	真珠湾攻撃(太平洋戦争)
1942.01	日本、マニラ占領
1942.02	日本、シンガポール占領
1942.03	日本、ジャワ占領
1942.06	ミッドウェー海戦
1942.08	ガダルカナルの戦い
1943.04	山本五十六戦死 ★
1944.10	レイテ沖海戦
1945.02	硫黄島の戦い
1945.03	東京大空襲
1945.05	ドイツ無条件降伏
1945.08	広島・長崎に原爆投下
1945.09	日本無条件降伏

戦争中の庶民史を芸能の世界からあぶり出す
今日、世界大恐慌から敗戦まで、まるまる暗黒時代の様に語られるが、お笑いの観点から見るとそうとも言えない
窮屈な世相はあったにしろ、昭和18年(1943)までは世相は明るく、漫才や雑誌のジョーク欄も盛んだった
国民も嫌々戦争に引きずられていたのではなく、日中戦争当初は、戦争によりいち早く恐慌から抜け出せたことから、消極的にしろ戦争を支持していた
状況が厳しくなるのは、戦況が悪化した昭和18年(1943)から、
- 言論統制が厳しくなり、馬鹿馬鹿しい取り締まり(敵性語など)が始まったのはこの頃
- 「暗黒時代」のこととして伝えられているのは、この時代(1943-1945)のこと

それに伴い、落首(アネクトード)も

新聞報道 : 「レイテ沖海戦は天王山」（豊臣秀吉と明智光秀の天下分け目の戦い）
落首　　 : 「レイテ沖海戦は天目山」（武田勝頼終焉の地）

「鬼畜米英」と言われだしたのもこの時期のこと
- しかし、多くの人が「鬼畜」として憎んでいたかと言えばそうではない
- 昭和9年(1934)には、来日したベーブルースに熱狂し、ジャズを聴いていた日本人が、10年でそう変わるものでもない
- ただし、この時期に幼年教育を受けていて、空襲に遭った人は、心底そう感じていたかも知れない
- 現在(21C)、当時のことを証言してくれるのはその世代の人なので、今の日本人は、当時のすべての日本人が「鬼畜米英」と感じていた様な印象があるが、それは正確ではない

Random

～1950	戦時経済
1950～1970	ケインズ流の修正資本主義
1970～1980	経済の行き詰まり
1980～	新古典派による経済改革(レーガノミックス)

サブノート	13.3inch	1280*800	A4弱
GH-JEF223SHB	22inch	1680*1050	A3強